室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

ホームページの更新

2013年11月29日 | スクラップ情報

こんにちは、室長です。

久しぶりに弊社のホームページを更新しました!

これまで工事中だった「室長の書架」のページを閉架して、新たに「資源ライブラリー」のページに一新しました♪

かなり細かい字ですので、忍耐に自信のある方は覗いてみてください(笑)

ホームページの訪問カウントも気付いたら1,000件を超えているようで嬉しい限りです。

今後ともよろしくお願いします。


国字を知っていますか?

2013年11月16日 | 社会・経済

こんにちは、室長です。

先日、手元にある名刺が残りわずかなことにハタと気づき、急いで近くの印刷屋さんに駆け込んだ時のこと。

その印刷屋の社長さんは室長と同じ大学のOBということもあり、毎回こちらの面倒な校正依頼にも丁寧に対応してくれます。人生の大先輩で博学な持ち主でもあり、かなりの饒舌家ということで有名(?)な方です。

今回も校正の確認が一段落するかしないかといううちに、軌道が徐々に逸れ、話題は多方面に広がっていきます。印刷物のフォントの話、レーザープリンターのインクの話、登山の話、以前烏山で撮影された映画の話、散歩の話etc...よもやま話に花が咲くとは、こういうことを言うのでしょうか(笑)

その中で、ちょっと気になったのが「栃木県の栃の字は国字なんだよ~」という話。

初めて知ったのですが、「国字(こくじ)」とは中国から伝来した漢字ではなく、日本で作られた漢字体の文字のことを言うそうです。したがって、中国にはない漢字なのです。

栃木県の「栃」の字も国字の立派な一例だそうです。「栃」の字は元来「木+萬」という漢字(パソコン上はちゃんと変換できるのですが、環境依存文字なのでインターネット上にアップロードしようとすると拒否される)を参考にして、「杤」という国字が生まれ、それがどう変化したのか「栃」という国字も生まれたようです。*「栃」を示す語は中国では「橡」と書くそうです。

一説には、「栃」という文字はどこかの殿様だかお偉い人が「トチ」という字を書こうとして間違って書いたものがそのままその字体になったという逸話もあるそうで…誤字が冠された県名というのも少し恥ずかしい感じがしますね(苦)

なお、「トチ」という字に「万」という旁(つくり)が使われている理由は、察しの良い方なら既にお気づきかもしれませんが、ト(十)×チ(千)=万というシャレからきているのだとか。「栃」という字にも色々とトリビアの種が潜んでいるものなのですね~

ちなみに、国字には1,000を超える種類があるそうで、日常的に使う国字も案外あることには驚かされます。「峠(とうげ)」や「裃(かみしも)」、「辻(つじ)」、「笹(ささ)」などがその代表例です。パソコン等で変換できる国字一覧のホームページもありまして、眺めてみると案外面白いものです。

例えば、「畑(ハタケ)で働(ハタラ)いていたら、どこからともなく鰹(カツオ)をいぶるいい匂い(ニオイ)がしてきたんだけど、躾(シツケ)のなっていない嬶(カカア)は癪(シャク)にさわったらしく、炬燵(こタツ)に入ったきり出てこなかった…」という文章があったとして、片仮名でカナをふった文字は全て国字です!

う~ん、勉強になったなぁ…


資源ライブラリー臨時開館!

2013年11月06日 | 資源プロジェクト

こんにちは、室長です。

ここ数週間、ちょっとご無沙汰していました。実は、先日行なわれた那須烏山市の商工会祭りの出店準備がありまして、このところアップアップしていたもので…

商工会祭りは、地元の企業や飲食店によるブース出店の他、特設ステージでの出し物やスー爺サンタの軽トラ市、ミニ上棟式(餅まき)など盛りだくさんの内容の催しです。

そんなお祭りになんと今回弊社が出店を企画しました。題して、「資源ライブラリー」!

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主な企画内容は、①鉄リサイクルの展示、②古物雑貨の販売、③資源に関する本棚の三本柱です。①は鉄のリサイクルに関する情報発信を主眼とするもので、ポスターセッションに近いものです。②は廃棄された鉄と一緒に持ち込まれた道具や部品を発掘して、中古販売するもの。③は資源に関する記述のある参考図書の紹介です。

このお祭りの雰囲気からしますと、スクラップを扱うひらつねがなんでこんなところに!?という疑問が湧いてくるのも当然かと思います…

にもかかわらず、なぜ今回参加することになったのかと言いますと、弊社との関わりの深い金属資源のリサイクルについて、一般の方にも知ってもらいたいと思ったからです。金属資源のリサイクルの流れは、この業界に携わる者以外には案外ブラックボックスになっており、排出者である消費者・生活者がそのブラックボックスの中身を知ることで排出時の分別などに好影響をもたらしてリサイクルの質を高めることができ、ひいては資源の少ないわが国にとって僅かながらでもプラスになるのではという淡い期待を抱いてのことです。

プロジェクト名はイモっぽいかもしれませんが、かなりマジメな企画です(笑)

当日の様子はこんな感じです。

まずは全体像。

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鉄スクラップに関するパネル展示その1「鉄くずのいろは」。

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パネル展示その2「鉄くず屋の仕事」。

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次に古物雑貨の販売の様子。最初は売り物に見えなかったせいか、みんな手に取って懐かしみながら眺めるだけでさほど売れませんでしたが…(泣)それでも10点以上の販売実績をあげることができました♪

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資源に関する書籍の紹介。残念ながら、こちらは人気がありませんでした…

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全体を通して痛感したのが、当初ターゲットとした青年~壮年層がほとんど見向きもしてくれなかったこと。「その層を狙うなら子供をうまく捕まえないといけない」と、出店経験のある方から事前にアドバイスを頂いていたのですが、コンテンツを考えるだけで精一杯でそうした仕掛けを考えるにまで手が回らず、結果あえなく撃沈でした(苦笑)

それでも、来店してくれた方からお褒めの言葉を頂いたり、近くでブースを出していた会社の方から今後のスクラップ処分の良いアイデアを頂いたりとなかなかに有意義な機会でもありました♪

こちらから社会に対して具体的なアクションをしないと、周囲からは何のリアクションも得られない(裏を返すと、社会に働きかければ何かしらの手ごたえや反応が返ってくるし、周囲がこちらを見る目も少し変わってくる)ということがちょっと分かった気がします。

実はこの企画、2年ほど前から温めていたものです。2011年11月のエントリーでその原型について少し触れていたのですが、覚えている方はほとんどいないでしょうね…

いずれにせよ、これでようやく経営企画室らしい実績を一つ残すことができました。だてに“室の長”を名乗ってる訳ではないのですヨ(笑)