暇だと碌な事がありませんねぇ。(^^;ヾソニーがコニカミノルタのデジカメ部門を買収しましたが、今朝「新しいデジタル一眼レフα１００を発表」とのニュースを感慨深く見ました。
最後の蒸気機関車(SL)の力闘を写真に収めるべく部活は写真部。中学生で初めて買ってもらった一眼レフカメラは、ミノルタでした。以来、小遣いを貯めてズームレンズを買い足して行き、夢中で北海道中を駆け回ったものです。
それから幾星霜。
義父が何かの懸賞でキャノンのＡＰＳ一眼レフカメラが当たりました。標準レンズだけでは使いづらいので、早速ズームレンズを買い足し、旅行に持っていくようになりました。
結婚当時、私は未だ学生で、長男の癖に婿に行くというので自分の親・親戚一同の大反対を受け（そりゃそうですね…）、何も仕込みなし。
止む無く結婚が決まってからバイトで一所懸命貯めた５万円を握り締めて、家内と結婚指輪を買いに…。
思い通りのものが無いらしく、４軒目までは黙って付いて行きましたが、とうとう僕が切れそうになった５軒目で漸く決定。私の嫁入り（？）道具は、その指輪と身一つ（だけでも無かったか…）。
当然、ちゃんとした新婚旅行になぞ行けず、飛騨あたりの温泉に行きました。そんなことがあって結婚１５年目にして欧州に二人で行くことが決まり、件のキャノンを抱えて行きましたっけ。重かった。
時代は、いつしかデジタル。
地元の国際交流員だったＪ君が故郷のケアンズに遊びに来いということで急遽、散々悩んで買った初のデジカメは、キャンノンのPowerShot S30。水中撮影用のケースも買い込みました。ケアンズでは早朝の湖で滅多に見られないらしいカモノハシの遊泳姿をキャッチしたり、珊瑚礁の島での水中撮影など大活躍。でもその後がいけません。
大きな滝の下から夢中で撮っていたら、コケで滑って岩にカメラが…。初の旅行保険・携行品損害補償のお世話になりました。今でも多くの方に愛されている名機なのですが…。
最近は、コニカ・ミノルタのコンパクトデジカメDiMAGE X50を愛用してきました。それも、私のテーマカラーの赤。
ところが、ここのところ庭花さんやクロロンさんのブログを拝見していると、かつて写真部員だった頃の蟲が蠢いてきました。X50はブログ用の写真を撮るには手軽ですし、胸ポケットにちょうど良く収まり嵩張らないので助かりますが、風景写真や草花を撮ろうとすると周辺部、特に四隅の色収差がとっても気になります。コンパクトカメラの限界です。
そんなことを暇に任せてつらつらと思いながら、webを見ていると！
価格.comにPANASONICのLUMIX DMC-FZ20がなんと「37,800円送料込み」ではないですか！送料込みだから、所謂ポッキリです。中々安い…
このカメラは一眼レフではありませんが、望遠・広角を通じてF2.8と明るいレンズを持っていて、中々良いカメラです。
昼休みを利用して近くの家電量販店を覗きますが、既に生産中止機種のため店頭に無く、現物確認はＮＧ。
改めて通販店サイトに行くと、色はシルバーのみ。安っぽい色なので在庫処分価格なんでしょうね。カメラオタクの同僚Ｔ氏に、一言こぼすとFZ関係の情報を集めているページなるものを早速、ご教授。世の中には凄い方が居られるのですねぇ～。件のページを見ていると益々欲しくなります。でも欲しいブラックは高いしねぇ。
夕方、私の前の職場で大黒柱となっているＹ女史がお越しに。世間話をしながら、件の通販ページをいじっているうち、とうとう［注文］ボタンをクリック…。
あぁ…。衝動買い。
それも絵に描いたような…。
色はシルバーなんだけど…。
子供の頃、親からは衝動買いをする人間にならぬよう、毎月貰う小遣いはすべて貯金をして、正月・誕生日・Ｘ'masの３日間だけ使うことを許されていました。それも貯蓄高を計算し、欲しいものをリストアップし、３ヶ月以上欲しいものとしてランク上位にあるもののみを予算内で買う。
買い食いも、ついで買いも無縁だった。年に３日間は楽しかったなぁ。その前もワクワクしたし。買った後も複数のプラモやら欲しかったものたちに囲まれてしばらく至福の時。
それがいつの間にか、衝動買いをする大人になっちゃった。
家族になんて言おうかな。娘には呆れられるだろうな。それ買って何を写すの？って。本当だ。何を写すんだろう。
いかん。いかん。僕は、冒險義塾金澤校塾生だぁっ！
数日中に勤め先に届くはずだから、銀行に行ってヘソクリ口座の残高を確認してこなきゃ。
嬉しい様な、トホホのような。
やっぱり嬉しいのかな。
ほんとうに、何を写そうか…