千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

手帳カバーを考える

2022-10-23 08:00:00 | 革製品
いつもご覧頂き有難うございます。
【Handmade Leatherwork Akashi】の
中の人、Akashiです。
今回のブログは前回の続きです。

前回、手帳の用紙セットが決まりました
のでいよいよレザーです。
もう何点か製作、販売し、ご購入頂いた
作品もあるのですが、手帳製作はまだまだ
続いていきます











第1弾はヒネリ金具式です。

使用した革は床革の加工品。
床革とは銀面を漉いた後に残った革の
事を言います。

革の表側を【銀面】、裏側を【床面】と
呼び、銀面を取った後、つまり、
表も裏も床面になった革の事を【床革】と
いいます。
床革は強度が弱く、立体製品には向かない
ので、捨てられる事が多い革です。
この革はその床革を再度、デザイン加工
した革で、個人的にこの雰囲気が気に
いっていたので敢えて使用してみました。
因みにですが、再度、デザイン加工した
からと言っても強度的には何も変わらず
通常の革と比べると強度は劣ります。
今回はこの革を使用した形の違う手帳を
3点、ご紹介させて頂きます。

第1弾の仕様はページ同士を麻紐で纏め
その麻紐を引っかけるように本体に
ディアスキンレース(鹿革紐)で更に縛り
纏めました。
個別に縛る事で自由にページ数を増やし
たりのカスタマイズが容易にできると
思います。











第2弾は

2つ折りにして革紐で繋げた鍵を使って
留める仕様です。
中心に革紐を巻いて留めるので上側が
フリーになり、捲れる事もあるので、捲れ
防止の重り代わりに金具を付けました。
この重りにより、開け閉めもスムーズに
なりました。
革紐は少し、余裕を持って巻きましたので
ある程度ページ数を増やしても大丈夫です。
また、革は伸びますのでそこの伸びしろも
加算されます。












第3弾は趣向を変えてのトラベラーズ
ノートです。

こちらは市販のクラフト用紙を縦長に
カットしてディアスキンレース(鹿革紐)
で纏めました。
トラベラーズノートですので、ご自分で
1から雰囲気作りした方がいいかな?と
思い、フレークシールを貼っただけで
余計な物はいれませんでした。

個人的にはトラベラーズノートはゴム留め
が雰囲気あると思い、初めてゴム留めの
手帳を製作しましたが、この【ゴム】を
どう纏めるのかに悩みました。
縛って止めるのか、、、
端止めを使うのか、、、
色々、調べた結果、ゴム同士を繋げる方法
にしました。

穴に縛ってゴムを留める場合、ゴムは
引っ張った時に伸びて抜ける恐れが
あります。
また、端止め金具を使うと書くときに
それが当たり、浮いたり、段差になって
書きづらかったりしますね。
ゴム同士を繋げる事がストレスフリーで
使えます。
と、いう事で 次回のブログは
【ゴム同士を簡単に繋げる方法】を
ご紹介させて頂きます。
有難うございました






















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