
アオミシマのお料理
今日のお魚は、アオミシマ。
ミシマオコゼの従妹です。
ケムシカジカに引き続き、お魚の写真の掲載は、自粛いたします。(笑)

アオミシマのお刺身
正直言って、わたしはミシマオコゼ属のお魚は苦手なの。
数多い食用のお魚の中で、タダでくれるといわれても、貰わないお魚なの。
それなのに、それなのに、それなのに・・・・・、貰ってしまったの。(泣)
例の。、パーティー用に、ホウボウとアオヤガラを大量に買った時、魚屋の主人が、お土産に11尾のお魚を袋に入れてプレゼントしてくれたの。
アカメバル、イシモチ、サンマ、アカカマスなど、美味しいお魚もあって嬉しかったのですが、欲しく無いアオミシマとミシマオコゼも入っていて、困ってしまったという事なの。。

不思議な事に、このミシマオコゼの一族を美味しいと絶賛する人が、約三割くらいいるの。
そして、べらぼうに不味いと酷評する人が約七割。
美味しくも不味くも無いと言う様な中途半端な評価の人は殆ど居ないのも不思議なところ。
新潟の友人漁師によると、漁獲直後の新鮮なのは全く食べられず、1日くらい寝かせれば食べられない事も無い、とかいってるくらいなの。
殆どは、練物のカサ増しにしかならないそうです。
これを鮮魚で流通させるのは、某大手魚屋チェーンくらいではないかと思います。
ウシガンコという名前で、5尾一皿で200円くらいの安値で売られてますけど、殆ど売れませんねぇ・・・。
この一族は、かなり漁獲量がある魚といわれてます。
一番多いのは、一族の長たるミシマオコゼ。
比較的南方に多いのがキビレミシマ、北に多いのがアオミシマと言われてます。
一番美味しいのがミシマオコゼと言われてますが、私が味わった感じでは、三種とも差は感じられず・・・。
種類による味覚差より、個体差による差の方があるのではないでしょうか。

アオミシマの唐揚げ

どんな魚も揚げたり、麹漬などすれば、それなりに食べられるものなんだけど・・・。
これはちょっと辛いわ・・・、粉っぽくて・・・。
茹で過ぎた鶏のササミ肉と表現した人がいたけど、そんな感じね。

アオミシマの骨煎餅
写真の下は、ミシマオコゼ、上がアオミシマ
しっかり揚げて、ボリボリかじったら香ばしくて結構美味しかった。
いちばん美味しかったのが中骨煎餅とは、、、とほほ、です。(苦笑)
今日の鶲さんの記事は良いなぁ。
嫌いな物をバッサリ切り捨てるところがナイスだなぁ
何でも旨い旨いと持ちあげる人の記事は信用ならないという事だね。
僕もミシマオコゼが、とても不味いと感じる七割の方の人だね。
例えるなら、腐る寸前になるまで寝かせたメロンやドリアンの
どろどろした甘さを旨いと評価する人が三割いる。
片や、吐き出したいくらい嫌悪する人が七割いるという感じに近いと思う。
あの甘さを理解できる三割の人の方が、味覚的な感性が優れているのかもしれない
なんて、逆説的に捉える事もできたりする。(爆)
鮮度が良いものは、酢っぱくて、寝かせると気持ち悪い甘さに嫌悪する。
僕は、ミシマオコゼとは、そんな魚だと思ってますね。
ウシガンコは、Kakujoに良く並んでます。
売られているお魚で一番安いけど、売れてないみたいですね。
不味いと聞いているので、買う勇気はなくて食べた事は無いです。(笑)
私は、越前の漁村に住んでいて、ミシマオコゼは大量に揚がってるのをみてます。
うちのあたりでは、「ガンコ」「ウシヅノ」とよばれてます。
関東では、「ウシガンコ」ですか。
うちの近辺だと、ミシマ6割、アオミシマ3割、キビレ1割くらいの比率かな。
私は、旨くは無いけど、そんなに不味いと言う程ではないと思ってますけど。
嫌いな人は、クドい甘さ以上に、独特の金属を舐めた時のような異質感が耐えられないのだと思います。
特に漁獲直後の新鮮な物は、全く不快になるくらい酷いです。
一日くらい寝かせれば、それは薄らぐので、食べる事は可能だと思います。
ほとんどの魚は、寝かせた方がアクが抜け旨みも増すものですけどね。
漁村の住民は、新鮮な魚はほとんど食べないです。
新鮮な魚を食べたがると素人扱いされてしまう。(笑)
ただ新鮮な程シコシコした食感が味わえるので、全く旨み不足でも食感優先の人もいるにはいますけどね。
ミシマの場合、かろうじて食べられるのは刺身で、加熱調理は全く駄目だと思う。
特に鍋など汁物は、雑味の総合商社みたいなものですから。
ネットでの評価をみていると、確かに旨いと評価する人も少なからずいるようですね。
多分体質的に、あの金属質の舌感覚、違和感を感じないタイプの味覚を持った人なんじゃないかな?
そんなに美味だったら、高値で取引され漁師は大喜びですよ。(笑)
あっ! 、おくればせながら、鶲さん、はじめまして。
素晴らしい写真を楽しみに、毎日おじゃましてます。
何時も、読み逃げで申し訳ありません。
取り組みがユニークで、とても気に入っているブログなので、頑張っていただきたいです。
これからも宜しくお願いします。 m(_ _)m
相変わらず呑んだくれてるのね。
肝臓に気を付けてね。⇒おたがいにネ !
まあ、頂いたものはしっかり味わいます。
今日の記事は、少し大袈裟に書き過ぎたけど、そんなに絶望的な程でもないのですけどね。
魚そのものは、かなりグロいけど、その存在感は嫌いじゃあないのよ。
このくらい個性的なスタイルだと、写真を撮るのは楽しいものです。
撮影で苦手なのは、サンマやカマスみたいなタイプ。
細長過ぎて、どう撮って良いのが悩んでしまうの。
太刀魚などだと、長くてもくねらせてしまえるけど、サンマやカマスではそうはいかないわ。
サンマやカマスは、食べるのは好きなんですけど、撮影はちょっとね・・・。
>きららさん、こんばんは
きららさんは、結構魚屋さんの品揃えをチェックしているみたいですね。
ウシガンコを知っているだけでも、立派な「お魚オタク」だわ。
余り気合が入り過ぎると、Liza_tan みたいな重症になっちゃうので、ほどほどが良いですよ。(笑)
わたしみたいになっちゃうと、世捨て人の領域です。(泣)
こんな生意気なブログですけど、贔屓にして頂けると嬉しいです。
越前の漁村に暮らしているなんて、羨ましいです。
さぞや美味しいお魚が揃っているんでしょうね。
南に行くほど魚の種類は多くなってバラエティーに富んでますけど、
北陸から東北・北海道の方が、種類は少ないものの、食べて美味しい魚が多いですよね。
わたしは、北方系のお魚が主に流通している地区に暮らしているので、北陸のお魚の方が馴染みがあります。
潮風さんはお魚について随分詳しそうで頼もしいです。
是非末永くお付き合いのほど、宜しくお願いしますね。 m(_ _)m
私は結構好きなんですよね~
まあ一色ではキビレ9割ですけども
活魚の活け〆を活造りで食べると食感も味も私はよいと思います。
ただ野締めは全然ダメ。
独特の香りとえぐみが出ますね。
この評価の差は海域によって食性が変わり
食味が変わるという事も考えられるでしょうね。
もちろん一色でも完全雑魚扱いで激安です。
いつもお世話になってます。
そうかぁ、P太郎さんは、肯定派のひとりなんですね。
まあ、こればっかりは個人の感性、趣味、嗜好それぞれですからね。
多数派たちが、勢いに任せて言いたい事を言ってますが、読み飛ばし下され。(笑)
でもわたしも誰もが旨いというものが、どこが旨いのか全然解らないお魚のあるの。
逆に、不味いと酷評されているものの中に、結構おきにいりのものもあったり。
鎧目張さんが言う様に、他の人が否定するものを評価できるのは、
「逆に味覚的な感性が優れているのかもしれない」と考える事にしているわ。(笑)
わたしも、〆た直後のものが好きなんですよ。
透明感たっぷりのビジュアルも良いし、シコシコ、プリプリの硬目の歯触りは、〆直後で無いと味わえないですから。
大いに種類にもよると思うんですけど、確かに旨みは少ないのが多いように思います。
でも、それを補う食感が私を魅了させてくれるわ。
新鮮な物が入手できる環境のP太郎さんや、潮風さんが羨ましいわ。
海無県に暮らしているのが悲しいわぁ~。(泣)