イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

群れ咲く、桃色昼咲き月見草のように!

2009-05-15 | 第七章「光と復活体」

 駅への途中の空き地に、この時期になると桃色昼咲き月見草が一斉に咲く。生命力の強い北米産の帰化植物のようで、空き地だけでなく、道路沿いのちょっとしたところにも咲いている。

 何とも言えない可憐さがあり、また群れて咲くその姿は、明るい気分を醸し出す。

 さて先日、終身雇用で一つの会社に所属すると組織の文化というのだろうか、そういうものに知らず知らず刷り込まれ、思考・感情・行動に大きな影響を受けることをいろいろ考えた。

 自分が積極的に選んだり作ったものでない会社文化を信じ、いつの間にか不自由になってしまう。そんなことが自分の過去にもあるようだ。

 そして、自分の慣れていない文化にひどく驚いたり、怖れたりする。自分も所詮ある文化に染まっているのことを忘れる。井の中の蛙大海を知らずとは良く言ったものである。

 私は、長年勤めた会社を辞めてから、U先生をはじめとする仲間に加えて頂き(親しく呼んでしまって恐縮でもありますが)NPOの活動を開始した。

 新しい理念の組織であるにも関わらず、設立時は、私の昔勤めた会社の価値を無意識的に引き継いでいたようで。今考えると、新しい組織の理念とちょっと違う行動になっていたところもあるかもしれない。

 今、そのNPOも既に4年目を迎えた。自分の中の昔の巨大企業の文化も影をひそめ、新しい組織文化がだんだん身についてきたようである。自分の蛙性も何となく見えてきた。

 心地よい人間関係を醸し出す文化が、これからのNPO活動の原動力のように思う。

 野原の桃色昼咲き月見草のように、心地よさそうに自然体を大切にしつつNPOが発展し、社会貢献できればと思う。

<もう充分幸せ 4/4>

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