今年1年を総括・反省してみる(3)

　顧みれば、今年の政界は激動の時期にも拘らず、低調そのものだった。
安倍総理は、年初来から「モリ・加計」問題に終始して、審議が滞った。
国会審議を重視、丁寧な説明と誠実な運営に当たると約束した。
その後の国会を見るにつけ、約束は反故にされたように思えてならない。
強行採決の連発で、国会は審議する場になっていない。
野党のダラシナさが目立った。国民が納得のいく国会審議を強く求めたい。
野党は抵抗する姿勢は示したが決め手に欠けた。
かつての舌鋒鋭い｢楢崎弥之助｣さんのような論客が居なくなったのは淋しい。
マスコミのスクープに頼っている調査では迫力に欠ける。
嘘は嘘を呼ぶという。嘘・偽りのない国会審議を期待したい。



　　　　　　　　　　　　　　　広　島　・　三　滝　寺　の　仏　像