LOVE NATURE

釣りとかグルメのページ。
昔は、山と旅とスキーを標榜するも、体力の低下にともない、緩い趣味に変わってしまった。

不沈エルクへアカディス一号

2012年08月25日 | 日記
 私のフライタイイングのバリエーションがまた一つ増えて、合計3個種類になりました。しかも今回は全くのオリジナルです。SKTMカディスとでも命名しましょうか。
 ボディにフォーム材を使用しているので、絶対に沈まないメンテフリーフライになっております。

 エルクエへアカディスってよく釣れるフライです。何よりも視認性に優れていて、フライがどこを流れているのか一目で判るのがよろしい。
 ただ、使っているうちに濡れると沈みだします。実は沈んでも釣れるフライなんですが、やはりトップに出す事にこだわるドライフライ至上主義者としては、水中のフライに食ってきても心が躍らないのです。
 フライの素材にケミカル製品を使用することに異論を持つ(全て自然の素材でフライを作るべき)ようなフライフィッシャーもいるようですが、そんな事言い出したらティペットやリーダー、フライラインまでもダメになるような気がするので、私はこだわりません。

 浮力は抜群のはずなので、チロルの急流に揉まれてもプカプカ浮き続ける事でしょう。こいつで、川底に潜むビール瓶をひっぺがして食わせるのです。これは愉快です。

 ドライフライ至上主義者:ニンフやストリーマーみたいな水中で食わせるフライは、どうしてもドライに食ってこない時(シーズンの初めや、濁りが出てしまった時)以外には使いません。釣ってもあまりワクワクしないので。
 魚を釣る事が楽しいというよりも、水面を割って魚がフライに食ってくる瞬間に分泌される脳内物質の中毒者かもしれません。かかった後のファイトはむしろ面倒な事と考えて、小物だとバレるとホッとしたり、フライがびしょ濡れで魚のヌルも付いて浮かなくなるので困ったもんだ。。。とかファイト中に思ってしまったりします。症状が進行すると、やがてフックレスフライ(バーブレスではないですよ)を使い出すような気が。。。。。。

夏バテ

2012年08月20日 | 日記
 私の部下が夏バテでヘロヘロになってます。昨夜は暑くて殆ど明け方まで一睡も出来なかったらしい。ナゼかというと。。。。。。アパートの最上階に住んでいるからです。
 明け方近くまで部屋の気温が30℃を切らなかったんだと。じっとしていても汗をかくような状況。クーラーなんて無いですからね。ドイツで最上階に住んでいる人はこういう目に合います。最上階は静かでいいんでしょうが、何年に一度かこういうふうに暑くなると悲惨です。
 私が日本で住んでいたアパートも断熱なんて何も施工されていないところの2階(最上階)だったから、夏場は会社から帰ってくると室内は40℃近くになっているような酷いところでした。それでもクーラをガンガン回せば何とかなりました。ドイツでは、そのクーラーもないんで。。。。
ちなみに、最上階でなければドイツでも大丈夫です。
 

気温37℃!

2012年08月19日 | 日記
 今、デュッセルは尋常ではない暑さになってます。午後5時での気温がなんと37℃!。体温以上に暑くなってしまいました。たぶん、これは私がドイツに来てからの最高気温なのではないかと思います。
 外に出ると、とてつもなく暑いですが、それでも湿度が35%しかないので、日陰だとか建物の中に入れば涼しいです。外から帰ってきてアパートの建物に入ると、ひんやりしてます。部屋にはクーラーなんかもちろん無いし扇風機もないんですが、窓を閉め切って部屋の中に居れば暑さはしのげます。これが日本の夏と決定的に違うところでしょう。
 ただ、この暑さも逝く夏を惜しむものになりそう。天気予報を見る限り、この先の気温はどんどん下がっていって、来週の日曜日の最高気温の予想は21℃。8月下旬になると最高気温も10℃台の見込み。最低気温も10℃ソコソコなので朝は上着が必要です。ドイツの短い夏はこれで終わりでしょう。
 

グロスクロックナ

2012年08月14日 | 日記

宿を朝八時にチェックアウトし、グロスクロックナと大氷河を観に。その後ザルツブルグ経由でミュンヘン空港。ビールを飲みながら昼飯を食べて、O師匠とのチロル遠征は終了。
 天気に恵まれ、釣果にも恵まれた4日間でした。また明日から会社だ。。。。

フライフィッシング検定準一級合格

2012年08月13日 | 日記
 チロル3日目なんですが、O師匠のフライの腕前は確実にアップ。まず、フライのキャスティングが安定してきて、綺麗なループでラインが伸びていくようになりました。フライもナチュラルドリフトする距離が伸びてきたし、左手でのラインのリトリーブもサマになってきました。
 カディスの事をディスカスとか言ったりするんですが、用語は後からついてくるので実践が大事。実際に沢山釣れているので良いのでしょう。準一級合格です。
 次のステップはフライの自作に取り組んでもらおう。自分の巻いたフライで釣れると喜びも格別。


 Felberbachで釣れた37センチレインボー。堰堤のところで打っているのを橋の上から見ていたらちょうど釣れました。

Krimmler 魚止め確認

2012年08月12日 | 日記
 ルアーマンフライフィッシャー化計画の第二段としてO師匠を連れてチロルに来てます。師匠は5月にアルデンヌでフライデビューを果たしましたが、ついにはチロル遠征です。
 天気も良いし、コンディションも最高。バシャバシャ状態でした、師匠も30匹近く釣ってしまったようです。
 で、今日は師匠に一人で下流で釣っていてもらって、私は課題だったKrimmlerの魚止め確認に上流へと向かいました。タクシーの終点であるTauern house(標高1622m)から上流を目指します。前回の最高地点までここから歩いて一時間。全く竿を出さずにただひたすら歩きました。
 前回の最高地点から少なくとも30分は釣らずに歩こうと思っていたものの、誘惑に負けて10分で竿を繋いでしまいました(笑)。で、カディスを打ち込んだら、一発で尺オーバーのブルックが出てきてしまいました。。。。。まだまだ魚影は濃いという事。さらに上流を目指します。
 川通しに道があるので、遡行は超楽。歩きを主体に所々でフライを打っていきます。氷河がかなり近づいてきたところで、落差の大きな落ち込みが連続する難所(モーレーンだと思う)に遭遇。ここを抜けたら、氷河が目前にドーンと開けてカール地形の一番下部と思われる場所に出ました。水量はガクンと落ちました。伏流して入る様子。
 ここから真剣に打ち始めて小一時間。全く反応ありませんでした。こうなるともう魚がいないと判断してよいでしょう。このあたりで標高は約1800m。もうあたりは森林限界を超えてるし、ロクな食料もないので、魚は居ついていないと見ました。少し下って、森林限界のあたりで探ってみると、すぐに飛び出してきました。
 と言うことで、この付近がこの川の事実上の魚止めでしょう。魚が上れないような滝は無いけど、カールにまで出ると水量も落ちるし、なによりも不毛な環境で魚以外の生物も少なそう。



氷河から流れ出た水がスダレ状にカールに集まってきます。おそらくは大部分は伏流していて、モーレーンの下部で地表に出てきているのでしょう。森林限界も超えていて、生物には厳しい環境か。


あのKrimmlerがこんな流れになってしまいます。どこでも渡渉可。魚が居つけそうなポイントはあるけど、生命反応ゼロ。

という事で、この川の釣りはどこまで可能か突き止めました。今日だけで10キロは歩いたでしょう。釣りというより山歩きの一日でした。

休養日

2012年08月04日 | 日記
 7月は31日中で、デュッセルにいたのはたったの6日でした。それ以外はチロルに居たか、OVに居たか、イタリアに居たかです。この6日というのも連続しているのは殆どなくて、夕方帰ってきて翌朝また出かけたなんてのが主体です。
 さすがに少しお疲れモードなので、この週末は土日とも完全休養日とする事にしました。家でゴロゴロして、インターネット、読書、音楽で穏やかに過ごします。ショパンを聞きながらのんびりと、オーバーワーク気味の体と脳ミソをリラックスさせよう。
 夕方は近所のマッサージで極楽気分になって、よだれを垂らしながら寝入ってしまい、マッサージ後の気だるい気分そのままで帰ってきて、泥のように眠れば、翌朝は体も頭もすっきりとなることでしょう。
 何もしない週末。これはこれで良いもんです。

Lohr am Mine

2012年08月01日 | 日記
フランクフルトとニュルンベルグのほぼ中間にある、Lohr am Mineという小さな町に来てます。ドイツにもこんな風光明媚な田舎があったのか。。。。と思えるほどの、のどかな田舎です。丘陵地帯の畑が延々と続く、北海道の美瑛を彷彿とさせるところ。
 町としてのちっぽけな繫華街もあるようですが、郊外の丘の上にあるレストラン主体のホテルを宿として取りました。最近はこのパターンが多くて結構アタリなんですが、今回もいい感じです。 何がいいかというとロケーション。丘のてっぺんにあって、しかも通り抜けできない2キロほどクネクネした道を麓から車で上らねばなりません。宿を利用する車以外には通過する車も無いので、ホテルの周辺はとても静かです。これは私的にはポイント高いです。車の音が全然聞こえないっていいもんです。安らげますね。街中のホテルではこれは絶対に無理。防音のしっかりした近代的な都心の高級シティホテルならともかく、普通のホテルで全く車の音が聞こえない事はないでしょう。
 ちなみに私の住むアパートも街中なんで便利でいいんですが、うるさいです。車の音も夜中まで聞こえるし、朝はゴミ収集車だとか路上清掃車がガーガーうるさい。そんでもって、夏の週末なんか酔っ払いがたむろしながら騒いでうるさい!!
 私は静寂を愛するのです。住むならやっぱり田舎だな。