千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

松吉さんへ!

2024-02-13 08:00:00 | 皮革材料
いつもご覧頂き有難うございます。
【Handmade Leatherwork Akashi】の
中の人、Akashiです。
今回のブログは先日、セールを開催して
いた革屋さん【松吉】さんへ行った
様子です。







まずは、、、1番肝心な店構えの写真
は忘れました。。。。
住所は東京都台東区東浅草2-16-7ですが
私は南千住から徒歩で向かいました。

泪橋を通り過ぎ、真っ直ぐ歩く事10分
くらいで到着です
因みにですが、栄えていない側の南千住は
昭和の香りが漂う、ノスタルジックな
雰囲気とカオスな香りが交じり合う
とても面白い街です。
泪橋は【あしたのジョー】で有名な場所
ですね。



話しが逸れましたが、松吉さんのセールで
売られている革はデシ10円~の激安品も
たくさんあります。

この辺りはデシ20円でした。
様々な色と様々に加工された革があります。
多分ですが、枚数が少ない革もあると思い
ますので、狙った革を探すなら初日がいい
かもしれませんね。
セールは2月9日~15日まで行われています。














ギンギラの山羊革。
変わっているので好きな人は好きかも
しれませんね。
なんとデシ10円の革もありました













こちら2Fのコーナー。
デシ35円~50円の革、そして、定番品の
革も販売されています。

先程の革のコーナーは3Fでデシ20円で
でした。
そこから比べると50円って高く聞こえ
ますが、世の中の革はもっと高いので
この品質の革をデシ50円で買えるのは
凄く、お得だと思います。













定番品。
定番品はセール価格ではありませんが
栃木レザーや松吉さんオリジナルレザー
ヨーロッパの革などが売られています。
私個人的には松吉さんのオリジナルレザー
である【アラバスタ】という商品が好み
です


松吉さんのセールは2ヶ月に1回のペースで
行われていますが、実は私自身、コロナ過
を含めて6年ぶり位の訪問でした
皆さん、お元気そうで良かったです
このブログを見て気になった方は是非
1度、行ってみて下さい。
革について分からない事もスタッフの方が
優しく教えてくれますよ
私も次回、タイミングが合えばまた、行き
たいなぁ~と思っています。
有難うございました



























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住所   千葉県柏市南柏1-2-6 
     南柏ビル 605
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営業時間 AM 11:30~PM 20:00
メール   tkhs3150@pd6.so-net.ne.jp
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ドールハウスの本と新しい革

2022-03-05 08:00:00 | 皮革材料
私の最近はレザークラフトより木材や紙
を使ったミニチュア物の製作率が高い
のですが、、
そんな私の事を見た生徒さんが持って来て
くれたドールハウスの本達

少し前の本らしく今では貴重らしいです。
私がこれから作りたい物のヒントや作り方
などが載っているので、とても参考に
なります。
見ているだけでも想像力が広がりますね
どれだけ革に転用できるか分かりませんが
頑張ります







この流れでカッコいい革を仕入れたので
ご紹介しますね
似たような革ですが微妙に色合いが違う
2枚です。


みんな大好きカラー【キャメル】です。
個人的に革の鞣しの種類ではコンビ鞣しが
好きなので、2枚共、コンビ鞣し。

~~コンビ鞣しとは~~
タンニン鞣しとクロム鞣し2つの鞣し方
つまり、コンビネーション鞣しをした革の
事を略してこう呼びます。
また、タンニン鞣しとクロム鞣しの比率を
変える事でタンニン鞣しよりとかクロム
鞣しよりとかにもできます。
そして、タンニン鞣しよりの事をヘビタン
(ヘビータンニン)と呼びます。
因みにこの呼び方は関西での呼び方で関東
では使っていません。

コンビ鞣しとクロム鞣しの見極め方は
少し難しいのですが、目安としてクロム
鞣しの革はあまり厚い革がありません。
この革のように2mm位のクロム鞣し
みたいな感じはコンビ鞣しである率が
高いです。
また、半裁の大きさもコンビ鞣しの方が
クロム鞣しの革よりも小さい物が多いです。
これは、鞣しの作業工程の違いが関係して
います。
そして、コンビ鞣しの方が腰があるという
か、張りがあります。
価格はコンビ鞣しの方が若干、お高いです。

使用した感じはコンビ鞣しの方がやはり
張りを感じます。
裁断する時はクロムレザーみたいに伸び
ないので切り易いです。
また、コンビ鞣しはタンニン鞣しも
施してあるので、ある程度はコバも
磨けます。








2枚の色を比べると微妙に違うでしょ
あなたはどちらが好みですか


         コンビ鞣しの使者より






















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生皮との格闘

2021-01-27 09:00:52 | 皮革材料
皆さんは【生皮】というのをご存じ
でしょうか
一般的には豚の生皮が有名ですね。
(和太鼓等に使われています。)

豚の生皮



ここで問題です
生皮は『革』とは表記されず『皮』と
なります。
何故でしょうか

『皮』は鞣しを施して『革』という字に
変化しますね。
因みにですが、『鞣』と言う字は
革を柔らかくするという所から
できています。

では、【生皮】はというと・・・
日本皮革産業さんで調べてみると

原皮を石灰漬けなどにより脱毛し
さらに油脂やほかの薬剤で処理し
現在の鞣しの定義としての鞣し剤を
用いた鞣しを行わない皮。 とあります。

つまり、【革】に変わる手前で終わりに
しているのでまだ【皮】なんですね。
先述したように『革』が『柔らかい』=『鞣』
この『鞣し工程』をしていないので
『皮』のままなんですね。



前置きが長くなりましたが本題です
この生皮はとても硬く販売されている
状態は形状記憶皮です。

こんな感じで丸まっていて力一杯
広げても丸まる力に負けます。
丸まる事に生き甲斐を感じてます

なので、生皮で何かを作る時は
この丸まりを取らなければ使えません。

形成する方法は水やぬるま湯で『戻す』
という事をします。
戻し過ぎると白くふやけてしまい硬く
なるまで時間がかかってしまいます。

私の場合ですが、ぬるま湯で5~6分
程度です。

適当な容器がなかったのでトコノールの
空きボトルで
半分ずつ戻しても問題ないので
こんな不格好でも大丈夫です。

しかし、ここからが問題です
革は、その全てが円筒の形をしています。
円筒の形を開いて無理矢理平らにした
物が革になります。
なので、水を入れて乾かしたり
熱を入れたりすると自然の法則として
繊維の方向に歪んだり、丸まろうと
する力が発生します。
完全に乾くまでの間、これが
繰り返されるので注意が必要です。




戻したばかりの状態はこんな風に
白っぽくなり柔らかいです。
(鳥皮みたいです。)




硬くなってくると黄色ぽくなります。

半乾きの頃から丸まる力が出てくるので
重りを置いたり、プレスしたりして
状態を見ながら平らをキープします。
ウエットフォーミングをしたいのなら
この状態の時に固定します。

固まったらまた、バリバリの状態に
戻るので自分が作りたい物に合わせて
どの位の乾きの時がいいのかを
見極めると作業がしやすいと思います。


私は今回、平らに固めてから硬い皮を切る
方法を選んだので歪まず、平らにする事
だけを考えて戻しました。


格闘の末

スケルトンブレスレットの完成です
生皮は戻しから乾燥までが時間が
掛かりますが、色々な可能性があって
改めて面白いなぁ~って思いました












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仕入れ

2019-10-02 20:14:58 | 皮革材料
今日は久しぶりの仕入れに行って
きたので、お店の紹介も兼ねて
進めますね


午前10時位に浅草橋に着いて
最初に伺ったのは【タカラ産業】さん

店舗も増えて、より、見やすく
なりましたね。
リフォーム後なので とても綺麗です
タカラさんは なんでも揃う
オールマイティなお店です。



タカラ産業さんを裏手の方に地下鉄方面に
向かうと

【MKプラス】さんがあります。
MKさんでは真鍮製の金具や
他では売っていない変わった金具があり
とても面白いお店です。
また、スタッフさんが親切、丁寧に
説明してくれて フレンドリーなお店です。




ここから、鳥越神社の方へ歩き
更に浅草方面へ歩いて行くと
金具屋さんがたくさんある通りに出ます。
この通りで寄るのは

がま口専門店の【角田】さん
あらゆるがま口の金具が販売されていて
型紙や革も販売しているので
初めてがま口を作る方には心強いお店です。
もちろん、副資材等も販売してますので
がま口以外の物も揃います。




角田さんの斜め向かいには

YKKのファスナー屋さんがあります。
文字通り、ありとあらゆるファスナーや
スライダー等が販売されています。
1点から切り売りしてくれるので
大量に購入したり、混んでたりすると
結構、時間がかかってしまいます。
なので、私は注文を先にしておいて
他のお店を周り、1時間後位に取りに
行ってます。
この辺りの問屋さんは 結構、気さくに
対応して頂けるので 有難いですね




角田さんと同じ通りを歩いて2分位の所に
【三洋商会】さんがあります。
現在はお店が建て直しの為
違う場所に仮店舗があります。

ここの写真を忘れましたが、、、、
ここでは基本的な様々な金具が売られています。
サイズやカラー、素材等を含めると
多分、千種類位 もっとかな
とにかく、大量にあります
問屋さんなので価格も安い
用がなくても必ず寄らせて貰う
お店です。。。





ここから、また、2分位歩くと

【横谷】さん
ここも金具屋さんですが
ここには鞄等の錠前やタテカン等が
販売されています。
他とは違う本格的な高価な金具もあったりして
ちょっと緊張しますが
ここでしかない物もあるので
3回に1回位、寄る感じです。
今回もいい感じの錠前を仕入れてきました




この辺を左に折れ、5分位、歩くと

【大戸糸店】さんがあります。
ここではレザークラフト関連の道具の他に
ミシンや漉き機等の部品も販売されています。
今回は両面テープやゴム糊を買いに行きました。
いつも使用していたゴム糊が販売中止に
なったので代替え品は何がいいのか
聞いたり、色々相談に乗って頂いています。
いつも的確な答えを親切に教えてくれます




とりあえず、この位で、いわゆる浅草橋
エリアは終了です。
ここから浅草寺を目指して歩いて行きます。


途中にはこんな名所もありますよ


浅草寺を通り過ぎて浅草駅も通り過ぎて
少し行くと

金型屋さんや写真はありませんが
ひうちや燧商店さん等もあります。



そして、もう少し歩くと

【マモル】さん
ここは靴の材料を販売しています。
今回は寄りませんでしたが
夏場のサンダル製作の材料を仕入れたりします。
あの有名な靴職人もご用達らしいですよ




更に南千住方面に歩いて行くと
右側に

【君塚】さん
ここは革専門店です。
色々な革が安価で販売されています。
最近ではあまり、行ってないですが
とにかく安い革がたくさんあります。
お店のおじさん、元気なのかな




更に歩いて行くと
本日のメインディッシュ
【松吉】さん
ここも革専門店です。
今日は2ヶ月の1度のセール中という事で
やる気満々で興奮しすぎて写真を忘れるという
、、、

色々なお話もさせて頂き
カッコいい革も購入できたしで
とても満足でした!
また、2か月後を目指して
お金を貯めなきゃ




ここまで来れば南千住は目と鼻の先です。

矢吹 丈を探しながら




到着




計6時間の仕入の旅が終わりました
なかなか、濃い1日でしたが
買い忘れもなく、無事に帰宅です
お疲れ様でした














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ラウンドモールも比べてみた!

2019-02-10 08:47:19 | 皮革材料
先日、ゲージの日中対決をしましたが
今日はラウンドモールの米中対決です


まず、【ラウンドモール】とは
トップが円筒形になっていて、木槌みたいに
1辺が目減りしないのが特徴です。
また、打つ音も木槌と比べると静かです。
アメリカで一般的に使われていて道具です。


私が使用しているラウンドモール

某有名ブランドの物です。
重さは20オンス。
重さもアメリカ表記ですが、実際に計ってみると




ちょっと重めの637g
カービングをやる方だと目的に合わせて
重さ別に数本、使用するみたいですが
私は菱目打ちや刻印を打つ目的なので
少し重めにしました。

購入したのは10年以上前ですが
なんのダメージもなく、この先も
同じ年数位は使用できる気がします。



そして、試しにに購入したのがこちら

密林で購入した中国製の物です。
お値段は1300円位です。

上記のアメリカ製の物は購入時に自分で重さを
選べますが、こちらは




大体、この位の重さ1種類です。
オンス表記だと8.5オンス位ですかね
少し軽めな感じがしますが 女性でしたら丁度いい気がします。

芯が歪んでいたり、軽いのですぐ倒れてしまったり
しますが、使用感は全く問題ありません。
木槌みたいに目減りして、打ちづらくなったりしないので
木槌を買うのなら こちらをお薦めします。

道具はそれぞれ、相性があるし、拘りもあると思いますが
中国製だからと偏見で思わず、実際に使用してから
文句を言う事を言いましょうね

実際にスマートフォン等は中国の会社の物が
人気があったりしますし、レザークラフトも
素晴らしい作品を製作している方がたくさんいますよ。
(見ると驚くので検索してみてね!




そして、私

2mm幅で少しピッチも細かく
チマチマとミシン縫いのお仕事も熟してます












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