室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

積読本22

2019年09月18日 | 読書・文学
こんばんは、室長です。

気づけば朝夕はすっかり秋の空気になり、夜の読書が楽しみな季節になってきました♪

この夏はかつてないほど読書欲が減退していましたが、暑さが一段落して過ごしやすい時期になってくると少しずつ読書欲が湧いてきます。

そんな最近の積読本がこちら。

〇『仕事では「3」を使え』(流音弥、扶桑社新書、2012)

〇『日本の祭』(柳田国男、角川ソフィア文庫、昭和44)

〇『子どものことを子どもにきく』(杉山亮、岩波書店、1996)

〇『ともに生きる仏教』(大谷栄一編、ちくま新書、2019)

〇『消えた市区町村名の謎』(八幡和郎、イースト新書Q、2017)

〇『ビジョナリー・カンパニー』(ジム・コリンズ、日経BP社、1995)

特に読むのを楽しみにしているのが『子どものことを子どもにきく』という本で、自分の子どもにインタビューを試みた内容を書いた本なのですが、スタートした時のインタビュー対象者である子どもの年齢はなんと3歳で、そんな小さな子との会話を丹念に記録するというスタイルが妙に気になりました。

まだかじりかけですが、最初(3歳時)のインタビューをやった際、(大人にしてみたら)支離滅裂な答えが返ってくる場面が多々あったらしいのですが、そこで著者が抱いた感慨が以下の文章に表現されています。

「あと数年もすれば、隆の口のきき方もぼくたち大人のそれに近いところになってくるだろう。隆はあるものを獲得する分、あるものを失うだろう。」

そう、成長するということは何かを失うということなのですよね。

そんな風に思うと、子どもの成長というものが別の観点からいとおしくなってきます。明日からの子育てがまた違った意味で面白くなりそうな気がします♪

御用だ御用だ!

2019年09月17日 | スクラップ情報
室長です。

とある業界紙にて「廃棄物「置き逃げ」警戒」という大見出しで、引き取り先のない廃棄物が勝手にスクラップ業者に持ち込まれる「置き逃げ」について警鐘を鳴らしていたのが数か月前のこと。

ヤード内への不法侵入と言えば普通なら“盗難”が真っ先に頭に浮かぶものですが、処分が難しいスクラップや廃棄物が国内に滞留している昨今、処分に費用がかかるものを一方的に投棄していく“置き逃げ”が全国的に散見され、それに対する警戒も必要になるとのことです。



ちょうどその頃、弊社のリサイクルボックスでも明らかな廃棄物(リサイクル券が必要な家電や家庭の粗大ごみ等)が不法投棄される事案が数件立て続けに起きていたので、まったくの他人事ではなくいっそう警戒するように気を引き締めていました。


そして蒸し暑いある金曜日の夕方、その事件は発生しました。

リサイクルボックスの脇に車を横付けにしている車が遠方に見えたので、段ボールや古紙を入れてくれているお客さんかなと思っていると、なにやらカサのはる大きなものを車から出して地面に置いています。徐々に近づくにつれ、なんと明らかな廃棄物(衣装ケース)を白昼堂々「置き逃げ」していこうとしているではありませんか!

すぐに駆けつけて事情聴取を敢行。詳細は記しませんが、素直に謝らなかったので「それは犯罪ですよ!」と一喝して、すでに投棄していたゴミを持ち帰らせました。

ちなみに、その不届きな輩は高齢の夫婦でした。人生の晩年になってそんなつまらない罪を犯してしまうとは…と同情さえしたくなるような後味の悪い情けない感情が湧いてきました。

ネガティブな話はあまりここではしたくはないものですが、同じような残念なケースが生じないよう、注意喚起としてあえて記しておきたいと思います。

みなさまも「置き逃げ」にはくれぐれもご用心を!