O師匠も、Yファミリーも一足先にチロルを去って街に下りて行きました。 独りで食べる夕食はやはり寂しくて、もう夏休みが終わりつつあることを実感させました。そして私にもついにバケーションの終焉が。
天気予報通りにチェックアウトの朝はドピーカン。毎日、毎日ショボショボと雨が降っていたのがウソのように晴れ上がって、宿からも新雪を被ったアルプスがくっきり。 この天気が一日でもいいからズレていてくれたら。。。。。
ただし、これが自然というもの。いろいろな顔を見せてくれるからこそ豊かな環境が保たれているのでしょう。 2年振りのKrimmlerは裏切る事なく素晴らしいフライフィッシングを堪能させてくれました。美しい流れから次々と飛び出してくるのは、これまた渓流の宝石とも称される美しい魚。豊かな高山植物や動物達も心を癒してくれました。この環境がいつまでも保たれる事を願ってやみません。
釣り宿のスタッフも私の事を覚えていてくれて暖かく迎えてくれたし、O師匠やY氏と酒を飲みながらの釣り談義も相変わらず楽しいものでした。
充実したチロルバケーションはついに終りを向かえました。日本に帰ればまた終わりなき日常と殺伐とした工業地帯を眺める毎日が待っている事でしょう。さらばチロル、また来る日まで。
チロルバケーション紀行 完