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河津桜お花見その(三)伊豆の踊子の宿・福田屋

2022年03月09日 | 花便り!

河津桜お花見次の目的は、若い頃に読み忘れられない川端康成の名作「伊豆の踊子」の舞台となった「踊りの子宿」が現存しているとの事一目見たいと♬心踊らせて♪訪ねてみました!
「福田屋」さんの駐車場に車を置き、美しい川津桜満開の道を少し下った川の反対側に「伊豆の踊子」の宿が
見えてきました!

「伊豆の踊子」の宿は天城峠を下ってきた「湯ヶ野温泉」の街の中に
ありました。

「踊り子の足湯」が湯ヶ野橋のたもとにあり、
橋を渡った向う側に「伊豆の踊子」の宿「福田屋」さんがあります!

天城峠で伊豆の踊子の一行と一緒になり、
ここから下田まで彼らと一緒に旅をすることになる!

一高の学生だった川端康成の泊ったお宿!「福田屋」
川端康成はその後、伊豆の自然、風景、温泉が好きになり
度々伊豆を訪れ執筆活動を行ったそうです!

情緒のある「湯ヶ野橋」の正面に!
但し、踊子の一行はこの宿には宿泊せずに川の手前の宿に
宿泊するんですね!

川端康成は「伊豆の踊子」の一行のお兄さんに乞われて
結局ここに三泊するそうです!

天城峠で会うた日は 絵のように あでやかな 袖が雨に 濡れていた
(三浦 光一 唄 踊子 の一説)

福田屋さんの側から見た湯ヶ野温泉の街並!
小説伊豆の踊子の有名な場面「踊り子が福田屋さんにいる
学生の川端康成に温泉から無邪気に手を振る」
その場所は今もあるそうです!


湯ヶ野橋から上流の景色!天城峠に近く流れが早くなっています!

 

福田屋さんのすぐ右奥に「伊豆の踊子」の立派な文学碑がありました!

 

湯ヶ野温泉の街並は旅情を誘います!

伊豆の山々月あわく 灯りにむせぶ 湯のけむり 
(近江俊郎 湯の町エレジー)

歌「踊子」の中で学生役の主人公が二度程渡る「湯ヶ野橋」
実際にこの場に立つと感激します!

湯ヶ野橋を後に「伊豆の踊子」の宿に別れを告げて帰ります!

「伊豆の踊子」の一行と川端康成が歩いて通った天城峠のつづら折りの坂道も現代は「河津七滝ループ橋」で一気に高度をかせぎ便利な道路になっています!

天城峠を越え修善寺道、東名高速で帰途に、途中足柄サービスエリア
で休憩をとり夕方越谷到着、心に残る河津桜を見る旅でした!