お久しぶりです。
なんだかんだと御無沙汰しちゃって申し訳ありませんでした~。 m(_ _)m
とりあえず生きています。(笑)
季節は進んで朝晩冷え込んで来ましたね。
昨晩は、寿司屋で飲んでいたら、寿司屋の主人が超円安で厳しいなんて嘆いてました。
最近は、マグロもサーモンも鮑も人気のネタは輸入品ばかりですからねぇ。。
国粋主義者のひたきさんも嘆いてます。
そういえばクロマグロは絶滅危惧種に認定されて、ますます入荷が厳しくなりそうで心配です。
こんな時に衆院は解散だとかで、忙しい師走になりそうです。。
とかいって、17歳(自称/笑)のわたしには選挙権が無いので選挙に行かずにすみますけど。。。(笑)
なんて言いながら、追加ビールに酔っ払ってクダ巻いてたひたきさんだったとさ。(爆)
こんな時勢なのに、アジやイワシなどの安い青背の握りばかり注文の客なので嫌われそうだけど、
その分、ビール追加したから許してもらえるでしょう。(笑)
そんな話しは置いといて、ちょっと前に料理したものなんだけど、「カガミダイ」と「マトウダイ」です。
良く似たスタイルで、よく間違われますけど、今日のは、どちらも25センチ程のお独り様サイズ。
随分前に、虚無僧マトウダイとカガミダイの兄弟が諸国漫遊の旅をするという物語を書いてネットにアップして遊んでいた事もあったけど、
震災被災地を巡礼して、蝦夷地に渡り、更に樺太に至った辺りで、休筆してしまい未完に終わってしまいました。
飽きっぽいひたきさんらしいなぁ、と笑われてたかもね。(笑)
完成していたら、今頃直木賞でも受賞して、宮部みゆきさんクラスの人気作家になっていたかも。(笑)
マトウダイとカガミダイは、良く似ているけど、並べてみるとかなり違いますね。。
マトウダイは、オリーヴ色っぽくて、カガミダイは、名前通り銀色に光り輝いてます。
でも色合いで適当に識別していると間違いの元。
一番確実に見分けるポイントは、ヒタイの形状。デコ(凸)なのがマトウダイ。ボコ(凹)なのがカガミダイです。
マトウダイは的鯛とも呼ばれるほど身体の中央の黒い斑紋が特徴的です。
カガミダイ(鏡鯛)も同様な的があるけど、やや薄いですね。
しかも大きく育つと、この黒い斑紋は殆ど消えてしまうので、的の有り無しで見極めるのも間違いの元。
やっばりデコかボコかで見極めが良いみたい。
このボコちゃんは、アジを咥えたまま入荷されてました。
この兄弟は、食いしん坊なんですよね~。
知り合いの漁師さんは、定置網にマトウダイやカガミ鯛が混じってかかっていると、一緒に捕らえた小魚をたらふく食べられちゃって大変だ、なんて言ってましたっけ。
捌いてみたら胃袋には、美味しそうなマアジが更に二尾出て来ましたよ。
南蛮漬けにすると美味しそうなサイズですねぇ。
でも、食いしん坊の魚食主義者に最期の晩餐までカツアゲされちゃっては、余りにも可哀相なので、調理後の粗と共に乾燥させて花壇菜園に埋葬して弔いましたよ。来年は、カルシウム分たっぷりの土壌になって、オレガノやバジルが立派に育つ事でしょう。
そういえば、最近、広島の方のおぢさんが、マトウダイの胃袋からレンコダイが出て来たなんて言って、唐揚げにして味わっていた様な・・・(笑)
食い物の恨みは恐ろしいですよ~。大きな口を空けた巨大なマトウダイに呑みこまれる悪夢に見舞われてうなされる事になるかも。(笑)
もし年末に不運な事態に出逢ったとしたら、それはきっとマトウダイの祟りです。
次は、虚無僧デコとボコの恐怖ミステリーでも書いてみようかな。(笑)
マトウダイの煮付け
一尾丸ごと煮付けるのに丁度良いサイズだったので、マトウダイの方は、姿煮にしてみました。
味覚的には、マトウダイの方が旨味が強く美味しいと思います。
瀬戸内などでは、カガミダイが珍重されて、かなり高価なんて話しも聞くけど、一般的に味覚はマトウダイの方が上という評価です。
マトウダイは、フランス料理では、舌平目と並ぶ人気のあるお魚で、主にムニエルで食べられてます。
とても美味しいお魚なんだけど、日本では余り人気が無い様で残念です。
マダイの様な真っ赤で綺麗な服を纏った美人じゃないのが不人気な理由なのかな?
う~む、確かに美人顔とは言い難い不気味な面構えですねぇ。(笑)
煮付けたら、目ん玉がコロリと転がり出してしまったので、所定の位置に据えて、はいチーズ。
マトウダイは、煮崩れしやすくて、うっかりしていると鍋中に魚肉が散らばってしまいます。
直ぐに火が通り易い白身なので、煮崩れする前に火から降ろして盛り付けましょうね。
マトウダイの魚肉は、ふわっと軽くて、とても上品で美味しいですよ。
低脂肪で高タンパクなので健康にも良い優等生。
しかしこってり脂の乗った濃厚な味覚を好む人には少し淡白すぎるかも。
マトウダイももう少し大きくなるとより濃厚になるけど、このサイズではかなりあっさりしています。
マトウダイは良い出汁が出る事でも知られています。
今日は、ハモのすり身のさつま揚げ(ハモ天)にその出汁をたっぷり滲み込ませて頂きました。
カガミダイの唐揚げ
ボコちゃんは、唐揚げにしましたよ。
煮付けるなら旨味の強いマトウダイ。カガミダイは、揚げたりすると美味しく味わえますね。
160℃で軽く揚げて置いて、味わう寸前に油温を190℃に上げて、さっと二度揚げ。
サクっと軽くて美味しい揚げ物になりました。
カガミダイとマトウダイの肝の煮付け
マトウダイの肝はとてもコクがあって美味しいです。
でも、かなり強烈なので味わうのは、たしなむ程度にしときましょうね。(笑)
サイズが大きくて白っぽいのがマトウダイの肝。
カガミダイの肝は、右側の茶色っぽい方です。
食べ比べてみると、カガミダイの肝は、とても苦味が強く、美味というには苦すぎるなぁ。。というのがわたしの感想。
ということで、カガミダイとマトウダイ、御馳走様でした。 m(_ _)m
◆
寒くなって来たけど、皆さん風邪などひかないようにね~。
そして、秋は美味しいものが沢山出回る季節なので、食べ過ぎ注意でお願いします。(笑)
では、また (^_^)/
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たまには、ジョーク6割、オタク度3割、本音1割の鶲節を聞かせてね。
鶲さんがお休みしていると、ネット巡回もつまらないわよ。
うちの方だと、カガミダイはめったに見かけなくてマトウダイばかりです。
マトウダイは美味しいのだけど、棘が多くて捌くのが厄介なサカナなのよね。
でも、うちのお婆ちゃんはマトウダイが大好きで良く買ってきて煮付けにして食べてました。
私は、ムニエルとかにする事が多いけど、マトウダイの出汁で饂飩を食べるのも結構美味しいですよ。
そろそろ雪に閉ざされて、買い物に出かけるのも大変な秋田県民のりざたんでした。
じゃあ、また。元気でね !
つか、ヒタキ姫は、結構ひょうきんだよね。
楽しくって、好物よ!
広島のオヂチャンのお話はすごいな。マトウが飲み込んだレンコを唐揚げって…!
お寿司屋で青物か。今年はコノシロの幼魚…コハダのシンコをたべるチャンスがなかった。悔しいまい毎年、三重県の的矢湾のチヌ筏で黄アジと一緒に釣って、酢じめにして握り寿司にしてたのに。
マトウはお刺身や、酒蒸しもいいね。
苦手の暑い日が過ぎ去ったけど、油断して風邪ひかんようにね。ほなら!
両魚の共通点は、
・掛かった小魚をうば食いして驚かせる
・皮を疑似餌(バケ)として利用できる
・身は淡白だけど旨みあり
・腹側にトゲトゲがあり、煮付けをしゃぶると危険
カガミダイの方が深い所にいますね。ぶつ切りの鍋にすると魚食い好みのトロンとした美味しい鍋になります。
マトウダイは何と言っても大きな肝ですね。
元気そうなので、おぢさんは少し安心しました。
秋が深まる中、お元気そうで何よりです。
マトウダイの煮付けはかなり美味しそうです。食べがいがありどうです。
カガミダイの揚げものも美味しそうです。
お魚素人は、飲み屋などで注文しないと、食べられない魚のようです。普通の魚屋で売っているものではなさそうなので・・。
これから寒くなると、魚が美味しくなる・・。でも、正確には輸入品が多く、円高で価格高騰によって手が出ないかもしれません。
別ブログでは「証明」を「照明」と表記するなど、お茶目なご様子です・・
師走に向かって、お身体を大切にお過ごしください。
日銀バズーカなどによって、円安が進んで、庶民が行く回転寿司のネタが高騰し、回転寿司店は困っているそうです。
日ごろ、回らない寿司店に行っているヒタキさんには関係ない話でした・・。
ボッコちゃんのカガミダイ、
私はまだお目にかかったことがありません。
あの銀色は太刀魚のような銀色なんだろうか・・・
とか、いろいろ夢想しています。
似ていると思っていたのは思い込み。
よくよく見ると随分違うものですねぇ。
いずれも、進撃の巨人やら深海魚張りに妙にデッサン狂ってる感じが味出してます。
大きいと肝やエンガワなども楽しみなんですよね。
そろそろ秋田は雪に閉ざされそうね。
たまに観光で出向くのは風情があって良いけれど、暮らすのは大変そう。。
うちの方は、冬場は、日本屈指の乾燥地帯でカラカラに乾いた季節に突入です。
もう少しすると、赤城や榛名の方から「からっ風」が吹いて来ます。
オマケに大陸からPm2.5もたっぷり来襲もありそうで、嫌な季節です。
うちのおばあちゃんもマトウダイが好きだったなぁ。
マトウの出汁で饂飩は美味しそうね。わたしもやってみよ。(^_^)
コハダのシンコですか? わたしも大好きです。
でも大きくなると小骨が気になるのよね。
マトモなコハダのシンコは暫く食べて無いので機会があったら味わいたいな。。
マトウダイは結構好きで、良く入手するお魚です。
リーズナブルなのに美味しいのが良いですね。
でも捌きづらいのか球に傷。
しかし、美味しいものを味わうには苦労は厭いません。(笑)
わたしはこれからの季節は炬燵で丸くなって猫化が進みそうです。(笑)
カガミダイの方が深海に生息なんですか。
そういえば色合い的に深い階層の方が似合いそうですね。
ぶつ切りの鍋・・・、冬場に鍋は恋しくなりますね。わたしもやってみよ。(^_^)