はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

名峰と温泉

2006-10-31 23:52:19 | 旅日記
昨日、金沢から高速道路で、上越・長野・松本・岡谷を経由してやってきた山梨。
走行距離は400kmを越えていましたが、Hさんと二人で交代しながらの運転ですので、楽でした。

途中の姨捨は、鉄道でも日本3名所のひとつであるだけあって、素晴しい眺望でした。
(ちなみに、あと二つ。北陸本線杉津(すいつ)は北陸トンネルとなったため北陸自動車道杉津PA付近に面影を残すのみ。根室本線狩勝峠は新線となって、やや眺望は劣るようですが、現在でも名所です。)

Hさんとは、同じ生まれ歳。
二人きりの道中もそうでしたが、山梨の夜も地元客のひいきで賑やかなこじんまりした居酒屋で、たいそう盛り上がりました。

さすがに一時期と違って、二次会も鼻と勘を頼りにドアを開ける気力もなく、声を張り上げることなく、ホテルに戻りました。

いつも午前1~2時に寝ているので、中々寝付けませんでしたが、ホテルは快適でした。

午前中の会議を終え、12時前に甲府を後にしました。
今日も快晴です。

中央道八ヶ岳PAから望む八ヶ岳中央自動車道に入り、八ヶ岳の写真撮影と昼食を兼ねて、八ヶ岳PAに入りました。

甲斐の国の名峰の一つ八ヶ岳。
道路からの眺めは良いのですが、肝心のPAからは今ひとつかも。


名古屋方面PAで何を食べようかとみると…
「オススメ」と大きく表示されているのが、舞茸天婦羅そば。
450円也

九州に行く直前に郡上市明宝で頂いたきのこカレーも舞茸の素揚げが印象的でした。
舞茸は、見つけると舞い上がるほど喜んだことから名前が付いたと聞いたことがあります。それほど美味しいきのこだと。
それが、手軽に食べられる世の中になったことは良いことなのでしょう。

中央道八ヶ岳PAの風林火山幟PAには、風林火山の幟(のぼり)。信玄公の国ですね。


快調に中央道・長野道と乗り継いで松本ICで降ります。
ここからは、国道158号線を西へ。
安曇野を走ります。この一帯も素晴しい地域です。
見晴るかす乗鞍・穂高の山並み。

やや走ると、紅葉が美しい谷とダム湖が続きます。

道はどんどん曲がり、秘湯・白骨温泉への林道との交差を過ぎると、上高地へ行くトンネルとの分岐に。
上高地方面へはこの先、マイカーは通行できません。

近くのターミナルに駐車して、バスかタクシーで行くことになります。

我々は、そんなハイカーを横目で見ながら、国道を登ってゆきます。

かつては、急峻な安房峠を越えたものですが、今は、立派なトンネルがあります。
普通車の通行料750円。中部縦貫自動車道のほんの一部、安房トンネルだけが開通しています。
安房トンネル高山側から望む槍ヶ岳その料金所を抜けてすぐ、槍ヶ岳が望めます。


すぐ近くの平湯温泉街を通過して、道を下ってゆきます。

平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高と5つの温泉がある奥飛騨温泉郷。その中で富山への道中に立ち寄れる静かで情緒溢れる福地温泉を訪ねました。

こちらの温泉は、旅館・孫九郎さんが有名ですが、残念ながら日帰り入浴は不可です。
前回もお訪ねした旅館・山水さんに今回もお世話になりました。

福地温泉山水さんの玄関到着が14時と少し早かったせいか、中は暗く、ひっそりとしています。
それでもめげずに「ごめんくださぁ~い」と呼ぶと、奥から女中さん。日帰り入浴をお願いします。
しばらくロビーで待っている間に、しつらえを整えてもらいました。
ひとり500円。Hさんはタオルを持っていませんでしたが、それも無料で貸してくれました。

福地温泉山水さんの露天風呂こちらのお風呂は、小さめですが、それでも奥飛騨の澄んだ山の空気とともに浸かる露天風呂はなんとも贅沢です。

お湯には、もみじの葉も揺らめいていて、じんわり・ぼーっ。



露天風呂からの眺めお風呂からの眺めも中々です。

それでも30分ほどだったでしょうか。金沢に戻ると仕事がお互いに待っているので、そこそこにして上がりました。

お女中さんは、たった二人の日帰り客を最後まで見送ってくれました。


全国行脚が続いてかなりお疲れの様子のHさん。
少しは、疲れが発散できたでしょうか…

ここから先の道は慣れています。

傾きかけた陽と、高地特有の林に、広い川原を横目に走ります。

子供が小さい頃、家内の両親も含めて、家族で来たこともありましたっけ。
あの頃はみんなでよく遠出をしました。

今は、子供もそれぞれに離れ、義父も、義母もそれぞれに忙しく、一堂揃ってでかけることは、ついぞなくなっていますねぇ…・


新穂高から、神岡へ抜けたあと、国道41号線で富山、そして北陸道で金沢です。

いまから山梨・甲府に行ってきます

2006-10-30 13:38:51 | 田舎暮らし雑記
今から、甲府に向かいます。

金沢からだと
・上越・長野経由で400km約4時間半。
もしくは、
・奥飛騨温泉・上高地経由300km約4時間半。

前者はすべて高速道路。
後者は富山-松本間が下道です。

どちらの道を通りましょうか…
Hさんが借りたレンタカーで二人で交代しながら行きます。
車種は何だろう。運転が楽なの車だと良いのですが…

今日、金沢は秋晴れ
甲府はの方は、どうでしょうか?


今夜は甲府駅前で、Hさんと一杯…です(*^-^*)

でわ(^^)/~

予定は未定と言いますが…

2006-10-28 17:57:16 | 旅日記
3日間の九州から帰った途端、今度は逆に3日間またまた完全に篭って仕事。

今ほど、ようやく一段落つきました。
ふーっ(^^)

この3日間で、外の空気を吸ったのは、一昨日ゼロ、昨日わずか5分。
これは如何と昼食後、畑に行って今夜の野菜を収穫。

伴侶の父を岳父と言う事は知っていましたが、
義母のことをなんと言うのか知りませんでした。

例の電子辞書によると…丈母。 ひとつ賢くなった(^^)

行ったのは、その丈母の畑です。
大根菜が好物なので、まだ少し小ぶりですが、大根を1本。
他に何ができているかとうろうろするだけでしたが。(^^;ゞ

遅い昼食だったので、日が傾きはじめていました。
逆光の中のススキが綺麗でした。

戻って、机に向かいました。
すこし運動すると気分も頭もすっきりしますね。

お蔭ではかどりました。


しかぁ~し。
明日からもまたハード。

明日は11/6に福井県勝山での会議に向けた資料づくり。

月曜は、朝一番で富山。
とって返して、ちょっと文章を書いて午後から山梨へ。
九州で同行のHさんとこんどは、車で一緒に…
火曜午前に甲府で会議。午後から戻りです。

水曜は、金沢で一日缶詰会議…

木曜は、午前中溜まっているだろう仕事を久々に自分のデスクでやって
午後から能登でまた会議。

金曜は休むまもなく、依頼された原稿書き。

土日は、10年来行き来をして親戚同様の付き合いをしている京都府旧大江町のお祭りに参加。

戻った良く月曜日は、明日やっつける資料の会議で福井に…

考えただけでも、ぞーっとするようなスケジュール。


そうそう、昨夜遅く沖縄のちょーでーから電話があり、
11/10にこちらに来るとか。
その週末は、二人でドンちゃん騒ぎか…(^^;ゞ

なんでも一升瓶の泡盛を先に郵送しておくとのこと。
ん~~酒持込の友遠方より来る
これは、とても嬉しからずやV(^^)v

それを楽しみに、ここ2週間のスケジュールを乗り越えましょう

九州名物

2006-10-25 23:51:34 | 旅日記
名物にうまいもの無し とも申しますが…

博多に来たら必ず食べるのが、おきゅうと。
私の好物です。

おきゅうとは、見た目はこんにゃくに似ていて、食感は心太(ところてん)の柔らかいような感じ。
味は… なんとも表現が難しいです。
素材は、ところてんと同じように海草です。

おきゅうとは、エゴノリという海草(心太はテングサ)を原料にして作られています。
近年はダイエット食品としても注目されているようです。
(詳細はこちら(NHK「いただきます ふるさとの味」)

地味な姿なので写真に撮っても冴えません。

2泊した博多駅筑紫口前のホテルの朝食に両日とも出ていましたし、昨夜の夕食は、そのホテルの居酒屋でしたが、そこでも注文しました。


熊本の山鹿に遠い親戚があり、学生時代に尋ねた折、初めて馬刺しを食べさせてくれました。
昨夜の居酒屋にも馬刺し、ありました。

さらに「鬣」なるメニューが…
これ読めます?
髪の上の方と、鼠を組み合わせたような…
(厳密には違います)

お店の方に聞くと「たてがみ」
馬のタテガミの部分なのだそうです。
早速注文。

出てきたのは白いお肉…でした。

脂身かと思ったのですが、一つ口に入れると、思ったほどしつこくありません。
ただ味もやや淡白で、印象に残るような感じではありませんでした。

やはりこういうものは、地元の方に目利きをしていただき、地元店で買って食べるのが良さそうですね。

あとから電子辞書で調べましたら、この漢字 ちゃんと載っています。
(当たり前かぁ~(^^;ゞ)
しかも、シフトJISの漢字コードも振られているので、ブログにも使える…

ということで、早速記事にさせていただきました(^^;ゞ


昨夜夕食前に、緊急事態発生の電話があり、本日の午前中はホテルの部屋に篭って対処。
チェックアウトが12時、しかもダブルルームのシングルユースで、デスクも広く良い部屋でしたので、ちょっと割高でしたがゆったりと仕事ができたのは、ラッキーでした。V(^^)v


さて、午後は佐賀に移動して会議。
博多から特急で1時間も掛からずに到着です。
特急料金込みで2,000円。

佐賀は10数年ぶり。
熊本もそうですが、博多にあまりにも近く便利なので、週末博多に買い物や娯楽に出かける人が増え、地元の飲食店・ファッション店は大変な状態と聞いています。
やはり、この間に変わったと見えて、過去の面影は辿れませんでした。


佐賀駅に入線する特急「白いかもめ」号さて、戻りです。
長崎-博多間の特急は「白いかもめ」。
その名の通り、素敵なデザインの車両です。


このマークが、特急かもめのマーク。
確か、ロゴも含めて有名デザイナーの手によるものだったはずです。




車内車内も、まるで客船の中のような落ち着いた雰囲気です。
床は板張り、ライトも温かみがあります。





革張りのシート極めつけは、座席。
初めてこの車両に乗ったとき、グリーン車と間違えたかと思ったほどです。
本格革で、しかも体全体を包み込んでくれるかのような設計。
これほど、くつろげるシートを持った特急列車は、他に知りません。

荷物入れ座席上の手荷物入れも、このデザイン。
まるで航空機のようです。
写真では伝わりにくいですが、カバー表面の加工も手触り良く仕上げられています。
中の黄色が素敵ですね。


デッキ徹底したデザインがされているのは、客室だけではありません。
デッキも決してぬかっていません。
大きな窓と、立った姿勢で丁度良い高さのテーブル。全車両にあります。
これなら、デッキでの携帯電話の長話もできそう。


走行中のライトの色ドア付近の色にご注目。
走行中は青色です。
周囲のしつらえにもデザインが行き届いています。





停車中のドア付近そして、駅についてドアが開くと、先ほどのライトの色は赤に…。
ん~~ここまでやるかぁ…





車両中ほど博多に着いて改めて車両を見ると、そこここにポイントとなる文字がグラフィカルに施されています。



列車先頭部北陸を走る特急サンダーバードの車両も似たようなイメージですが、こちらの「白いかもめ」号の方が、洗練されています。
まるで、ヨーロッパの国際特急のようです。
座席上の手荷物入れの内側の色と同じ、黄色がポイントです。
この色はどうしても、ドイツを連想させますね~


ホームにて先頭部分を真横から。
この列車だけでなく、JR九州の車両はどれも、優れたデザインを持っています。
それらは、見た目の新鮮さを狙っているだけではなく、機能的にもきちんとした理由があってなされているものばかりのようです。

JRが民営化され、各社の独自色が出せるようになって、九州では「列車の旅の面白さ・楽しさ・快適さ」をとことん追求しようとする姿勢が、感じられます。

これも立派な九州名物だと思うのですが、如何でしょうか。


すみません。
突然の鉄道少年(失礼、中年)趣味に、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。(^^;ゞ


この後、私は小松空港に戻りましたが、Hさんは宮崎に。

ちなみに私がお勧めする宮崎の名物は、なんといっても「ささみの燻製」(メーカのページへ)です。
Hさんには、強くお勧めしておきましたが、ちゃんと買ったかなぁ。
お酒のアテには絶対お勧めなんですが…(*^-^*)

小倉・福岡・博多

2006-10-24 22:46:11 | 旅日記
今朝一番の会議は、小倉でした。
博多駅前のホテルからJR新幹線で約20分。
新幹線では、博多の次の駅です。

博多駅で列車を待っていてちょっと驚いたことがあります。

随分長い間、新幹線の西の終着駅は、博多でした。
最近、南博多駅が開業しました。

博多駅で驚いたのは、小倉行きの こだま があること。
南博多駅始発で2駅区間しか運行しない超短距離です。
列車自体も4両編成。
なんでだろうと不思議に思いました。

私たちが乗る列車は南博多駅始発・岡山行き。
ホームに到着した列車を見て、またまた驚き。
なんと自由席に人が立っていて、その方々がみんな博多駅で降りるのです。

どうやら南博多-博多-小倉間は、新幹線といえども通勤列車になっている様子。
へぇぇぇ
そういえば、博多-小倉間は片道1,900円ですから、タクシーに乗るようなものですね。

小倉駅に降りるのは、本当に久々です。
母方の里は、この近くの某駅前のタバコ屋。
小さい頃、母に連れられて「帰省」したものです。

小倉城少し歩いて目的地に向かうと、小倉城がありました。高台にある訳ではないので、大きく見えません。
おまけに市役所など大きなビルに囲まれて、余計に小さく見えます。

北九州市といえば、門司港のレトロ地区再開発や、北九州空港の開港など、話題の多い市ですが、お城がこれでは なんだかなぁ…

会議はそこそこでした。


博多に戻って、昼食。
駅の中のラーメン屋さんで博多ラーメンを食べましたが、これが意外にも(失礼)美味しかったのも驚きでした。

午後からの会議は、地下鉄で移動できるところです。

博多にも母方の親戚があり、会議場所のすぐ近く。
僕が来ている事がバレたら「なんで連絡せんトネ。水臭かぁ~」と叔母に怒られるに違いありません。
母方の兄弟は、男(叔父)が一人で、あとは皆女。これがまた揃いも揃って女傑。
みな、優しい旦那さまを見つけて牛耳りに嫁ぎ、尻を引っぱたいて出世させています。(^^;ゞ
僕は長女の長男なので、親戚中から いじって もらっています。

出張では、同行メンバーとの関係で、一人だけ親戚の世話になるわけにも行かず、今回は隠密行動です。(^^;ゞ

地下鉄の中で、まるで博多人形のように綺麗な娘さんを見かけました。
あまりにも美人だと、それはそれでご縁が大変だと聞いた事があります。
彼女も幸せになれるといいなぁ(僕が心配することではありませんが…)


さて、この街は名前は福岡で、駅の名前は博多。
なんでだろうと昔、親戚に聞いた事があります。

理由は簡単でした。

博多は町民の街の名。
福岡は武士の街の名
なんだそうです。

博多駅がある地域は、今でも博多区です。
福岡城がある地域は、今は中央区。

博多の夜は、全国的に中洲が有名ですが、スナック系はほぼ完全に一間さん断り。
いわゆる癖の悪い呑み逃げ客を防止するためでしょうか?

10年ほど前、出張で訪ねたとき、知らずに入って断られ続けた経験があります。
今回はそんな夜遊びはしないつもりなので、中洲に行くかどうかも判りません。

博多名物の屋台がありますが…
天候が相変わらず怪しく、これ以上悪くなると屋台も店を開かないことがあるとか。

同行のHさんはかなりお疲れのようなので、その意向次第ですね~。

ということで、今夜はホテルの1階の居酒屋さんで盛り上がり、以上終了
でした。


他の方々は、〆に博多ラーメンが食べたい とのこと
昼間、美味しかったラーメン店に店頭までご案内して、
私は引き返し、コンビニで一人二次会用の酎ハイなどを調達。

ちょいと仕事をしながら、
普段見られないNHKの「日本の顔」戸田奈津子さんの映画字幕・翻訳の舞台裏に感動したりして、これはこれでなかなか充実した、時間を過ごしています。


ありがたいことです。