千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

革にステンシルを考える

2020-06-29 07:56:51 | 革製品
趣味として色々な物をペイント
していますが、その中の一つの技法
として、ステンシルシという物が
あります。

ステンシルシとは元となるステンシルシート
とい型があり、それを写すペイントです。

文字だったり、絵だったり種類は
色々あるんですけど、、、
今回、面白い物をみつけました





一見、普通のカッコいい感じですが
よ~~く文字を見ると、、、
【ワレワレハ ウチュウジンダ】
【ケプラー442B】(星の名前)
【エリア51】(疑惑の基地の名前)
などのふざけた文字


自称、陰謀論者の私としては
買うしかないでしょう~~



さて、、、、
ここからです。
この方のステンシルは精度が高くて
素晴らしいのですが、これを綺麗に
写す事ができなければ台無しですね。

ステンシルは写す物によって簡単だったり
難しかったりします。
多分、革は難しい部類だと思います。
その上、今回、購入したステンシルは
細かい文字がたくさんある物です。
(画像の物はハガキサイズです)






色々、試してみました。
絵具等の顔料を使ってみたり
ステイズオン(油性のスタンプ)
油性の缶スプレー

移し方も叩いたり、吹いたり、、、、
そして、筆やブラシ、綿棒等々
試す事、選択肢は山ほどありました。。

革はピシッと平らにならず、平らな所に
置いてもなんとなくフワッとしています。
これが、厄介なんです。

確実にやるならステイズオンみたいな
硬めの顔料を使って細い綿棒等で
少しずつ叩きながら進めていく。
(文字が小さくて入りずらいんです。)
ただ、凄く時間がかかります。。。
因みにですが、アクリル絵具等の物は
緩すぎて滲んでしまいました。
これも、にじまない方法があるには
あるのですが、時間がかかり過ぎるんです。






こちらは缶スプレーでの1発目。
滲んでぼやけていますね。。
しかも養生が甘くて右端にテープの跡が
付いています

この失敗は最初から吹く勢いが(量)が
多かった事です。
軽く、薄く、薄く、何度も拭く事が
重要なポイントです。
そして、養生。
先程も言ったように革はなんとなく
フワッとしていてきっちり平らに
ならいなので、できるだけ平らに
なるように養生していく事が大事ですね。


何度も試しているうちになんとなく
コツが分かってきたので



サコシュを作ってみました
文字をきっちり出すか
ぼやかすか は
雰囲気だったり好みだったり、な
気がします。

なんとなくぼやけていてもそれは
それでいい感じに見えるし
メリハリがついた物もそれはそれで、、、
って感じだと思います。
ただ、それが偶然の産物ではなく
狙い通りに仕上げられるようにスキルを
上げないと作品に影響が出てしまします。
まだまだ、練習します


同じ作品でもステンシルを使うだけで
違う表情になり、別物に変身します。
個人的にもこういうのは好きなので
増やしていければなぁ~と思ってます。











ホームページ
↓   ↓
Handmade Leatherwork Akashi





住所   千葉県柏市南柏1-2-6 
     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちょいとブレイク

2020-06-25 07:51:43 | 革製品
iphoneのハードケースが割れて
ボロボロになったので新調しました。




いつもは薄く伸びやすい革(ヘビ等)で
やるのですが、今回はクロコダイルを
使用しました

この革を貼る作業はとても簡単です。
対象となる革にゴム糊を塗り、ケースにも
塗り、お互いを貼り合わせてから
ケースの形にカットするだけです。

ポイントとしては、ただ、貼るのではなく
アイロン等で熱を加えながら
貼っていきます。
革は大体60℃位で変質してしまうので
低温でゆっくり熱を加えます。
熱を加えると接着剤が溶けて
より強力に接着する事ができるので
貼りずらい物には有効な手段ですね。
お試しあれ





100均で遊べる物を見つけました。

大きなクリップ
リペイントすればおもしろ荘


完成

錆びの立体感も出せてなかなかです^^
【新品のサビサビ】

錆び感を出す為に色々なアイテムを
使用しているんですが、この辺が
自分の完成形かな~って思っています。
触った感じもザラザラした錆びの
感触があります。

こういうのを表現するのって
本当に楽しいんです





9月に開催予定のイベントでは
新型コロナウイルス感染予防の為の
いくつかのルールがあります。

そのうちの一つが金銭授受には
トレイを使用するという事です。

巷ではトレイを使用している所が
多くなっていますが、、、
個人的は何の意味もないと思っています。

国内で色々な人が触ったお金を
自分が素手で取り、トレイに乗せて
それをお客さんが素手で取る。
なんの為のワンクションでしょうか
意味が分かりません

100歩譲って、せめて、手袋を
するのなら分からなくないでも
ないですが、、、、

トレイってお釣りを簡潔に確認
できるアイテムであって感染症の
予防ができる物ではないのにね。。。

まぁ~、私は感染症の専門家ではないし
やれってルールならやりますが、、、、

なので、当日は使い捨て手袋をこまめに
変えて対応したいと思います。
そもそも、イベントってお客さんと
会話しながら作品もベタベタ触られながら
成立する物なので、全員が手袋や
マスクをしないと
意味をなさない気がしますが。。。

しかも、こういうのって個人レベル
じゃなくて全員の認識の元
おこなわれないとね

まだ、開催予定ですので、感染人数が
増えてきている現在、どうなるか
分かりませんが、楽しく開催できるように
準備だけは進めていこうと思います







依頼だ・・・・













ホームページ
↓   ↓
Handmade Leatherwork Akashi





住所   千葉県柏市南柏1-2-6 
     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レザースリッパとキャスケットの試作

2020-06-23 08:39:56 | 革製品
先日、製作したスリッパの型紙を
使用して革を切り出しました。




とりあえず、ブラック&レッドの2色で
2パターン製作しました。

スリッパのパーツは5パーツ
カブセ部は2パーツなので
違う組み合わせになるように
組み合わせました。



このスリッパの難所

カブセを巻き込むように底部に
縫っていきます。

この時、しっかりと縫い合わせないと
隙間から糸が見えてしまいダサく
なってしまいます。

曲げ均しながらひと目、ひと目
丁寧に縫っていく必要があります。





完成しました

土踏まずの辺りにはクッションを
入れていますので、そこが足に当たると
気持ちがいいです




底部の革は2mm位のヌメ革を使用し
裏側にも1、5mm程度の革を貼っています。

私自身も2年位前から使用していますが
現在もなんの問題もなく使えていますよ



別バージョン

こちらの底部はピンク
ステッチはオレンジです。

先程のスリッパとは左右逆の
カラーです。

色違いであと、2~3足製作しようと
思います。





そして、キャスケットの試作も
完成しました

少し、厚めの革を使用したので
カッチリした感じに見えますね。

サイズ的にも大きくなってしまったので
次の試作はもう少し薄い革でサイズも
小さめに作ろうと思います。

これは6枚はぎですが、8枚はぎも
作ってみたいな















ホームページ
↓   ↓
Handmade Leatherwork Akashi





住所   千葉県柏市南柏1-2-6 
     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イベントに向けて

2020-06-19 08:08:39 | 革製品
ですね・・・・

突然ですが、雨と聞いて思い出す歌って
ありますか

私は『雨に歌えば』、『冷たい雨』、
『雨の西麻布』
などなど、世代がバレバレな感じです。。。
雨の歌っていい歌が多い気がしますね^^



雨が降っている今日から休業要請が
全面解除になり、無観客ですがプロ野球も
開幕します。
まだまだ、コロナ対策が必要ですが
少しずつ、新時代の幕開けです。

不安と期待が複雑に絡み合い
晴れ晴れした気持ちとは程遠い感じも
しますが、恐れていても何も始まりません。

ワクチンや薬が早くできる事を願いながら
コロナ対策をしっかりして前に進んで
いきましょうね



って、、、
前振りをしつつ、、、、
毎年、我孫子で行われる
【O’るりの暮らし】の開催が決まりました。
状況により、中止になる可能性もありますが
一応、決定という事です。

開催は9月ですので、あと、約3ヶ月。
決定したからには皆さんに楽しんで
頂けるように作品も製作していきます

詳細はこちらで確認して下さいね
【O’るりの暮らし】




その第1弾として

恒例の1000円商品!
文庫本サイズのブックカバーを
製作しました。

色々な革を使用して製作しましたので
それぞれの革の魅力を楽しんで頂ければと
思います

1000円商品も色々な種類を製作
していきますので、お楽しみに



第2弾は

室内用のレザースリッパ

今回も私の作品はスチームパンク系と
そうではない普通のレザー作品を
持って行きたいと思っています。
『この人、マスクだけじゃないんだ』と
思って頂ければ

このスリッパはどちらの要素も
入ってるかな




もはや、革ではないお仕事も

布のエプロンに布のペンポケットを
付けるご依頼です

まぁ~、自分でデニムの裾上げなんかも
してるのでできない訳ではないですが
一応、革屋です


孫の手のように

痒い所に手が届くを目指しています













ホームページ
↓   ↓
Handmade Leatherwork Akashi





住所   千葉県柏市南柏1-2-6 
     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミニノマスクと新パターンなペストマスク

2020-06-14 08:05:08 | スチームパンク
周りの人と比べると
かなり、遅くアベノマスクが届きました


アベノマスクが届いたら
やりたかった事が、こちら

ミニノマスク

届いたアベノマスクの用紙を縮小、縮小
また、縮小して切り出し、不織布の心材を
カットしました。

正直、もう少し小さくしたかったのですが
これ以上はカットする事が難しくなるので
若干、大きめですね。。。

まぁ~、1ネタですので
そこは寛大な心で



国で配るマスクなんてこれから先
ないかも知れないので未開封の物を
300年位保存しておけば、プレミアが
付くかもしれませんね








新しいペストマスクのパターンを
作りました。

嘴が長いバージョンです。

嘴が長くなると前が重くなり
場欄が難しくなるので
直線にならないように緩やかな
カーブをキープしつつ、丁度いい
角度を出すのが大変でした。。



顎側のハトメの数も増えました





試作の完成です
なかなかいい~んじゃないでしょうか













ホームページ
↓   ↓
Handmade Leatherwork Akashi





住所   千葉県柏市南柏1-2-6 
     南柏ビル 605
TEL    0471-43-9998
定休日  不定休
営業時間 AM 11:00~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする