自分の本当の感情を把握するのは、日常生活の中で意外と難しいものだ。悲しいはずの時に、悲しみの感情が掴めなかったり、本当にうれしい時に、うれしさを実感できなかったりする。
感情は考えるものではなく、あるいは、とらえようと緊張すると、かえって捕らえにくくなったりする。砂漠の蜃気楼のようなところもあるかもしれない。
昨晩映画を観ていると、不思議なところで、悲しい感情が現れたり、恐怖を感じたりする。あるいはトキメキを感じたり、幻滅を感じたりする。映画で何か(生育史等)に触れて、ある感情が呼び覚まされるようだ。
先日、パッと目に入った日本庭園のサツキ。期待もなにもない時にふと出会ったサツキの美しさに、はっとする。サツキ自体も興味はあるが、自分のサツキへの感情も興味がある。
サツキを観ての瞬間の感情。それはいったい自分にとってどういう意味があるのだろう。
愛と感情というテーマで考えてきたが、まずは感情を感じること。そこからすべてが始まるのだろう。感情を大切にしていきたい。
<愛と感情 4/4>
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