はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

個室寝台ソロ

2006-08-28 23:45:44 | 旅日記
上段の室内1今回は、少し早めに出張の日程が決まりましたので、いつもの寝台特急北陸号もB個室ソロが手配できました。
経験上、個室・オープンともに上段の方が快適です。
一度、下段個室だったときは、真上の方が夜中に出入りするドアの開けたての音で何度も眼を覚ましました。また、台車の音(線路から伝わる振動)がかなり気になります。
下段に比べればやや狭い感じもしますが、特段気になるほどでもありません。

上段の室内2このように座席の座面がベッドとなっています。この写真右手手前の壁には小さいながらもテーブルがあります。またその下には専用のゴミ箱もあり、殆ど個人的な設備が何も無いオープン系の寝台に比べて「充実」(?)しています。




上段の室内3B個室の車両は偶数番号が上段、奇数が下段です。今回の私の部屋は、金沢発上野行き4号車4号室。途中まで進行方向と逆向きです。このように曲面の窓。




上段の室内4こんな感じで中々見晴らしがよいのです。左手には、荷物を収納できるボックスと、専用の優先操作盤とスピーカ。中々快適ですよ。



本日の切符とカードキー個室の乗客にはカードキーも配られます。これは、個室からトイレなどに行くときもドアの外から施錠できるものです。乗車記念に持ち帰れます。もう何枚たまったことやら。



上段寝台からの眺め:富山駅で上段の窓からの眺め。富山駅では、背中も露な若者アベック数組が乗車。
今回とは逆方向の下り上野発金沢行きでは、大宮あたりで日付が変わります。向かいのホームで列車を待つ帰宅途中の人々をこのやや高い窓から見下ろしながら「こちらは一杯やって、浴衣姿の旅人」と、ちょっとした優越感に浸れます。(^^;ゞ

娘が東京のお土産に買ってきてくれたケーキを包んでいた保冷バッグが今回は、ビールの持ち込みに役立ちました。駅でも、列車内でも売っていないため、持込むしか寝酒にありつく方法がありません。

小瓶に分けた焼酎をもう少し頂きながら、読みかけの本に眼を通して、休むことにします。明日から2日間の東京出張も無事こなせますように。


寝台特急北陸号の車内から…

これから出張

2006-08-28 20:11:15 | 田舎暮らし雑記
例によってまた、寝台特急に乗って
これから東京です。

今から出張準備をして
1時間に1本しかなくなったバスに乗って
金沢駅に向かいます。

結局食事は、寝台の中かな~

アウトドア料理(後編)

2006-08-27 23:29:06 | 田舎暮らし雑記
前編の続きです。

●鶏ロースト
今回で今シーズン3度目となる料理です。

◎レシピ
鶏     1羽
ニンニク  1株
たまねぎ  1個
にんじん  1本
ジャガイモ 10個程度(12inchダッチオーブンの底に敷き詰められる位)
フレンチドレッシング 1瓶
 →今回も自製(サラダオイル1:酢0.3+塩で、400cc程)
塩・胡椒  適宜
竹串    1本

鶏は自然解凍しておき、全体に良く洗います。特に腹の中に残っている内臓やゴミなどがないように丁寧に。
たまねぎ・にんじんをみじん切りにして軽く炒めておきます。
鶏の外皮や、中に胡椒とニンニクを半分にした切り口を擦り込みます。

野菜を詰めるみじん切りにしたニンニク1粒と炒めておいた野菜を一緒にして鶏の腹に詰めます。結構な量が入りますので、やや多めに作っておいても大丈夫です。


竹串をつくる竹串を忘れたので、Hさんが急遽作ってくれました。これで鶏のテールを縫うように閉じます。



背と腹を炒める加熱しておいた12inchダッチオーブンで鶏の背と腹をかるく炒めます。隣の煮豚は、この時こんな感じでした。



ジャガイモを敷く一旦、鶏を取り出してジャガイモを並べます。その上に鶏を載せ、ドレッシングを一気に撒いて蓋をします。



オーブン下火は極弱火、蓋には炭を乗せて中火くらいでオーブンに。写真の上火は、少なすぎます。



鶏ローストの出来上がり約40分後、蓋から蒸気の出方が変わった頃、出来上がりです。
今回は思いつきで、周りにたまねぎを丸ごと入れ。ておきました。テレビで見かけたのでは赤くて丸いものも入っていたようで、トマトではないかと推察しているのですが、トマトは見送りました。

底に敷いたジャガイモには鶏の旨みが沁みて、とても美味しく…なるはずでした。
残念ながら下火が強すぎて、すべて丸焦げに…(;_;)…
大失敗でした。

皆でとりわけそれでも、こんがりした皮はパリパリとして美味しく、みんなでワーッと囲んでいます。

手前では、煮豚をした10inchの後始末。砂糖でカラメル状になって残った分を湯を沸かし、ササラで完全に取り去ります。12inchの方も同様に。水気をキッチンペーパーで拭いサラダオイルを塗って、後始末完了。
こうやって毎回丁寧に手入れをしておくと、カラメル状まで煮詰めても底にこびりつき難くなり、段々後始末自体も楽になってゆくようです。(^^)

夕焼けこの頃、18:30。空を見上げると夕焼け…
急速に暗くなっていきます。





●パエリアダッチオーブン&燻製入門
この本のp.134を参考にしました。
パエリアとはスペイン語で「彼女のために」が語源なのだそうです。ページには「恋人のために作る男の料理」とあります。

ここからは暗くなってきたためと、だいぶアルコールが廻ってきたため(^^;、写真はありません。あしからずm(_._)m

「彼女のために」を作ったのはHさん。奥さんやY君も加わって賑やかな調理でした。結局、皆料理と食べることが好きなんだ(*^o^*)

◎レシピ
・具
 アサリ    1パック(スーパーで小売されている単位で適宜)
 鳥モモ肉    〃
 有頭えび    〃
 ハマグリ    〃
 イカ      〃
 ホタテ貝柱   〃
 たまねぎ   1個
 トマト    1個
 ピーマン   1個
・米      3合
・調味料等
 オリーブ油  100cc
 白ワイン   1カップ
 水      2カップ
 コンソメの素 2個
 サフラン(今回は高価なのでターメリックを使用)
 タイム    少々
 塩・胡椒   少々

貝類は水につけて砂抜きをします。
鶏肉はぶつ切り、野菜は粗めのみじん切り、玉ねぎだけは普通のみじん切りにします。
始めに、鶏肉をオリーブ油で軽く炒めます。一旦肉を取り出し、引き続き野菜を加えて炒めます。
米を加えて透明になるまで丁寧に炒めます。既に完全に暗くなってしまっていたので、米が透明になっているかどうか判別が大変だったようです。
(この辺りになるとみんな自主的に調理を始めているので、僕の出る幕はほとんどありませんでした。)

もっと手際よく、早い時間帯に始めるか、ランタンが必需ですね。本当のアウトドア(日本では無理ですが)では、日没と共に作業完了が基本だと思うので、全体的なスケジュールが課題です。

米が透明になったら、水と白ワインなど調味料を加えて味を調えます。
サフランは水溶性なので、少量の水に浸けておくのですが、ターメリックは油溶性なので、炒めながら混ぜてゆきます。

上に魚介類と炒めておいた肉の具を載せ、蓋をせずに炊き上げます。

今回は、水の量が多かったのか、やや柔らかめの仕上がりになりました。
これだけ各種の具材が混ざっているので、初挑戦でしたが、中々味も良く仕上がりました。V(^^)v


●冬瓜スープ(とうがんのスープ)
母の手料理の中で、特に好きなメニューです。
僕の嫁ぎ先(^^;ゞでは、夏に獲れる冬瓜を酢で煮るしか料理していませんでしたが、このメニューを持ち込んで以来、こちらの方が冬瓜料理の主になりました。

この料理だけ、ケビンに備え付けの鍋とコンロで調理しました。

◎レシピ
冬瓜     1/2個 地域によっては「かもうり」と呼ばれていると思います。
ハム     適宜
枝豆     適宜
えび     適宜
コンソメの素 適宜
塩・胡椒   少々

すべて適宜で、すみません。

スープには、「具沢山を好む女性と、具が少なめが好みの男性」という傾向があるらしいのですが、冬瓜以外の具材も味の幅を決めるので、試行錯誤しながら量を決めてください。個人的にはこのスープに限り、具材が多い方が好きです。特に意外なのは枝豆ですが、よほどの豆嫌いでなければ外さないでください。
子供向けには胡椒控えめですが、大人向けにはそこそこ必要です。
隠し味に醤油を少し垂らすと良いかもしれません。

Hさん・Y君ご夫妻もともに、絶賛いただきました。
冬瓜のちょっと美味しい食べ方かもしれません。


以上、夏最後のアウトドア料理でした。


秋にも、少しメンバーを加えてアウトドア料理を楽しむ会をしようとHさん・Y君で話していました。

会員の酒「みゃあらくもん(2006-06-25)」が大好きなY君の奥様にもちょこっとお酒を味わっていただきながら、ワイワイがやがやの夜は更けていきました。

結構楽しめたというY君。料理で使う脳は、いつもと違うのかもしれませんね。それが癒しの原点かも…。
子ども達の相手をお願いした奥様方の方が楽しめなかったかもしれません。そうだとしたら、恐縮です。


屋外から場所をケビンの中に移して、宴会に。
子ども達間中には、僕のことを覚えていて、会うのを楽しみにしていてくれたとか。(*^^*)この歳になってもありがたいことです。
僕の子どもにして遊んだことを、彼女達にもしてみました。

まず、
○飛行機ごっこ
僕が床に仰向けに寝て、脛に子どもを腹ばいに乗せてフワフワする入門編から、揃えた足の裏に子どもの腹から胸の辺りを載せて、ダイナミックに空を飛ぶように揺する上級編まであります。子どもの方も慣れて其れなりの動きをしないと中々究極の技は難しいのですが、やはり女の子・幼少なので、入門編が好みのようでした。

○どんぶらこ
飛行機ごっこは、こちらも疲れます。
こんどは、お船です。

やはり仰向けになって、膝を曲げて脚を楕円状にし、あたかも船の縁をつくります。この中に、子ども達を「乗船」させます。
港からの出航と汽笛や銅鑼を再現しながら、脚を揺らして沖に出ます。

途中、平穏な航海、突然の嵐などを経て、無人島に漂着…。
物語が欠かせません。子ども達はすっかりその気になってゆきます。ただ、僕の場合、子どもが男の子だったせいで、かなり乱暴にしてきたようで、女の子達は小さい頃から「安全第一」が重要なようです。
冒険が過ぎて、途中脱走の子も出ました…(^^;ゞ…


●番外編
ご近所から取れたての蛸が、家に届いていました。

翌日の「朝食は各自」としていましたが、この蛸を使って急遽、蛸飯(たこめし)を披露することになりました。
牛蒡(ごぼう)をささがけにして、醤油・みりんとともに混ぜるだけで、普通の炊飯器で炊くことでできます。
これらの分量は全て適宜(^^;ゞ
一番難しいレシピですね…
でも、美味しいですよ。

翌朝はバタバタすると思いますので、今夕のうちに炊いてしまうことにしました。

延々と酒盛りをしていた我々男性陣。蛸飯が炊き上がる頃、お腹も空くことに(^^;ゞ
味見の一口が、きっちりご飯盛りになり、見る見る減ってゆきました。

翌日に残ると想定していた冬瓜のスープと蛸飯。
かなり量が減りましたが、女性陣と子ども達の口にも、何とか届きました。


翌朝、庭の柵に結わえてあったゴミ袋を烏がつついて大変なことに…
ちゃんと片付けたつもりでしたが…
やはりアウトドアでは「日没前に作業を終えておく」ことが大切ですね。


●翌朝
災害時のために…と大上段に構えるつもりではありませんが、「お父さん見直し隊」のつもりでもアウトドア料理を深めてゆきたいと思っています。

ご紹介したメニューのうち、一つでもお試しいただければ光栄です。
特に、冬瓜スープはお勧めですので、是非どうぞ(^^)

アウトドア料理(前編)

2006-08-27 23:26:40 | 田舎暮らし雑記
横浜から帰省中のY君ご夫婦と娘さん2人、金沢からHさんご夫婦と娘さん2人と、自宅近くのキャンプ場で、合宿しました。

全員(?)食いしん坊のこの組み合わせでは、当然のごとくアウトドア料理がメインになります。男性陣3名が、女性陣と子ども達に腕を振るうという設定。
ダッチオーブンを見るのも初めてというHさん、Y君。果たして出来栄えや如何に(^^;ゞ
ケビンからの眺め予約したケビン2棟のうち1棟は、ご覧のようにちょっと海に突き出たようになっている庭で炭焼きができます。海は、富山湾。残念ながら写真には写っていませんが、右手の水平線には三千メートル級の立山連邦もうっすらと稜線を見せていました。

ケビンと庭この日は、有難くも素晴らしい晴天。
午後の日差しが気になりますが、ケビン自体が午後の陽の陰を作ってくれるので、まさに絶好の場所でした。


早速準備時刻は15時少し前です。メニューの中に長時間を要するものがあるので、早速準備に取り掛かります。炭熾しはHさん、Y君はビニール袋を持って、ゴミ袋を設営中。(このゴミ袋が翌朝ハプニングに…)

ポップコーン●ポップコーン
最初のメニューは、ポップコーンです。強火だと焦げやすいので、炭火が完全ではない間で、幼子たちのおやつにもなると思います。本当はスキレットで炙るのが一番なのですが、ここは10inchのコンボで挑戦です。

◎レシピ
ポップコーン:100g
同量のバター

10inchを一杯にするには、もう若干多くても良いようです。
スキレットの場合は、この半分です。
バターが意外に多いような気がしますが、ご安心を。

担当は高校時代、元県道部で鳴らしたY君。
ところが、今では腕の筋肉が衰えたのか、重そうです。(10inchのコンボなので、ある意味当たり前ですが…)
金網を通じているとさすがに火力が弱いようで、網を除いて直火にしたところ、良い香りとポンポンと弾ける音がし始めました。

ポップコーンの出来上がりこれに塩を振ってポップコーンのできあがり。ちょっと焦げてしまったものがありますが、香ばしくバターのしつこさは感じません。


子供たちも早速手を伸ばしていました。





●焼鳥焼鳥
ここで、1品飛込メニューです。前日深夜、九州から戻ったHさんの御土産。暖めるだけとのことで、蒸発したバターがたっぷりついたコンボの蓋で早速、軽く炒めます。
これは麦酒が欠かせません!ということで、16時前のこの時点で1杯やり始めてしまいました…(^^;ゞ


●沖縄風チャーシュー(ラフテー)ダッチオーブン&燻製入門
写真の本p.22の煮豚を参考にしました。著者も沖縄への思いを込めて考えたとか。

◎レシピ
豚ロース 今回は2ブロックを使いました。
たこ糸
黒砂糖  知人から入手した伊計島特産の黒砂糖を贅沢に使いました
生姜   1個
紹興酒(なければ泡盛でも)
醤油

たこ糸で肉を縛るまず、たこ糸で肉を縛ります。かなりきつく縛ること。端から縛り始めて戻り往復で縛って結びます。



たこ糸結びあがり大体こんな感じです。


この間に御湯を沸かしておきます。2回分必要なので多めに。


肉をゆでる完全に隠れるほど御湯を張ってゆでます。脂が浮いてきたら一旦湯を捨て、新しい湯に換えます。



黒砂糖を入れるここから味付けです。
この本の良いところは、大体の調理時間が明記してあるところですが、逆にレシピに分量が一切ありません。そこで、ここからは合議制で分量を決めていきます。美味しくできたらみんなのお蔭。NGだったらみんなのせい…(^^;ゞ

黒砂糖には、沖縄のチョーデーから紹介してもらった伊計島特産のものが冷蔵庫に眠っていたので、これを贅沢に使いました。
本では黒砂糖を「ナイフで削る」とありますが、指先で揉んでも粉末状になるので簡単です。これを結局1/3(100g)程入れました。

紹興酒・生姜・醤油も適当です。
合議制の欠点は、分量が再現しにくいところでしょうか…。ゆで汁を味見して、醤油が足りない、紹興酒を足して味に深みを加えよう…と、三々五々やってゆきます(^^;ゞ

煮詰めてゆくこれを何処までも煮詰めて、水分が無くなるまで1時間半ほど…。写真でアクが黄色みを帯びているのは黒砂糖のためです。


煮詰めて照りがでてきた途中肉が顔を出してきますので、何度も回して満遍なく浸かるようにします。およそ1時間半後。ほとんどの水気が飛んで、沸騰する泡がこのような状態になってきたら、いよいよ出来上がり。

ラフテーのできあがり少し冷やして、たこ糸を外して、切ります。
これが絶品でした。一堂「こんなに美味しい豚肉料理を食べるのは初めて!」と口々に。V(^^)v
でも、分量がさっぱり再現不能ですから、次回が本当の意味で本番のようです…

後編に続きます。

甲子園決勝戦のドラマ

2006-08-24 02:16:36 | つぶやきあれこれ
今ほど、NHKを見ていて
耳寄り情報です。

25日金曜日午後10時から
NHK総合で
多くの方が感動されたとブログに書かれていた
あの決勝戦の試合の舞台裏がドキュメンタリーで放送されるようです。

題して「熱闘612球 ~早実vs駒大苫小牧~」


引き分け再試合の最後のバッターは
駒大苫小牧の田中投手、その人でした。

なにか、二人の間には
宿命のようなものを感じました。

番組紹介では、斉藤投手自身が田中投手に対して
やはり宿命のようなものを感じていたと話していました。

二人の投手のインタビューなど
「選手たちの証言を元に二日間の試合を描く」と
アピールしているこの番組は、是非観たいと思いました。


丁度その時刻は、会議先から戻りの移動時間帯のようです。
早速、下宿のPCに録画予約を入れました。


おっと、こんな時間ですね。
さっさと寝なきゃ