この3連休(といっても土、月は半日営業していましたが)の中日はちょうど寒さが緩んだので、まち歩きがてらにまとまった時間どこかに出かけようと思い立ちまして、しばし地図とにらめっこしてみました。
色々悩んだ挙句、常陸大宮の「サニーサイドキッチン」や以前行き損ねた「淡水魚館」を回った後に常陸太田の鯨ヶ丘をのんびり散歩することにだいぶ心が寄りながらも、結局、目先のタスクに関連する用足しに迫られて上三川方面に行くことにしました。
この上三川町というもの、日産自動車の工場があるだけでなく、高速道路の上三川インターチェンジや福田屋インターパークをはじめ様々なスポットが所在しており、県内ではわりと著名なエリアです。商業、工業の拠点が集積し、交通の要衝にもなっている訳ですので、わが那須烏山と比べても人口・産業構成に特色があり、町でやっていけるほどの財政的な余裕が見受けられます。
(参考) 面積 人口
・上三川町 54.39㎡ 31,066人(2017.10.1)
・那須烏山市 174.35㎡ 26,211人(2017.10.1)
室長もインターパークへの買い物や仕事で小山方面に行く際などは国道新4号線を通る時に必ずと言っていいほど上三川町を通過して、その栄えっぷりを目にするのですが、反面、いつも思うことに「この上三川町というまちの中心市街地はいったいどこにあるのか?」という疑問があります。
そんな訳で今回は時間がたっぷりあるため、気になる上三川町の中心市街地を探ることをサブテーマに出かけてみることにしました!
まず目を付けたのが町役場。
新4号線から東側にほんの少し入ったところに役場があるのですが、その周辺は住宅やオフィスが点在する郊外住宅地の趣きで、いわゆる商店街チックな市街地とは少し違った雰囲気。コンビニは見かけるものの、スーパーや食料品店などの地元住民が通いそうなスポットの集積があまり見受けられません。
まちの中心部が役場周辺でないとすると一体どこなのか、これまた地図とにらめっこしていると「上三川城址公園」という気になる名前を見つけたので、トイレ休憩がてら向かってみることにしました。
そしてその道中、ようやくまちの中心部らしき風景に出会いました。
それが城址公園の門前通りを形成するこちらです。

「楽しいお買物 城址公園通り」という看板の他、通りにはお揃いの街灯と観光協会の緑色のフラッグ広告が続いており、商店街っぽい雰囲気の通りを形成しています。
日曜だったということもあり、営業しているお店はほとんどありませんでしたが、確かに人の生活感の感じられる空間があることを確認することができてまずは一安心しました。
どうやら、町役場ではなくこの城跡がまちの中心(ケビンリンチの言うところのランドマーク的な存在)になっていると言っても良さそうです。
さて、肝心の城址公園ですが、狭い通りを入って公園駐車場に車を停めて進んでいくと、そこには確かに石垣で囲まれたまっ平らな空間が広がっているではありませんか!

ちょっとしたマルシェをやるには申し分ない手ごろなオープンスペース。周囲には堀がめぐらされていて、水辺には多数の野鳥や鯉が見られ、石垣の上も遊歩道になっていて高低差もあるので、雰囲気は抜群に良いです。
寡聞にして知りませんでしたが、ここ上三川町にはかつて上三川城という平城があったそうで、その本丸跡が城址公園として整備されているとのこと。

上三川城の主である横田氏の興亡の背景は興味深いところですが、細かい記述は省くとして、残念ながら1597年に落城してしまったようです。それでも現在その本丸がそっくり残っている訳ですので、後代になって何かしらの用途に転用されるなりして大切に使われてきたのでしょうか。
いろいろと調べてみると、上三川城の付近には烏山藩の「上三川陣屋」(烏山藩出張陣屋)があったそうで、えも言われぬ偶然に一人喜んでいました(笑)ひょんなところで案外とつながっているから歴史はオモシロいものですね。
追伸
その後、気になって調べていたら、城址公園の前の通りはやはり「上三川城址公園通り商店街」という商店街だそうです。城址公園を会場にしたナイトマルシェ的イベントである城址ナイトもこれまで何度も開催しているようで、なかなかイカしてますな。