前編の続きです。
●鶏ロースト
今回で今シーズン3度目となる料理です。
◎レシピ
鶏 1羽
ニンニク 1株
たまねぎ 1個
にんじん 1本
ジャガイモ 10個程度(12inchダッチオーブンの底に敷き詰められる位)
フレンチドレッシング 1瓶
→今回も自製(サラダオイル1:酢0.3+塩で、400cc程)
塩・胡椒 適宜
竹串 1本
鶏は自然解凍しておき、全体に良く洗います。特に腹の中に残っている内臓やゴミなどがないように丁寧に。
たまねぎ・にんじんをみじん切りにして軽く炒めておきます。
鶏の外皮や、中に胡椒とニンニクを半分にした切り口を擦り込みます。
![野菜を詰める](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_15s.jpg)
みじん切りにしたニンニク1粒と炒めておいた野菜を一緒にして鶏の腹に詰めます。結構な量が入りますので、やや多めに作っておいても大丈夫です。
![竹串をつくる](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_16s.jpg)
竹串を忘れたので、Hさんが急遽作ってくれました。これで鶏のテールを縫うように閉じます。
![背と腹を炒める](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_17s.jpg)
加熱しておいた12inchダッチオーブンで鶏の背と腹をかるく炒めます。隣の煮豚は、この時こんな感じでした。
![ジャガイモを敷く](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_18s.jpg)
一旦、鶏を取り出してジャガイモを並べます。その上に鶏を載せ、ドレッシングを一気に撒いて蓋をします。
![オーブン](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_19s.jpg)
下火は極弱火、蓋には炭を乗せて中火くらいでオーブンに。写真の上火は、少なすぎます。
![鶏ローストの出来上がり](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_20s.jpg)
約40分後、蓋から蒸気の出方が変わった頃、出来上がりです。
今回は思いつきで、周りにたまねぎを丸ごと入れ。ておきました。テレビで見かけたのでは赤くて丸いものも入っていたようで、トマトではないかと推察しているのですが、トマトは見送りました。
底に敷いたジャガイモには鶏の旨みが沁みて、とても美味しく…なるはずでした。
残念ながら下火が強すぎて、すべて丸焦げに…(;_;)…
大失敗でした。
![皆でとりわけ](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_21s.jpg)
それでも、こんがりした皮はパリパリとして美味しく、みんなでワーッと囲んでいます。
手前では、煮豚をした10inchの後始末。砂糖でカラメル状になって残った分を湯を沸かし、ササラで完全に取り去ります。12inchの方も同様に。水気をキッチンペーパーで拭いサラダオイルを塗って、後始末完了。
こうやって毎回丁寧に手入れをしておくと、カラメル状まで煮詰めても底にこびりつき難くなり、段々後始末自体も楽になってゆくようです。(^^)
![夕焼け](http://www.neting.or.jp/photo/20060826_22ss.jpg)
この頃、18:30。空を見上げると夕焼け…
急速に暗くなっていきます。
●パエリア
![ダッチオーブン&燻製入門](http://images.amazon.com/images/P/4635007952.09._SS500_SCLZZZZZZZ_V1056612664_.jpg)
この本のp.134を参考にしました。
パエリアとはスペイン語で「彼女のために」が語源なのだそうです。ページには「恋人のために作る男の料理」とあります。
ここからは暗くなってきたためと、だいぶアルコールが廻ってきたため(^^;、写真はありません。あしからずm(_._)m
「彼女のために」を作ったのはHさん。奥さんやY君も加わって賑やかな調理でした。結局、皆料理と食べることが好きなんだ(*^o^*)
◎レシピ
・具
アサリ 1パック(スーパーで小売されている単位で適宜)
鳥モモ肉 〃
有頭えび 〃
ハマグリ 〃
イカ 〃
ホタテ貝柱 〃
たまねぎ 1個
トマト 1個
ピーマン 1個
・米 3合
・調味料等
オリーブ油 100cc
白ワイン 1カップ
水 2カップ
コンソメの素 2個
サフラン(今回は高価なのでターメリックを使用)
タイム 少々
塩・胡椒 少々
貝類は水につけて砂抜きをします。
鶏肉はぶつ切り、野菜は粗めのみじん切り、玉ねぎだけは普通のみじん切りにします。
始めに、鶏肉をオリーブ油で軽く炒めます。一旦肉を取り出し、引き続き野菜を加えて炒めます。
米を加えて透明になるまで丁寧に炒めます。既に完全に暗くなってしまっていたので、米が透明になっているかどうか判別が大変だったようです。
(この辺りになるとみんな自主的に調理を始めているので、僕の出る幕はほとんどありませんでした。)
もっと手際よく、早い時間帯に始めるか、ランタンが必需ですね。本当のアウトドア(日本では無理ですが)では、日没と共に作業完了が基本だと思うので、全体的なスケジュールが課題です。
米が透明になったら、水と白ワインなど調味料を加えて味を調えます。
サフランは水溶性なので、少量の水に浸けておくのですが、ターメリックは油溶性なので、炒めながら混ぜてゆきます。
上に魚介類と炒めておいた肉の具を載せ、蓋をせずに炊き上げます。
今回は、水の量が多かったのか、やや柔らかめの仕上がりになりました。
これだけ各種の具材が混ざっているので、初挑戦でしたが、中々味も良く仕上がりました。V(^^)v
●冬瓜スープ(とうがんのスープ)
母の手料理の中で、特に好きなメニューです。
僕の嫁ぎ先(^^;ゞでは、夏に獲れる冬瓜を酢で煮るしか料理していませんでしたが、このメニューを持ち込んで以来、こちらの方が冬瓜料理の主になりました。
この料理だけ、ケビンに備え付けの鍋とコンロで調理しました。
◎レシピ
冬瓜 1/2個 地域によっては「かもうり」と呼ばれていると思います。
ハム 適宜
枝豆 適宜
えび 適宜
コンソメの素 適宜
塩・胡椒 少々
すべて適宜で、すみません。
スープには、「具沢山を好む女性と、具が少なめが好みの男性」という傾向があるらしいのですが、冬瓜以外の具材も味の幅を決めるので、試行錯誤しながら量を決めてください。個人的にはこのスープに限り、具材が多い方が好きです。特に意外なのは枝豆ですが、よほどの豆嫌いでなければ外さないでください。
子供向けには胡椒控えめですが、大人向けにはそこそこ必要です。
隠し味に醤油を少し垂らすと良いかもしれません。
Hさん・Y君ご夫妻もともに、絶賛いただきました。
冬瓜のちょっと美味しい食べ方かもしれません。
以上、夏最後のアウトドア料理でした。
秋にも、少しメンバーを加えてアウトドア料理を楽しむ会をしようとHさん・Y君で話していました。
会員の酒「
みゃあらくもん(2006-06-25)」が大好きなY君の奥様にもちょこっとお酒を味わっていただきながら、ワイワイがやがやの夜は更けていきました。
結構楽しめたというY君。料理で使う脳は、いつもと違うのかもしれませんね。それが癒しの原点かも…。
子ども達の相手をお願いした奥様方の方が楽しめなかったかもしれません。そうだとしたら、恐縮です。
屋外から場所をケビンの中に移して、宴会に。
子ども達間中には、僕のことを覚えていて、会うのを楽しみにしていてくれたとか。(*^^*)この歳になってもありがたいことです。
僕の子どもにして遊んだことを、彼女達にもしてみました。
まず、
○飛行機ごっこ
僕が床に仰向けに寝て、脛に子どもを腹ばいに乗せてフワフワする入門編から、揃えた足の裏に子どもの腹から胸の辺りを載せて、ダイナミックに空を飛ぶように揺する上級編まであります。子どもの方も慣れて其れなりの動きをしないと中々究極の技は難しいのですが、やはり女の子・幼少なので、入門編が好みのようでした。
○どんぶらこ
飛行機ごっこは、こちらも疲れます。
こんどは、お船です。
やはり仰向けになって、膝を曲げて脚を楕円状にし、あたかも船の縁をつくります。この中に、子ども達を「乗船」させます。
港からの出航と汽笛や銅鑼を再現しながら、脚を揺らして沖に出ます。
途中、平穏な航海、突然の嵐などを経て、無人島に漂着…。
物語が欠かせません。子ども達はすっかりその気になってゆきます。ただ、僕の場合、子どもが男の子だったせいで、かなり乱暴にしてきたようで、女の子達は小さい頃から「安全第一」が重要なようです。
冒険が過ぎて、途中脱走の子も出ました…(^^;ゞ…
●番外編
ご近所から取れたての蛸が、家に届いていました。
翌日の「朝食は各自」としていましたが、この蛸を使って急遽、蛸飯(たこめし)を披露することになりました。
牛蒡(ごぼう)をささがけにして、醤油・みりんとともに混ぜるだけで、普通の炊飯器で炊くことでできます。
これらの分量は全て適宜(^^;ゞ
一番難しいレシピですね…
でも、美味しいですよ。
翌朝はバタバタすると思いますので、今夕のうちに炊いてしまうことにしました。
延々と酒盛りをしていた我々男性陣。蛸飯が炊き上がる頃、お腹も空くことに(^^;ゞ
味見の一口が、きっちりご飯盛りになり、見る見る減ってゆきました。
翌日に残ると想定していた冬瓜のスープと蛸飯。
かなり量が減りましたが、女性陣と子ども達の口にも、何とか届きました。
翌朝、庭の柵に結わえてあったゴミ袋を烏がつついて大変なことに…
ちゃんと片付けたつもりでしたが…
やはりアウトドアでは「日没前に作業を終えておく」ことが大切ですね。
●翌朝
災害時のために…と大上段に構えるつもりではありませんが、「お父さん見直し隊」のつもりでもアウトドア料理を深めてゆきたいと思っています。
ご紹介したメニューのうち、一つでもお試しいただければ光栄です。
特に、冬瓜スープはお勧めですので、是非どうぞ(^^)