はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

雛祭り

2007-02-26 21:42:47 | 田舎暮らし雑記
この日曜日
お雛様を出しました。

我が家のお雛様娘が産まれたときに、義父母に買ってもらいました。
僕が働き始めてまだ何年かしか経っていないのに、既に子供は三人。
僕らで買えるようなものではありませんでした(^^;ゞ

早くに父を亡くしたため、ほとんどの兄弟の養育と結婚を仕切った義父母にしてみると、
その時娘にできなかったことを孫にしてくれているようで、
ほんとうに有難い限りです。


命名盾にはオルゴールが仕込まれています。
ゼンマイを巻いて流れ出したのは「嬉しいひな祭り」

「この曲。ちょっと物悲しいよね」と家内
「およめに行っちゃうからでしょ」と娘

間髪を置かず、僕の目頭がジーーン…

いかん。いかん。
こんなことでは!

娘の結婚式では絶対泣かないぞ~
っと
それより、やっぱりお婿さんを貰おう(o^-')b
と、ひとり思うことで、その場は何とか持ちました(^^;ゞ


バレンタインがあった先々週末の日曜日。
4日遅れで出張から戻った僕に娘から。
手造りケーキでした。

なんでも高校の女生徒同士で交換をしたらしく、
(上げる彼氏は居ないらしい)
本当はもっと作ってあったのですが、たくさん貰ったため、
急遽、僕の分が友達の処にお嫁にいったとか…

少しパサパサ感がありますが、初めて作った割には、まぁまぁかな。

褒めたのが嬉しかったのか、その後何度もスポンジからケーキを作っているそうです…


こちらは、同じく家内の手造り。
甘いのが苦手なので、ビターを利かせて甘味を抑えてくれてありました。(^^)v
こちらは、しっとりモチモチ。

母娘で教えあっているようです。

昔、貰ったチョコを非常食用にと冷蔵庫に取っておいたら
いつの間にか「へなチョコ」になっていて
それがめっかって、大変お叱りを頂いたことがありましたねぇ。

以来、チョコは届かなくなりました。(^^;ゞ


そういえば子供の頃、娘はケーキ屋さんになりたいって言ってたなぁ。

最近はそれは止めたとのことですが、まだ進路は決まっていないようです。

先日「帰省」していた義妹から聞いたのですが、
娘は「結婚したいって彼氏を連れてきたら、お父さん中々認めてくれんやろうな~」と言っているそう…(^^;ゞ
回りも図に乗って「ほーや。ほーやぞ」とけしかけているらしい

ん~~。
本人に聞きもせず、勝手にぃ~
困ったもんだ(^^;ゞ


下宿のお雛様そんな記事を書きかけて、下宿に戻ったら
こちらにもお雛様があることを思い出しました。

いつだったか3月3日を過ぎていたある年
向かいの大型SCで500円!と投売り状態…
あまりに可哀想だし、僕の玄関先も寂しいので
お連れして帰りました。


下宿の干支飾り下宿には、干支の飾り物も置くようになりました。

これは、親戚の義叔母の見舞いに富山の病院へ行ったとき、
売店にあった猪と、鏡餅。
これ全部でも数百円しかしなかったので、
値決め間違いではと、とても信じられなくて
こちらもお連れしました。

奥の門松はいくらなんでも、もう仕舞いましょう…

お雛様を飾ったら、誰も迎えに出ることも無い
玄関もパッと明るくなったような気がするから、不思議です。


これから娘がどんな道を歩んでゆくのか…
お雛様たちも…見守っていてください

掛川へ出張

2007-02-26 21:04:08 | 旅日記
気づいたら、1週間近くお休みをしていました…(^^;ゞ
やはり相当くたびれていたのと、仕事も詰まっていました…

その間お訪ねの皆様、ありがとうございます。
そして、失礼いたしました。m(_._)m


さて先週の金曜日、掛川に出張でした。
能登を9:30に出て、米原経由で到着は15時過ぎ。

午前中の会議がなくなったお蔭で、朝一番で床屋にいけました。
さっぱり・すっきりV(^^)v


七尾から金沢までは普通列車で1時間半もかかります。
特急列車の待ち合わせなどで、益々遅くなります。
普段なら長く感ずるこの区間も、
たまたま途中から乗り合わせた方とお話が弾み、あっという間でした。

姉一人・弟一人の真ん中だそうですが、
7年前に過労死で弟さんを亡くされてから、
時々豊橋から両親の元に帰っておられるご様子。

年老いたご両親だけでやっている田んぼも手伝いもされているとか…
近所にいた親戚も亡くなったそうで、これからどうしようかと
明るく笑っておられましたが…

農薬まみれの米は食べたくない
でも、遠く離れた故郷の田んぼは日常の管理ができない…
こんな方が増えてゆくのかもしれません。

その方の弟さんと僕の年恰好が近かったのかもしれません。
最後の方は、お互いに身を乗り出して話していました。


掛川と豊橋は新幹線で近くですが、
今日の天気予報は大雨。

そのお方は、金沢で時間をつぶして嵐を避けるのだそうです。
僕は、向かいのホームの特急に

田舎暮らしへの思うところはありますが、
とりあえず、本日の会合の準備…
これができることが公共交通機関利用の良いところです。

掛川は「こだま」しか停車しないなどのため、
米原から30分ほどの名古屋で乗り換えなければならないため、
意外に新幹線では、ゆっくりできません。


掛川城掛川では、天気予報は当らず、小雨程度でした。
掛川城が良く見えました。
会合が終わって日も暮れ、ライトアップされたお城も中々良いものでした。

ご当地の方々と4次会まで繰り出して、大騒ぎ(^^;ゞ


帰りは全く指定席が予約できません。
掛川を朝早く発ち、30分以上の乗り継ぎ時間を確保するスケジュールにしてみました。

ところが、思った以上に受験シーズンの混雑は強烈で
米原からの特急自由席は150%くらいだったのではないでしょうか

それもそのはず…
近頃のお受験は、男子にまで親御さんが付き添っています(^^;ゞ

女子はわからんでも無いですが
男の子は、自分だけで行くモンじゃないの?

このような状況ですから、受験生の倍の席が埋まるわけ
トホホ…

というわけで、久々に特急での立ちっ放しとなりました。

前日の会議でも約2時間立ちっ放しでしたが、
夢中になっているとそれほどの疲労感は残りません。

が、通路を渡ることもままならず
トイレに行くのも難渋する状況での
「立たされ」はやはり応えます。

受験生が多いということは、
福井・金沢・富山での下車しか期待できないということです。

観光客もそこそこ居られたので、
福井を過ぎ、芦原温泉から漸く座れました。(^^)

金沢まで30分ですが、それでも助かりました。


金沢での待ち合わせ時間を利用して
お昼は、立ち食い蕎麦
往きの前日も同じメニューでした…

一旦は、普通列車に乗り込んだのですが
固いシートに2時間(たまたまその列車は特別遅い)は
とても溜まらんと
七尾まで切符を買い足して特急に乗ることに

この日は、湖西線が強風で、
大阪・京都方面からの雷鳥系特急が1時間程度の遅れ。

その影響で、乗り継げなかった人が、自由席に並んでいます。
座れるかどうか微妙な列。

列車が着いてぞろぞろと乗り込んでいると
僕の後ろに並んでいた熟年男性たちが
誰も並んでいない隣の指定席車両から自由席に
周りの若者からはブーイング

そりゃそうだ

疲れ切っていなければ、一発お見舞いするところですが
その元気もなし

しかし、なんとかならないものでしょうかねぇ
この世代の行儀の悪さ・横着さ

件の4人づれは、2ボックスを占領して
ゆったりとすわりご満悦。

こんな年寄りにだけは、成りたく無いっ!
脇を通り、通路側の空いている席に座りました。


七尾に着いてから家族の迎えを待つ間
駅前の図書館でブログでも…
と思いきや、こちらも満席

やむなく、書籍店で立ち読み

今回は、手配が遅れたのが何よりの敗因ですが、
こういう体験をすると、出張も車を運転して行きたくなっちゃいます。


素敵な出会いも無ければ、無作法者に怒る機会も少ない車の運転と
どちらの出会いもあり、座れれば休める公共交通機関

一長一短
です


また週末に岐阜への出張があります。
まだ切符は…買ってありません。(^^;ゞ

つっかれたぁ

2007-02-19 19:38:16 | 田舎暮らし雑記
能登の方言で、
疲労困憊して体中に倦怠感があるとき
「体が病める」とか「まんで たいそい」と言います。

昨日、温泉に行き、マッサージ機(いつもの気持ち良~いので無いヤツ)も使ってきたのですが…

今日の体中に広がる倦怠感
大袈裟でなく、疲労感が押し寄せるような感じは、
まさに「病める」よう

あんまりちゃんと仕事にならず…(^^;ゞ

考える仕事は明日以降に先送り
でも明日から全速力でこなさないと締め切り目前。


そういえば
弁護士・弁理士など「士」や「師」のつく仕事のことを
士業と書いてサムライ業というらしいです。

自らの技術力で、ほぼ一人で解決して行くからなのでしょう。

僕の仕事の場合、そこまで格好良くはありませんが
「代わってもらえる人が居ない点だけ」が同じ(^^;ゞ

自らの体調管理・スケジュール管理が
きちんとできないようでは、プロとして失格ですな~(^^;;;

今日は、この辺にして早く寝ようっと
この歳になっても相変わらずの「寝る子」なもので


あっ
そういえば、今日。
とっても素晴らしいことがありました。

その方のお気持ちを伺うだけでも、
何よりも有難いことと目頭が熱くなりました。

捨てる神あれば、拾う神あり
と申します。

世の中、寒風吹きすさぶだけでは、決してない
そう信じていれば、そのようなことも現れるのかも知れません。


このブログにコメントを頂戴している
さらささんもお忙しいようで
「ちゃんとした記事をアップしたい」と書いておられましたが
全く同感。


僕も出直してきますm(_._)m

冬の北陸の旅

2007-02-18 23:33:57 | 田舎暮らし雑記
前の記事で、疲れてごろ寝でしか見られなかったという番組の話です。


テレビ東京(石川ではMRO:北陸放送)の「いい旅夢気分
今日14時から、富山・氷見と石川・福井の再放送がありました。
冬こそ旨い!! 旬を極める海の幸めぐり特選4コース」(2007.01.10放送)

丸山弁護士ご夫妻が、旅された宿の「灘浦荘」は、能登の家から車で10分ほど。
一度宴会をしたこともあります。

この放送で嬉しかったのは、富山湾の寒鰤に対してようやく「正しい内容」だったことです。
・骨や内臓も含むグロスで1本10Kg以上を鰤と言う
・取材時に1kg8,000円などで1本8万円ほど
 (旬の時期5,000~10,000円/kg程)
・鰤大根は、鰤の骨が食べられるほど煮込む
などです。

特に、口に含むと骨がクシャクシャと溶けるかのように崩れるほど煮込んだ鰤大根の味は何モノにも例え難い味がします。(^^)

ただし、番組で3月末までとされていた寒鰤の本当の旬は、11月下旬から12月一杯まで
1月以降はやや旬を過ぎています。


次は、中日の落合監督夫妻の旅。

「金沢がメインでない」という今回の旅。
金沢・能登の人間からするとちょっと(かなり)悔しい思いがしました。
が…

それでも圧巻だったのは、1泊目の福井県三国温泉の民宿での料理。
茹で蟹(雄・雌一人一ハイずつ)、蟹のさしみ(二人で一ハイ)、焼き蟹(陶板での蒸し焼き・一人一ハイ)、蟹鍋、蟹ご飯など蟹づくしで一人26000円余り(税サ別)。

石川県側にも橋立漁港の民宿でも似たような蟹尽くしの宿があり、10年以上前に義母が行って来たそうですが、炭火で焼いていたとのこと。
(焼き蟹は、蒸し焼きよりも炭火で焼いた方が、時間が掛かりますが美味しいように思います…)

日本海のズワイ蟹は、漁獲調整をしているものの、近隣国の乱獲も手伝って(買っているのは日本人です…)年々漁獲量が減少し、食べられなくなるのも時間の問題との風の噂も耳にします。

一晩に雄蟹3ハイ近く残さずに食べつくせる自信はありませんが、一生に一度、死ぬほど蟹を食べに行きたいものです。

ちなみに、本当の茹でたての味を知っている者からすると
並みの旅館の食事に出てくるズワイガニは、残念でならないものです。
限られた彼らの「命」を「有難くいただく」ためにも、最高の状態で頂いてこそ。だと思うのです。
豊食→飽食→放食→崩食
と、この国のかつての食に対する接し方まで、今日の日本は崩してしまいつつあるように思えてなりません。

せめて、豊食に満腔の感謝をすべく
頑張って、お小遣い貯めよっと…(^^;ゞ

帰宅したら

2007-02-18 23:16:38 | 田舎暮らし雑記
昨夜、日付が変わる前に帰宅できました。
とろこが、深夜にもかかわらず、明かりが煌々と
なにやら声も賑やかで、戸を開けると異様な人口密度!

いつもの家族に加え、義妹・次男も居ました。
これで、我が家のオールスターキャストから長男のみがいないだけです。
漁師の義父はいつも早々に寝るので、姿が見えないのは不自然ではありません。

公立病院で看護師をしている義妹は、40を過ぎて未だ独身。
今回の「帰省」は、不用になった衣類・寝具の処分なのだそうです(^^;ゞ

幾つもの大きな紙袋に入れた大量の「着なくなった」衣類を家族に勧めている最中でした。(^^;ゞ

彼女の「伴侶」のウサギさんは今回はご同伴ではありません。
翌日直ぐに金沢に戻るから…なのだそうです。

家族が急に増えて、対応や話し込みに忙しい家内に「一週間ぶりのお帰りなさい夕食」を期待するのは、無理。
咄嗟に理解しました。

構ってもらえないということは、ゆっくり晩酌ができるということでもあるのでV(^^)v
でも26時を過ぎても終わりそうにも無い女性陣のお話には、脱帽してひっそりと寝室に退散。


6時間ほども寝たでしょうか?

もう少し休みたいのですが…
家中は、朝の喧騒

中学校のバレー部OGとして後輩の練習に応援しに行く娘
時間が無いと急きたてる家内。

テニスをしたいからと、早々に金沢に戻る義妹
…あとは眠くて…むにゃむにゃ…

決意して布団に寝座ります。
起き出したのは、お昼頃

やはり相当疲れているようです。
疲れている時はお腹を休ませるのが僕流。

食パン1枚で終了。


少し家の用事をしていると、次男が帰ってきました。
成人式で久々に再会したAちゃんを連れています。

家内の車を借りて、
初心者マークを着けて迎えに行っていたそうです。

この地域は子どもが少ないので、小・中学校一学年一クラス。
9年間同級生が変わりません。
彼らの親も同級生同士だったりして、親子二代に渡る同級生なんてことも

幼稚園や学校行事を通じて、小さな頃から殆どの子の性格はよく判っています。

小さい頃、地味だったAちゃんも
年頃になって綺麗になっていました。


さて、僕の方は二週間連続の一週間出張のため
かなりの疲労に包まれていた。
昼まで寝ていたのに、午後からのTV番組もごろ寝で見るのがやっと。

このままで明日からに響くので
夕方、近くの温泉に行ってきました。

お蔭で少し楽になったかもしれませんが、
いつも利用するマッサージ機をオバさんが独り占め
30分以上待っても一人で延々と使い続けています。

いつもの僕なら激怒して雷を落としているでしょう。

でも、これも何かの修行かもしれない
と、今日は諦めて帰りました。

果たして何の修行だったのでしょうか…(^^;ゞ


戻ってみると、次男とAちゃんは
まだ客間でお話に夢中


日中見ていた旅モノ番組に影響を受けて
今夜のメニューは「手巻き寿司」…

ところが、急な思い立ちなので
冷蔵庫・冷凍庫を探しても
新鮮なネタは在庫がありませんが仕方ない


僕らは、ダイニングで
次男とAちゃんは客間で
それぞれ夕食。

そういえば、20数年前
僕も家内とこうやって、
この家で夕食を頂戴していましたっけ…(^^;ゞ

何度も通ううち、義父・義母(今では…ですが)の心遣いが
自然で、とても居心地がよくなり、
この家の一員となったのでしたねぇ~


こうやってブログを書いている今も、
まだご両人のお話は続いています。
共に学生で春休みですから
時間の観念が飛んでいるのでしょうけれど…

Aちゃんのご両親も心配してるかも
そろそろ、親の出る番…かな…