ひろ主任のひとり言2

宝物の愛犬ラッキーとの穏やかな毎日。

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どうか見てやってください^^

「イグアナの嫁」エッセイ本

2011-04-19 05:27:55 | 
またまた寒気が戻った北海道地方。
そんな月曜日は読書に限る。そう思って向かった書店で
選んだのがこちら。
最近は先日の「阪急電車」と言い、何か心がほっとする
本を読む傾向にあります。



「イグアナの嫁」
作者は、細川 貂々さん。(ホソカワテンテン)

こちらの方も女流作家です。
やはり、女流作家の本ってどこか優しいのがあります。
ご存知の方もいると思いますが、一緒に住む夫が突然うつ病になった
「ツレがうつになりまして」を書いた方です。ベストセラーになり、
この秋映画化もされます。
このキャストがまた大変に魅力的なお二人となっております。



主人公に宮崎あおいちゃん。ツレの夫役に堺雅人さん。
大好きな二人です。

宮崎あおいちゃんは、NHK朝の連ドラ「純情きらり」の頃から
大好きで、同じくNHK大河ドラマ「篤姫」での素晴らしい演技に
ますます感激した女優さんです。もちろんカメラ好きなとこも最高。

一方、堺雅人さん。
何と言っても映画「南極料理人」が最高でした。その後、伊坂幸太郎のベストセラー
「ゴールデンスランバー」でも主役を務め、その圧倒的な演技力に魅せられた俳優さん。
「篤姫」でも、あおいちゃんと共演しており、まさに現在旬なお二人。
映画も期待出来ます。

その「ツレがうつになりまして」の続編にあたるのが今回の
イグアナの嫁。



不器用な生き方しかできない夫婦が、ある時ペットショップで売られていた
1000円のイグアナを買ってしまう所から物語は始まる。
何をやっても上手く行かないネガティブ姫こと主人公てんてんさんが、
夫婦でイグアナを育てることで、苦しいことも一緒に乗り超えて行くという
単純だけど、心の温まるストーリーが展開される。

エッセイ本と言ってもコミックなので、その絵がまた強烈にいい。
特にイグアナのイグ君が足を伸ばして日光浴する絵には最高の
癒しを感じてしまう。
そして、このイグアナがなんともいい。
犬や猫とはまた違い、爬虫類独特のあっさり感が憎めなくて、
それでいて懐く場面なんか思わずほっこりする。

同時に、ツレがうつ病になって行く様子もリアルに描かれていた。
決して癒しだけではなく、現実の辛さもちゃんと記されており、
読みごたえはたっぷり。
正直自分もラッキーがいなかったら、危なかったなと思う場面がいくつか
あったので、なんだか読後に抱きしめてしまった。

特筆すべきは、イグアナの飼育についてかなり詳しく書かれていること。
これは大変興味深く面白い。
イグアナという生き物が分かった気がして、とても楽しかった。

最後に、このイグアナの嫁と言う題名は、成長したイグちゃんに
お嫁さんが来たということでそうなったのかな。
辛い時も楽しい時も、いつも一緒に居てくれたイグちゃんに
対する愛情がたっぷりつまったコミックエッセイ本。

こちらもまた、心の疲れていた方や、優しい気持ちになりたい方に
ぴったりの素晴らしい本です。

機会があればぜひどうぞ


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