
ミンククジラの畝須塩蔵 (本皮/皮下脂肪)
今日は、鯨。
ミンククジラの畝須塩蔵の登場です。
魚食系ブログなので、鯨は一応外道という事になるのですが、
まあ同じ海に暮らす生き物なので、守備範囲という事と拡大解釈しておきましょうか。(笑)
畝須塩蔵は、松前・函館の伝統的加工法で、鯨の煮しめや鯨汁などが函館の伝統料理としてお馴染みです。
畝須 (うねす) は、畝と須が両方付いている部位で、
黒く見える本皮を「 畝( うね ) 」と呼び、白っぽい部分、皮下の旨味成分・皮下脂肪分を「 須( す ) 」と呼びます。
須だけのブロックの流通もあり、時々見かけます。
ちなみに、今回のは写真の様に薄切りにされ10枚をトレイに乗せられていたもの。(写真は、そのうちの4枚)
1キロくらいの正方形のブロックも売られてたけど、とても高額なので、スライスを入手しました。

畝須塩蔵の食べ方は、基本的に加熱調理なんだけど、最近は湯がいて、冷水で塩抜きしてお刺身で味わう事も多いようです。
湯がく時間が長いほど柔らかくなると言われてますが、長くなると湯がくというより、それではボイルですよね。
今回は、80℃くらいの沸騰直前の温度で、さっと湯がいて(30秒くらい)、その後冷水で塩抜きして味わいました。
写真の様に1センチくらいに切って食べると食べ易いようです。
黒い本皮部分は、この食べ方では思ったほど硬くなくて、良く噛めば食べられます。
でも、あまり味覚を感じなくて、わたし的には食べなくてもよいのかな、なんて感じました。
ちなみに、後日加熱調理をアップしますが、加熱したらまるで噛み切れないほど硬く締まってしまいました・・・。
白い部分「須」は、旨味成分・皮下脂肪分とはいえ、口に含むとトロけるようなものではなく、しっかりした硬さ、噛み応えがあります。
こちらは、クセもクサみもまるで無く、旨味が強くとても美味しかったです。
お刺身で味わう場合、卸しにんにく+醤油 が推奨されてますが、山葵醤油でも、ポン酢でも好みで良いと感じました。

ミンククジラは、クジラの中では一番流通量が多く、真っ赤な赤身が刺身用として安定した入荷がありお馴染みですね。
うちの方では、この畝須は随時入荷があるものではないですが、たまには店先に並びます。
見かけたら、いちど食べてみてくださいね!
他人の評価とか、ネットの情報とかに左右されずに、自分の舌で味覚確認して、好みのものか判断するのをお勧めします。
引き続き、加熱調理もしているので、近くアップしますね。
余りクジラを連発するのも何なので、別のお料理など挟みながら気長にアップ予定です。
お楽しみに~。。
「須」のベーコンは時々見かけるけど、畝須は数回しか見た事が無いなぁ。刺身でも食べられるのか・・・煮込み料理だけかと思ってた。
ところで、昨日の「若狭焼き」お疲れ様。「筍めばる」ほどではないけど、なかなか気合いの入ったアップだったね。
僕は、そんなに料理は詳しくないから、潮風さんが語れば良いですね。と言って責任逃れしておこう。
まあ、普通に皮目に調味液を付けて焼いて味わえば良いと思うね。「筍めばる」同様、こう調理するベキという公式があるわけではないしね。
今週は仕事が炎上していて大変なんだよ。月末を乗り切れば少し落ち着きそうだけどなぁ。もう少しの辛抱だね。では、お休み~。
この時間のアップは、ちょうど寝る前の晩酌中でタイミングが良いみたいね。
実は、わたしも月末で細かい仕事が重なってドタバタしてるのよ~。
毎月末の恒例だけどね。来週はポッカリ時間が空きそうだわ。
じゃあまた明日、深夜に逢いましょう。おやすみなさい。 Zzzzz.....Zzzzz................
クジラの部位は沢山あってなかなか難しいです。
畝須は数回入手して煮付けで味わったけど中々のものでした。
日本の鯨食の長い歴史や文化を感じられますね。
鶲さんは様々なものに興味があって頼もしいです。
これからも珍しいものをどんどん紹介してください。
畝須っていうのね。
この前見かけて買おうか迷ったの。
スライス5枚で480円もしてたので怖くなってその場をたちさりました。
赤身のお刺身なら何度もたべているんですけどね。
クジラの部位はいろいろあって、しかも難しい漢字とか多くて、古くから親しまれてきたのを伺わせますね。
畝須は、ときどき見かけていたけど、少し高いという事もあり、進んで買う感じでも無かったですね。
でも、写真も残しておきたかったし、しっかり味覚確認もしてみたかったので入手してみました。
久しぶりに味わって惜しいくてビックリでした。
うん、ちょっと高いよね。。 まあ仕方ないけど、大きいのだからもう少し安価でも・・・、なんて思ってしまうわ。
今度是非買って味わってみてね。なかなかイケるわよ。