さらささんのブログのコメントで血液型のお話が盛り上がりましたので、手元にあった、別冊宝島１０８６「血液型行動学研究室」能見俊賢著・宝島社刊から、血液型行動学に基づくお話を少し。
著者の能見氏は、血液型に関する情報が満載の血液型人間サイトＡＢＯワールドを主催されている方で、数十万人を越えるデータから分析する血液行動学を提唱されています。
曰く「血液型物質は、人間を含めた生物すべての材質の違いを示しており、免疫システム、反応システムに重要なかかわりを持つ、わかりやすい客観的な基準」とのことです。
さて、そうは言っても、何はともあれ気になるのは、人間関係。
ご紹介した本では、
◎友人を中心とする「人間関係編」、
◎勤務先での人間関係を中心とする「ビジネス編」、
◎お待ちかね男女の関係を中心とする「恋愛編」
の３編で構成されています。
各編２２～２３のケースがあり、全部で６８のケースで自分と相手の血液型によってどのような特徴があるか、どうすればより良い関係が築けるか書かれています。中には、思わず笑ってしまうものもあり、気軽に読み進めますし、現在進行形で問題を抱えている方にとっては傾向と具体的な対応策が示されているので、お役立ち度は高いはず。
巻末には、男女別の血液型度チェック診断があり、後天的な理由から本当の性質との違いを確認することもできます。
ちなみに、私はＡ型80%、AB型40%、ＯとＢがそれぞれ20%としての性質を持っているとの結果でした。以下、「」内は引用です。
●人間関係編から
◎気休めな励ましは逆上のもと！相手の気を損ねない接し方は？
Ａ型は「プライドが高くて強がり。気休めで励ましたりすると、神経を逆なでし、逆上して手が付けられなくなることも」だそうです。お～怖わ。
Ｏ型は「自分がどう扱われたかが大問題。その扱いによって、周囲の人を敵と味方に振り分け」るそうなんです。ただし「感情が激しいわりに、あとまで尾を引かない」そうです。
Ｂ型は「自分のペースを妨害されると、すっかりへそを曲げ」「しかも気分の振幅が最も大き」く、「マイペースさにあきれて放っておくと、いじけることも。こちらが大人になって、ペースにつきあうのがよさそう」ですって。大変ですね…。
ＡＢ型は「クールな一面とつきあっているかぎりは、感情も安定していて、最もソフト」らしいですが、「偽善を憎み、たった一人でも正義を貫こうとする」そうで「人から裏切られたり無視されたと感じると、すっかり傷ついて（中略）その傷が怒りや憎しみに変わって、復讐を考え始めることも」あるそうです。
それぞれの血液型にそれぞれのウィークポイントがあるんですね。自分ではプライドが高いつもりは無いのですが、そういえば若い頃は時々（良く）キレていたかもしれません。（かなり遠慮気味な表現かも…）
◎絶対に秘密にしたい内緒話は話す相手をきちんと選ぼう
Ａ型は「比較的ウワサ好き」だそうです。
Ｏ型は「仲間の中では信頼できる相手」らしいですが、場合によっては告げ口をすることがあるそうです。
Ｂ型は「悪意があるわけではなく、ついつい口にブレーキがかからず、思わずしゃべってしまうタイプ」とのこと。
ＡＢ型は「公平なあまり身内と外の区別があまりなく、悪意ではなくても、つい身内のプライベートな秘密をしゃべってしまうことが」あるのだそうです。
おしゃべりと一口に言っても血液型によって理由がぜんぜん違うのには驚きですねぇ。
う～ん。僕も噂話しているのかな～。
◎血液型によっておもしろいほどグループ内での役割が自然に決まる
「グループを組んで一番最初に仕切るのはＯ型」。
「Ｂ型は、出しものの計画を担当するのが一番」。
「Ａ型は、実際に出しものを実行する役目」。
「Ａ型とＢ型の考え方や行動をプロデュースするのがＡＢ型」。ただし「Ｏ型の参謀としてのほうが能力を発揮できる」そうです。
僕は、つまり兵隊なのね。
その他、
◎団体行動を取るときに注意！気をつけたいメンバーは誰？
◎相手をうまく説得させられる丁寧で誠実な話し方ができるのは
◎他人の不幸に一番興味津々でそれが元気の元になるのは？
◎世界が崩壊…そんな絶体絶命のサバイバル時に頼りになる友人は？
など、とっても面白かったです。
次にビジネス編を飛ばして
●恋愛編から
◎気持ちを確かめられれば駆け落ち結婚もいとわないＡ型
◎困難の多いムリ目な男性ほど恋の闘志をかきたてられるＢ型
◎恋愛と結婚は別物、冷静な視点で相手を選別するＡＢ型
◎一目惚れでもためらわない、すばやいアプローチに出るＯ型
なんだそうです。
◎空回りに妄想癖や自虐癖etc.ふられグセのある女性は誰？
◎プレゼントをあげるとかえって悪印象を持たれる女性は？
◎どこまでいっても友達以上恋人未満「いい人」で終わりやすいのは？
◎大和撫子な外見に騙されるな！血液型別のオンナの本性とは？
◎セックス傾向から見極める合コンお持ち帰りの口説きテク？
って本当！？などなど(^^;ヾ
◎迷った挙句の行き遅れ…結婚を阻む原因を知れ！
「対立する意見を調整したり（中略）バランス感覚は抜群なのに、自分のこととなった途端、優柔不断な面が出るのがＡＢ型女性」たそうです。
「良妻賢母としてしっかり家庭を守っていけるＡ型女性ですが、既成概念にとらわれやすいところが難点」で「結婚そのものが目標になってしまうことがある」そうです。そうなると結婚後、子育てが目標になったらご主人放置されて大変ですね～。
「Ｂ型女性は気さくで開放的すぎる面があり」、「大きな魅力なのですが、他人に対して無用心とも（中略）そのため男性に騙される確率が一番高い」そうです。どうかご用心。
Ｏ型女性に対しては「直観力が高く、人を見る目に自信のあるタイプに注意してもらいたいのは『一目惚れ』」「自分がいいと思ったら、人の意見を聞き入れようとしない頑固さが、裏目に出ることも」。
いかがでしょうか…。
◎釣った魚にエサはやらぬ…結婚したとたん豹変するのは誰？
「結婚後一番変わるのがＯ型男性かもしれません。結婚前は快活でサービス満点だったのに、結婚後はムスッとした表情が多くなる」そうですが、これは「徹底した安らぎと休息」を結婚に求めているためだとか。逆に「家庭内でないがしろにされると、それがきっかけで浮気するというケースは意外に多い」そうですから、ご注意を。特に「情に厚いＯ型」なので「浮気が本気に変わることも」あるらしいので、その前に「常にボスとして立ててあげて下さい。」とのこと。
「Ａ型男性は（中略）結婚前のまめさはどこへやら、すっかり無精者になってしまう」らしく「見栄っ張りな面が表に出ると、突然、同僚を家に連れてくることもある」そうですが、「家庭の要としての立場とかわいい妻を自慢したいからこその行為なのですから」「おとなしく尽くしてあげて下さい。」とのこと。(^^;ヾ
「結婚してもまったく変わらずガッカリされてしまうのがＢ型男性」で「結婚を恋愛のゴールとは考えず、好きな人と一緒にいるための手続きの一種程度にしか思っていないようです。」とのこと。「妻とは友達のようなつきあいを好み、よく話し合えば女性の立場や生き方を理解してくれる」ので「仕事を続けたい女性にとってはありがたい存在といえるかもしれません。」ただ「家計や生活をかえりみずにお金を使ってしまうことも」あり、子供を大切にしますが「しつけや教育には関心が薄」く「どこまで父親としての責任を感じているのか、不安を感じることも多い」らしいです。
「社会的な安定を求めるＡＢ型は、結婚しても相手を失望させることはしないでしょう」とのこと。ただ「嫁姑間でトラブルが発生したときはあまり頼りに」なりませんが「亭主関白になる可能性はまず」ないそうで経済的心配さえさせなければ「安泰な結婚生活が送れるはずです」が「家族間の行動に関しては、ある程度把握しておきたい」らしいので「事後報告や嘘は信頼関係にヒビが」入るそうです。
◎風俗通いや浮気にバクチ、油断禁物ダメ亭主注意警報！
では、たとえ浮気されても自分の元に戻ってこさせる血液型別の秘訣が書かれており、心配な方は是非この本を手にとって見てください。
◎夢の結婚生活を叶えてくれる生活力のある男性は誰？
◎ストーカー行為や無言電話など、別れたあとが怖いのは誰？
など、男性諸兄には耳の痛い指摘もありますが。
これらの他にも、随時入っているコラムには、唸るものがあります。
また著者の関係するサイトの一つNPO 血液型人間科学研究センターによる血液型の関係は、一ページに凝縮されて大変判りやすく整理されています。
繰り返しになりますが、能見氏のＡＢＯワールドにも面白い情報がありますので、是非覗いて見てください。中でも、関心が高いと思われる血液型相性はこちらです。
日本人は、パターンにはめるのが好きらしく血液型による類型化など絶好の肴ですが、類型と個人差と、どのような関係になるのでしょうねぇ。
自分の元々の性向を知り、より良い人間関係を作って幸せになる。
これが何よりではないでしょうか。
そのためには、相性の良し悪しで一喜一憂する処に留まらず、自分がどういう傾向に陥りやすいか振り返って、ガイドに従ってよい方向に舵（考え方）を切り、的確に行動することが、何より大切なようですね。
皆さんとともに、私も努力いたします。(o~-')b