はれっとの旅路具

(はれっとのたびろぐ)田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便

農連市場とぶくぶく茶

2006-05-17 22:08:26 | 旅日記
昨日、沖縄の知人Tさんから小包が届きました。

封を開けると「沖縄市場」という雑誌が3冊。「つくる人と食べる人をつなぐ、くらしの食マガジン」とあります。Tさん、私が食いしん坊なのをご存知でしたか。

最新号らしきVol.13の特集は「沖縄式お茶会なんていかがですか」。何の気なしパラパラめくっていると「うちなー茶屋ぶくぶく」さんが出ているではないですか!
那覇の壷屋やちむん通りからちょっと入ったところにある素敵なお店です。

ということで、今年の2月に沖縄へ行った時のことを思い出しました。

この時は、T女史(雑誌を送ってくれた方とは別な方です。沖縄には玉で始まる姓の方が多いので頭文字はみんなT(^^;)に誘われて、金沢からTさん(またTですね)、Aさんと三人で2月9日から3泊4日で沖縄に。
小松(金沢最寄空港)から那覇へは一日一往復しか飛んでいませんので、初日は那覇に着いたら後は夕方の前夜祭まで自由。ここからAさんは別行動。
一緒に行った沖縄始めての仲間とそのまま、国際通りをちょいと入って牧志公設市場へ。私とTさんは二回目のため、慣れたもんで二階の食堂にどしんと座り込んみ生麦酒をグィッ。V(*^^*)二時間ほどぼけーっと、呑んでましたかね~♪いゃ、語り合っていましたっ!(^^;ヾ

市場の横道はトトロがいるようなその後、観光コースではないところに行こうということになって、わざと横道に迷い込むと、あるではないですか。中々面白そうなところが。バラックのようですが食堂のよう。
こちらで一杯やっても良かったなぁ等と風に吹かれながら、やや小高い公園に上ると国際通りの裏側からシンボルの丸い塔のようなビルが望めます。それから桜坂劇場の前を通ったり、後から考えるとえらい遠回りをしながら、目指したのは農連市場

空港だったかでもらった地図に牧志以外にも市場があると記されています。何故か市場が好きな野郎三人は地図を片手にふらふらと。この地図がまた、ちょっと判りづらい。
ここが農連市場大きな通りを横切るはずだ、などと言っているうちに、ひょいと出ました農連市場。おぉここだ!ちょっと時間が遅かったようで、市場にはほとんど人影がありません。お店も大体たたんだ後。こりゃAさんも連れてこなくてはと下見をしっかりして、その日の自由行動は終了。仲間の宿はホテル日光さん。那覇高校の横から右に折れて国際通りに戻り、前夜祭会場へ。
この夜は地元の方と散々呑んで、沖縄ポートホテルに戻ったのは23時頃。Aさんが今度は有名なステーキハウスが近くにあるはずと言い出します。呑んだ後は蕎麦かラーメンが相場ですが、我々はあくまで探検家(Tさんは、落伍)なのです。
フロントに聞くと、なんとホテルの真裏。
Jacky's Steak HouseJacky's Steak Houseは深夜にもかかわらず大勢のお客さんで大賑わいでした。店内は、達磨さんの絵が無ければ、まるで西部劇のよう。さすがに一人前ずつは食べられないので、二人で一人前を頂きました。その御代、なんと1500円。スープも温野菜も、ご飯もついた立派で美味しいステーキが、この値段。二人で唸ってしまいました。

再びの農連市場さて翌日。今度はAさんも一緒に、再びの農連市場です。昨夜の反省から、午前中にうかがいます。が、やはりやや遅かった様子。それでも市場内はまだお店を出している人もいて、あれこれみて廻れます。何人かのおばぁさんと話し込んだりして時間が過ぎてゆきます。ここはゆっくり過ごしたい場所ですね。

その後、神原小学校の裏をまたまたふら~っと歩いて、裏道を選んで行きます。私は何故か方向感覚だけはちゃんとしていて、道に迷うことはあまりありません。初めての道でも行けてしまう変な能力(?)で、本人は「鼻が利く」と思い込んでいます。
さて、目指すのは、壷屋やちむん通り。横道側の新垣製陶所さんの前からやちむん通りにちゃんと出てきました。素敵な陶器をしばし眺め、文化財になっている建物を遠巻きに眺め(個人のお宅なので)ふと見やると「うちなー茶屋ぶくぶく 22歩」と木の札のような看板が石垣に。
うちなー茶屋ぶくぶく目を上げると素敵な御家。近寄ってみるとこれが「茶屋ぶくぶく」さんでした。
玄関先には「この木造住宅は1952年に建てられ、その後、沖縄で最初の親子ラジオ放送が始まった場所でもあります。」と書かれています。

素敵な店内そっと暖簾をくぐり、中に入りますと、とても雰囲気の良い店内です。もっと事前調査をしっかりしていれば、迷うことなくぶくぶく茶を頂くべきでしたが、残念ながら歩きつかれた三人のオジサンたちは、文化的な素養よりも、喉の渇きを癒す方を選択。
おいしかったジュースジュースなどを頂きました。こちらもとても美味しかったですよ~♪

沖縄でのこの後、またまた出逢いの連続だったのですが、それはいずれまた。

この旅路具のタイトルは、偶然出遭った二つの隠れた(?)名所への「次回また那覇に行ったら絶対また行くぞ~」との思いからつけました。

今度は「沖縄市場」という強い味方があるから、きちんと勉強していきまぁす。
ありがとう、うちな~(沖縄)のみんなぁ~(^^)/~

ちなみに「沖縄市場」で毎号連載の「県内直販所丸かじりライブ あぐり@めぐり」のレポーターをされている日奈子さんとは、この旅で知り合いに。彼女は、沖縄の情報をインターネットで配信するNPO法人調査隊おきなわで活躍されていますので、是非一度お立ち寄りくださいね~。
おぉ、やはりこの旅で出遭った汚れた沖縄の川の水を飲む男「ケンシー高平」さんも出ているではないですか…。相変わらず体張ってるなぁ、ぶつぶつ…