ひろ主任のひとり言2

宝物の愛犬ラッキーとの穏やかな毎日。

ブログもマイペースでのんびりと。
どうか見てやってください^^

村上春樹の新作

2013-04-13 18:30:44 | 
先日発売された村上春樹3年ぶりの新作が
爆発的ヒットをしているそうだ。
長引く出版不況下にあって、すでに60万部突破。
さすがとしか言いようがないが、流行に流されやすい弱点を
持つ自分はすでにグラグラ。

     
  【色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年】

確かにここ数年、これ程話題になる本はなかった。
まして発売日に行列が出来るなどありえない。
しかし、ハルキストと呼ばれる熱烈な読者は、手に取る喜びの
方が大きく、その為に並ぶのだ。

実際に彼の本を読んだのは、前作「Q84」が初めてだったのだが、
個人的にはとても面白かった。
昔から本が好きな自分は、少しへそ曲がりな所もあって、
なんだかあまり売れてるとあえて読まなかったりしてた。
例えば、西村京太郎も良いけど、西村寿行の方がハードバイオレンスで
面白いとか。

けど、やっぱり気になって仕方がない^^;
果たして現在街の書店には並んでいるだろうか。

もし、あるなら、久々に新刊を
買う勢いであります!


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最近読んでる本

2012-12-11 19:19:56 | 
市の図書館休館日が毎週月曜日になってる事を知り、
あらら困ったと思っていた自分。
それならばと月曜以外のお休日にちょっくら行って見て、
しばし静かな空間にたたずむ。
まさにヒトリシズカ状態だが、この日は本を2冊借りた。



借りたのは、飯塚訓さん~墜落現場と道尾秀介さん~背の眼。

どちらも初めて読む作家さんだが、今回はなぜかこの2冊に魅かれた。
なかなか腰を落ち着けて読む時間などないのだが、天気の悪い休日や
体力温存の時間などを使って読んでいる。

      

    「墜落現場」

先日WOWOWで放送されたドラマ「尾根のかなたに」を見て、
再び思い出したある大きな事故。
覚えているだろうか?1985年8月12日、お盆の真っ只中に起きた
羽田発大阪行き日航ジャンボ機123便墜落事故。
航空機史上最悪の死者520人。
著者は、その時の警察鑑識官である。墜落現場で昼夜を問わず
遺体の検視と身元調査を行った実話が書かれている
「墜落遺体」という本もある。

これはその後の家族の物語。
事故をどう自分の中に受け入れ、どうやって生きて行くのか。
また亡くなった方々が、どう生きて来たのかが書かれている。
WOWOWでドラマを見たせいもあり、これは心にぐっと来るものがある。
想像を絶する現場の様子もリアルに描かれており、決して忘れてはならない
事故に対する教訓も理解できるよう記されていた。

人の人生は、いつ、どこで、そしてなぜ私が?という事が起こりうる。
それは決して他人事ではなく、明日は我が身。
だから、何気ない毎日だけど、普通に生きていることが幸せなことだと
思い知らされる。
27年を経た今、再び御巣鷹山を考えてみた。

      

     「背の眼」

最近俄然注目を浴びている道尾秀介さん。
2011年には、「月と蟹」で第144回直木賞を受賞している。
そんな彼の処女作であり、こちらもホラーサスペンス大賞特別賞を取ったのが本作。

かなりの長編な為、果たして読み切ることが出来るのだろうかと
不安になるが、なかなか謎が張り巡らされていて面白い。
小さな村にまつわる秘密というか、あることが謎で、
背中に写った眼のようなものが、その人を苦しめる。
不思議とその写真に写っている人は自殺をして行くのだ。

とりあえずここまで読んだ。
しかし返却日が確か今週中だったような気が^^;
いやぁ間に合わないな。

図書館のお姉さん感じよかったから延長許してもらうかな


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「ヒトリシズカ」誉田哲也

2012-11-10 09:21:31 | 
久しぶりに書店にて新刊を購入。
なかなか最近読みたい本がなく、迷走状態の自分であったが、
これは気になっていて、とうとう買ってしまった。
もともとはWOWOWで放映されている連続ドラマWに影響を受けたのもある。
このWOWOWドラマWと言うのが、正直物凄いクオリティが高い。
今までも随分と良い作品を観てきた。その中でも、

「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「マークスの山」

は絶品であり、原作の小説にとても忠実で感心したものだ。
この後来年には、再び高村薫原作の「レディ.ジョーカー」が放送される。
実に待ち遠しい限り。
そんなWOWOW連続ドラマWで現在放送されているのがこちら。

    

誉田哲也「ヒトリシズカ」

すでに第3話まで見終えた。
その第3話があまりに衝撃的だった為、ついに原作を購入。
誉田哲也さんの本は今回初めて読む。
竹内結子でドラマ化された「ストロベリーナイト」などの警察小説を
得意とする作家らしく、今回も物語全体を包む異様な暗さが印象に残る。

「ヒトリシズカ」とは、全部で6章からなる連続小説だ。
伊東静加という一人の女性が、様々な闇をもたらす展開。
連続殺人事件に発展する中、すべてに静加が絡んでいるというもの。
ドラマWでは、この静加役に夏帆。
正直これが物凄く怖い。
観ているこちらまで罠にはまりそうになる。
各章では、それぞれ静加によって落とし穴にはまる者もいれば、
静加を追うことで、死に至る者まで。
綺麗な薔薇には棘がある状態だ。



読者の感想を見ていると、かなり酷評されている部分もある。
しかし自分はドラマの影響もあり、とにかく怖かった。
静加がいったい何が目的なのか全くわからず、
しかし邪悪な者を徹底して嫌うという部分も持ち合わせて、
病んでいる女性というキャラがとてつもなく恐怖となった印象だ。
ただ、第4章でなぜ静加がこうなったのか。
そして最終章での突然の終焉と繋がる部分は、ある意味哀しい一人の女性という
のが見てとれる為、静加という人間に少し理解は出来た気もする。

今回静加を演じている夏帆がとても美しく、今後ちょっと注目。
明日、またまた衝撃の第4章をWOWOWで楽しめるので、
期待に胸が躍る。

「ヒトリシズカ」個人的にはお薦めです!

*WOWOWホームページより→ヒトリシズカ

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読書の秋到来

2012-09-21 15:44:15 | 
ようやく残暑も落ち着き、少しずつ秋らしくなってきた一日。
なかなか気持ちの良い風が吹くと、ついついゴロゴロしながら
お昼寝なんか最高だけど、秋はもうひとつ楽しいことがある。


【街の図書館】

それは、読書の秋。
毎年そうだが、秋になると読書率が上がる。
夜が長いせいもあるけど、休日をじっくり使って
本を読むってのも贅沢な過ごし方だ。

しかし、最近大型書店に出向いても、何かこう読みたい!
って物がない。食傷気味に近い状態。
これブックオフでも同じ。
ところが、そんな時の為だったのか、街の図書館へ登録していたことを
思い出す。
実はこの図書館。まさに大穴、伏兵、どんでん返しという言葉がぴったり
くる程読みたい本にぶち当たる。

 

例えば、佐々木譲さん。
警察小説を書かせたら佐々木さんというくらい、警察系の本が面白い。
また前回借りた「エトロフ発緊急電」などの名作スパイ小説なども強烈に
面白く、普段ハードカバーでは買えないのを借りれるわけだ。

また佐藤正午さん。初めて読んだ「身の上話」が自分の中で昨年度ナンバー1の面白さで
あった為、その後少し興味を持ってるところにこの品揃え。
図書館ならではのことである。



結局今回は3冊を借りた。

佐々木譲さん「北帰行」
佐藤正午さん「アンダーリポート」
その他、「下町ロケット」で見事直木賞を受賞した池井戸潤さんの名作「オレたちバブル入行組」

書店で何時間も悩むより、図書館でじっくり選ぶ方が
効率も良いし費用もかからない。

これぞまさに読書の秋到来です!

 
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地元タウン情報誌

2012-05-04 07:46:03 | 
今日からどうやら天気は下り坂。
気温も一気に下がり、またまた寒い一日となっているようだ。
ゴールデンウィークに予定がある方の為にも晴れて欲しいものだが。
逆に、こんな時だからこそゆっくりまったりと言う方には最高のお天気。
映画や読書にランチなども楽しみたいところである。
そんな自分。こちらに来てからある情報誌にはまっている。


【BIS。】

各地に色々とあるタウン情報誌。
メジャーなところでは札幌タウン情報みたいなものだ。
その北見版。
おまけにこれ無料なのである。
なので必ず毎月どこかのお店から拝借して行く。



それは例えばゲオだったり、先日行った喫茶店だったりと、
結構街の色々に置かれている。
中身は、新店オープンの紹介だったり、
主にお店の紹介だ。アパレルや食事のお店、美容室がメインである。
色々とあるもんだねぇ~と眺めるのが楽しい。



ラーメン屋もここにあるだけでこれくらいある。
掲載されていないお店を入れるともっとあると思うが、
結構この写真で食指を動かされる場合も多々。
それと例えばライス無料だとかドリンク100円引きだとかの
クーポン券もついており、結構お得感もある。



この本をお風呂に入りながら読むのがお楽しみで。
汗をダラダラ流して、ひーひーになりながら読む。
その後に飲むビールがまた格別であり。

タウン情報誌はある意味ネタの宝庫である


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大人の男女に贈る~「氷平線」

2012-04-16 06:41:37 | 
久しぶりに大人な小説を購入。
札幌駅弘栄堂書店にてメインコーナーでの推薦もあり、
初めての作家だが、何かしらその雰囲気に魅せられて思わず本を取る。
ここで簡単な著者のプロフィール。本書より抜粋。

**桜木紫乃(さくらぎ しの)

1965年北海道釧路市生まれ。裁判所職員を経て2002年「雪虫」でオール読物新人賞を受賞。
07年初の著書となる本書「氷平線」を発表後、次々と話題作を刊行。
11年に発行した「ラブレス」が第146回直木賞候補になるなど、今最も注目の作家である。


そんな彼女のデビュー作を今回は購入。
それがこちら。



「氷平線」

全て北海道は釧路を中心とした物語である。
短編小説ではあるが、全部で6編を収録。

*雪虫
*霧繭
*夏の稜線
*海に帰る
*水の棺
*氷平線

どの作品も、何かとても静かな雰囲気がある。淡々とと言うか、本当にモノトーンの
世界で繰り広げられている情景だ。
しかし、そこには深い人間関係、性、男女の想いが激しく書かれている。
物語の中心は、ほぼ女性である。
そして必ずセックスが描かれる。しかし、なぜかそれは不思議と切ないと言うか、
いやらしくはない。

「海に帰る」では25歳で独立した理髪店店主圭介のもとに偶然現れたキャバレー勤めの女。
いつしか関係を持ち、彼女の訪問を待ちながら暮らす情景。
「雪虫」では、札幌で自己破産した36歳の男が酪農を手伝いながら、幼馴染の既婚者四季子との
関係を断ち切れないでいる中、フィイリピンより18歳の少女がお嫁さんとして嫁いで来る。
「水の棺」では、歯科医の院長との関係が切れない歯科医師良子が、やがて釧路の田舎街で独立して
行く。その後関係を断ち切った院長が脳梗塞となり良子は...

など、どれもはっきり言って男は弱く描かれている。
逆に女性が全て芯があり、強く、そして清く描かれる。
東京から田舎の酪農家に嫁いだ女性の葛藤を描いた「夏の稜線」も印象深い。

久しぶりに余韻の残る短編集。
物語に入り込みやすく、ふと涙腺も緩む場面もある。
これから少し注目して読んでみたい作家がまた一人登場だ。
この本は、大人の男女に贈りたい作品です


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札幌駅弘栄堂書店

2012-04-11 05:44:05 | 
今日から出張。
初日に展示会を終えてそのまま会議。
二日目は朝からまた会議で、三日目に帰宅予定。
なかなかハードな日程だが、それも仕事なので頑張ろう。
それで行きは高速バスを使って店舗の方々と同行する為、
車内で読書などは出来ず、まぁのんびり語りながらの予定。
お楽しみは帰りのJRだろうか。
そんな札幌駅。


【札幌駅弘栄堂書店】

実はここに自分の最もお気に入りの書店がある。
西口からパセオに抜ける途中にある「弘栄堂書店」だ。
最近リニューアルしたようで。
たぶんここでの本購買率が一番高い。
不思議と買わされてしまうのだ。
それで何がそんなに良いのかと考えた時、それはやっぱり大きさだと思ったのだ。
まさに適度な大きさ。
何もコーチャンフォーの様に単に大きければ良いというものでもない。
このキオスク管理の書店のように、コンパクトでしかも選びやすい書店というのが
最もしっくりと来るわけだ。



人気ベスト10や、話題の本など、かゆいところに手が届くというか。
ついつい立ち止まってしまう。特に文庫本の充実感はかなりいい。
もちろんそれは駅を使うサラリーマンやOLさんにとって、極上の選択肢を与えて
くれるアイデアとなっているわけで、この書店のファンは他にもたくさんいると思われる。

さらに真向かいにはスターバックスコーヒー。
まるで自分のためにあるようなレイアウト。
ドーナツ屋さんもここの向かいだったということに最近気づいた。
きっと今回もお世話になるであろう。
年々と駅中で用事を足す傾向になりつつある自分としては、
このホットスポットで十分満足出来る出張となる。

さて、最近イマイチ良い本に巡り合えていない感が
ある中、何か面白い物を提供してくれるだろうか。
楽しみにしてみよう。

それでは、また逢う日まで..

    ↑
いつまで留守よ!



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『陽だまりの彼女』

2012-03-16 06:47:51 | 
久しぶりに本を読んで泣いてしまった作品。
出張時のJRでは、読書が楽しみで毎回本を選ぶわけだが、
今回のはやられた。
なにかの雑誌で推薦されていたのと、本の紹介POPに

女子が男子に読んでほしい恋愛小説NO.1

という文句に引き寄せられたのもある。
どうも恋愛小説は苦手で、そう滅多に読まないジャンルではあるが、
この作品は恋愛小説とひとくくりには出来ない深い余韻が残る。



『陽だまりの彼女』  越谷オサム著

著者越谷オサム氏は、2004年日本ファンタジーノベルズ大賞優秀賞で
デビューした若手の作家であり、基本はファンタジーである。
まずこの物語のプロットがなかなか素敵だ。

***幼馴染と十年ぶりに再会した僕。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ、
 冴えないいじめられっこだった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を
 遂げていた。しかし、彼女にはある秘密があり... 

すらすらと読んでいくうちに、なんと言っても主人公二人がピュアで、
真っ直ぐで、決してベタな恋愛模様ではないことに気づく。
僕こと奥田浩介の優しさは最後まで胸を打つ。
いじめられっこだった渡来真緒をひとりで守り、クラス全員を敵に回しても、
健気に勉強を教えて行く。



やがて再会し、これまた二人が恋に落ちて行く模様も決して嫌味ではなく、
微笑ましく描かれる。
特に真緒の魅力がいっぱい。なんて可愛らしい彼女だこと。
二人でいるシーンは、まさに陽だまりのよう。
中学の時に優しくしてくれた浩介を、ずーっと一途に思い探していたのだ。
しかし、ようやく結ばれた二人に、何か悲恋な予感が漂い...
彼女のある秘密を知った時...

クライマックスから最終章へと流れるわけだが、
不覚にもここで自分は号泣してしまう。
それもJRの中でだ。
もう涙がなかなか止まらない。涙腺が弱くなったことは認めるが、
鼻水をたらしてまでは泣かない自分が、もう崩壊だ。
こうして今、書いている現在もウルウルである。

これはある種の部類に属する人には、たまらないラストになるであろう。
心に余韻が残る可愛らしいラストシーン。
自分はハッピーエンドと思う。まさにファンタジー。
読後に、温かい気持ちになることは保証出来ると思われ、
結末を知ってから読み返すと、あぁ~そうだったのかと改めてわかり、
今度は微笑みながら読めるという、一度で二度おいしい優しい物語。

何か今、本が読みたいなという方は、ぜひこの作品をお薦めします!


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図書館は宝島

2012-02-10 05:52:39 | 
今年に入って新規開拓したことがある。
これが実に快適。
ある意味今では生活のリズムに溶け込んで、
自分の時間として非常に大きなポイントになっている。
それがこちら。



図書館。

この入り口のレトロな感じがたまらない。
貸し出し期間が2週間の為、読み終えるのにも
ちょうど良い日程となり、まさに自分向き。
それにもちろん無料なわけで。
なぜ今までこの事に気づかなかったのかと、
改めて思う。
きっと今後転勤などした後も、その土地の図書館は
必ず押さえると思われる。

そして何より驚いたのは、読みたかった本が
訪れる度に見つかる。これはもう宝探しと同じ感覚。
それは盛り上がる。昨日も感激の一日。
借りたのはちら。



リオ」  今野敏

「廃墟に乞う」 佐々木譲

  

そう、どちらも警察小説の第一人者。
今回は大好きな警察系の本を借りる。
さすがにもう一冊は冬休みに入る為断念。
それは大沢在昌の新宿鮫シリーズであったが、それはまた
次のお楽しみにしてみた。

それにしてもまさかここに「廃墟に乞う」があるとは...



ちなみにこの本。見事に直木賞を受賞した傑作である。
ずーっと読みたいと思っていて、ハードカバーじゃ高いし、
文庫本になるのを待っていた状態。
それでそろそろ出たし買おうかと思ってたところに図書館で発見。
これは嬉しい誤算であった。
なんと言っても心身ともに傷を負った北海道警察警部補仙道が渋い。
自分のイメージでは、高倉健さんがぴったり。

一方今野敏のリオ。
若き女子殺人鬼と警察の息詰まる対決。
これも早く読みたいところだ。

図書館は思わぬ発見に驚く場所。
本好きな方にはぜひお薦めいたします


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読書週間

2012-01-27 06:23:27 | 
先日図書館カードを作り、無事にデビューを果たした自分。
昨日1回目の返却日が来て、午前中に再び図書館へ向かう。
曜日別に開館時間なども違うのが面白いが、定休日は月曜日。
そして木曜日は朝の9時半から開館となっていた。
だいたい10時頃向かったが、すでに結構な人が来ている。



入ってすぐにこのような文学コーナーがあり、
ここで図書館に来たなぁ~とまずは心が躍るわけだ。
朝日を浴びて本も眩しいくらいだ。



まず返却口で本を返す。
この時の女史事務員の応対もとても心地よく、
また本を選ぶ楽しい時間が訪れる。
その後、目的の本を探しにハードカバーのコーナーへと向かう。
実はこれがなかなか楽しい。
読み損なった本がたくさんある。そして読みたかった本が見つかる時の喜び。
もともとハードカバーの本は高い。だいたい1600円~1800円。
ちょっと普段は買えない代物だ。

 

今後シリーズ物なども面白いなと眺めていると、
まさに読みたかった佐々木譲さんの本を発見するなど、
結構エキサイティングな時間である。
図書館では大きな声や、大きな笑い声はお控えくださいとあるが、
思わず「あった!」と叫びそうな衝動にかられる。
その中で今回借りたのはこちら。



「エトロフ発緊急電」  佐々木譲

「どんどん橋落ちた」  綾辻行人


まずは何と言っても佐々木譲さん。
北海道出身の作家で、「警官の血」などに代表される警察小説の第一人者だ。
最近はずっと読みたかった直木賞受賞作「廃墟に乞う」が文庫本として出たばかり。
これも読まなきゃとは思っていたが、その前にこれだったのだ。
第2次世界大戦中の米国諜報部員のスパイ活動と、その教育を受けて日本に潜入した
日系2世斉藤賢一郎の人生の抒情詩。
ちなみにこの「エトロフ発緊急電」は、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会賞の
3冠を達成した冒険小説の金字塔である。
読みたくて仕方がなかった作品の為、昨日は午後から深夜12時近くまでかけて完読。
本当に面白かった。最後は、人としての感情を思い出した斉藤に涙。
ぜひお勧めしたい作品。

続いては、今日から読もうとしている綾辻行人。
この方、知る人ぞ知る推理小説界の切れ者。
なんせそのトリックが凄い。常に読者は騙される。
初めて彼の作品を読んだのが「十角館の殺人」。
これを読んだ時の衝撃。あまりに意外な犯人。あの一行の重み。完全に騙された。
続いて読んだ「迷路館の殺人」も当時賛否両論なトリックだったように思う。
とにかくトリックに飢えてる人向き。

最後に見つけたのが、ようやく読めるこちら。



「1Q84」3    村上春樹

これ、1と2は読んで持ってたんだけど、
3は買わなかったのだ。余裕がなくて。
ちょっとストーリーも忘れちゃったけど、また読めば思い出すと思う。
いかにも村上春樹らしい独特の雰囲気が漂っていて、
こちらも楽しみ。今からわくわくだ。

図書館にはまだまだ可能性を見た。
一度に楽しむのは3冊までと決めているのだ。
ちょうどよいペースで読めるから。

まさに今週は読書週間


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