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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

幸福への数値目標・・・ちょっとね?(明るい感情を大切に 8/9)

2011-12-19 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 30年とか40年前くらいは、数値目標などは聴かなかったが、最近は数値目標という言葉がとてもポピュラーになってきたようだ。掲げた目標を達成するには、数値目標が大事。確かにそれはそうであるが、何か変。

 さて、年末年始の季節となり、今自分の人生計画なるものを見直している。人生の目標(やりたいこと)は、大変難しい問題ではあるが、幸福と関係していることは間違いない。

 その幸福を目指すための計画。それには数値目標も関係無くはない(サラリーマン時代に数値目標でかなり鍛えられたので条件反射で数値が悲しくもすぐでてきてしまう)。経済的に何とかやっていくためのお金も数値である。仕事が順調に流れるための活動も数値であらわせることが大半・・・という風に、計画を練っていくが・・・

 ただ思うのだが、数値目標を達成して、至福の喜びを得たということは経験したことがない(重荷から解放されたという安堵はあっても)。達成されれば、次の目標がでてくるのが目に見えている。

 素朴に思う。死の瞬間に、これだけの数値を達成したといって幸福になれるだろうか?

 そんな中で、幸福に対する「生き甲斐いの心理学」の知見には見るべきものがある。幸福の条件、数値目標とは別な視点として、感情の世界があるということである。幸福は幸福感とも関係しているという知見である。平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感といった明るい感情の世界。これは暗い感情の階段、不安感、怒り、身体的症状、ウツ、錯乱に対応し、感情の光と影といったもののようだ。

 自分の考えに整合性があり、アイデンティティが統合され、日々活動をしていると、幸福感等の明るい感情がより感じられるという理論がある。

 感情は目標達成の結果ではなく、感情そのものを目標にする。たとえば、来年は統御感を味わうのが3回、幸福感は30回・・・

 サラリーマン生活が長かったのかなぁ、悲しい数値目標のサガ!

明るい感情を大切に 8/9

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