人間らしく

日記です

米国の凋落を映画に見る・・・

2019年12月21日 05時13分04秒 | 日記
カッパブックスで「死の商人」という書物を読んだ記憶がある。
死の商人にとっては、利益を上げるには、破壊=戦争=武器の商いが手っ取り早いという。
米国は朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争と戦争が続いて歴史的にも疲弊してきた。
映画の世界にも、その凋落ぶりがあるように思う。
1950年代には、第2次世界大戦も終結して、「映画」は大衆の最大の娯楽であった。
サウンドオブミュジック、ローマの休日、シェーン、カサブランカ等夢とロマンに溢れる名作が続いた。
アメリカ社会もその頃が絶頂期だったように思う。
戦争は「死の商人」を潤すが、国は衰退を招く。名画は見終った後に得も言えぬ余韻が残った。
いずれの名作も、そのラスト・シーンが今観ても印象的だった。 



                      平 和 な ト ラ フ ァ ル ガ ー 広 場