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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

単純な不安感が危機管理の原点では?(私は何か? 8/10)

2011-12-28 | 第七章「光と復活体」

 福島の原発事故の事故調査が進んでいるようで、昨日はNHKの放送をゆっくり観させていただいた。想定外とか想定内とかの言葉に絡めて、柳田邦夫さんが減災の話(想定外でも災害を減らす)など、とてもためになった。しかし、防災といいながら、やるべきことをやらず人災となった今回の事故は実に残念。

 危機。いくら平和の日本といっても危機はある。そして、個人的にも、自分や家庭の範囲で考えても危機はあるものだ。生命に関する危機。人生を左右するような危機・・・こうした時に、頼りになるのは結局・心理学的にいうと思考・感情・行動のバランスではないだろうか。何かが欠けてもダメである。防災も、危機の前倒しなので基本は同じ構造だと思う。思考・感情・行動のバランスなのだ。

 福島原発でも、今回のようなカタストロフィを起こさないためのチャンスがいくつか訪れたようである。しかし、そうした時に、現場の皮膚感覚(感情)抜きの思考でチャンスを逸したのではないだろうか(素人考えかもしれないが)。

 これは、人ごとでもなく、自分のことでも思い当たることがある。

 昨日は、大掃除で、いろいろ整理をしたが、二つの不安感を大切にした(不安感=大切な現場での体感や感情)。ひとつはパソコンである。今年は、11月にパソコンのディスクがクラッシュしたが、バックアップでイメージを外部ディスクに撮って置いたものの、いざというときにその外部ディスクが壊れた苦い思い出がある。今年中に、その対策をすることにした。

 もうひとつは、書棚の地震対策。以前から気になっていざというときに倒れないかという不安。ワイアを使って固定する作業をした。

 不安感は、人間にとって極めて大切なセンサー(命にかかわることも)。この信号を、みんなで渡れば怖くない(同一化)としたり、忘れる(抑圧)するなどの防衛機制でシャットアウトすると結局は大変な思いをする。不安感を大切にしよう。

 私は何か?8/10

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