もう何年か前であるが、福祉関係の資格を取得するため、通学をしていた時であった。心理学のちょっとした勉強をする中で、貴方の最も大切にしている価値を書きなさいというミニ・アンケートがあった。
私は、「愛」と書いた。他の人が何を書くのか興味があったが、結果を先生から教えてもらった。
クラスの約半分は「健康」、残りの方は「誠実」とか「愛」とか、いろいろであった。ただ残りの方の共通点は、健康であってもなくても、成り立つ概念であった。
健康という言葉も、人それぞれのニュアンスがあり、意味するものも違うかもしれない。ただ、物理的に健康な肉体とか健康な心理状態など、健康派は現世的であり、非健康派はどこか魂を信じるなど彼岸の世界を夢想するようなところがあるように思えてならない。
そういえば、年賀状でのあいさつ文に、些細なことだが、「御多幸をお祈りします。」という方もいれば、「御多幸とご健康をお祈りします。」という方もいらしゃる。知人で医者のA君は、「御多幸をお祈りします。」であった。二つのタイプ、これも健康派、非健康派と関係があるのだろうか。
健康派と非健康派(否健康派ではない)。二つのグループの自己実現のイメージはどういうものなのであろうか?今興味のあるテーマでもある。
<もう充分幸せ 3/4>
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