寄り道研究所

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miniトリップ三国

2009年05月10日 | ぶらぶら御堂筋
先週の日曜のことですみませんが、法事の翌日に2時間あまり余ったもので、福井駅から時間つぶしにと思って選んだのが三国見学報告です。

そもそもえちぜん鉄道に乗った時は三国に何があるのかも知らなかったのですが、電車の中でアテンダントさんにお聞きしてたどりついたという程度なのです。

三国代表と言っていいのかわかりませんが、こんな港にクラシック & ゴージャスな建物





1920年に竣工との事ですから、さぞかし儲かっていた業種の支店かなんかと思ったら、やっぱり銀行、それも本店でした。

もともとは運送業の森田家が見切りを付けて銀行に転身という、なんだか理解できない事なのですが、この建物の豪華さを見ると、儲かっていたんだろうなあ、これくらいの迫力がないと銀行として信用してもらえないんだろうなあ、と

なんとなく納得してしまいます。

2階建てなのですが、2階部分は回廊がほとんどで、VIP対応の豪華な応接室だけ





回廊なんて役に立つものとは思えませんが、上から眺めて庶民に圧迫感を与えたのかと、余計な想像がふくらんでしまいます。
ゴージャス

その回廊を支えている梁にも彫刻
役目としてはなんの意味もないのですが、意味のない事にお金をかけるのが贅沢というものでしょう



回廊を支えるようになっている柱ですが、まるで大理石のエンタシスのようですけど、これが左官仕事で仕上がっているというのですから



福井駅から一時間、三国駅らゆっくり歩いても20分はかかりませんから、時間があれば終点の三国港から散歩しても良さそうです



いただいたパンフレット



大阪市内にも旧銀行、証券会社の古い建物が少しは残っていますが、このように見学できるものは見あたりませんし、きれいに復元して見学させていただける事はありません。

東京、大阪だけに文化があるのではなく、地方都市にこのような建物が生まれた背景と文化が育っていた事に感動します。

旧森田銀行本店サイト

森田銀行の真ん前にあるカフェ



どこに出もありそうなお昼のセットなのですが、トマトが美味しくて幸せ!



往復を入れても3時間ちょっとのトリップでした



来年も行こうっと