ムーミン展が東京駅の大丸ミュージアムで開催されている。妻や子供たちがファンであり、先日妻と見学に行った。
フィンランド生まれのトーベ・ヤンソンの作品を、時間をかけてゆっくり見ることができた。時間をかけて観たせいもあるのだろうか、何枚かの絵(インク画)で幼い頃の感覚や感情が突然呼び覚まされたようであった。その感覚が今でも続いている。
7歳のころにアラスカで両親とともに一年弱過ごしたが、その時の春の雪解けの時期に感じた泥や土の感覚、冬の雪の感覚が濃密に蘇ってきた。氷の解けた水たまりや、土のにおい・・・
アラスカとフィンランドでは、場所もかなり離れているのだが、緯度が60度くらいで似ている。そして何か感覚・感じ方が似ているのではないか。
同じような気候や環境であれば、感じるものを言語化したり可視化すると、何となく同じような感覚・感情がでてくる。そんなことがあるのではと想ったりした。
ムーミンも、もともとはフィンランドの妖精的なもの(やや不気味な)から創造されたようである。日本人のおばけの感覚とはかなり異質である。
妻や子供たちが感じるムーミンと違った感覚で、私はムーミンを感じているのだろうか。
ただ、世界各国で愛されるムーミン。特殊な環境からの創造かもしれないが、普遍的な価値を持つもの。人間の多様性を考えると、何となく楽しくなる。
<おまけ 1/2>
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