室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

空巣・盗難にご用心

2020年04月17日 | スクラップ情報
室長です。

「先行きが不安になると盗難が増える」と直感的に思って弊社でも対策を取りはじめていましたが、やはり悪いことを考える人の行動は早いものです、、


大阪・北新地で「コロナ空き巣」多発 休業店は怒り
(4/16日刊スポーツより)

新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う休業要請を受け、ほぼ休業状態になっている大阪・キタの繁華街「北新地」のバーやラウンジで、空き巣被害が相次いでいることが16日、分かった。約450店舗が加盟する北新地社交料飲協会には、緊急事態宣言が出された先週7日から今週初めにかけて数件の被害が報告されている。同協会の副理事長の織田高央さんは「混乱に乗じた“火事場ドロボー”は絶対に許せない」と憤りを隠せない。
(以下、略)


こうした報道を受けて、弊社も警戒態勢をいっそう強めることにしたいと思います!

お客さまにおかれましても、長期連休前に盗難対策を万全に済ませておくのが望ましいですね。

銅は4時間?

2020年04月14日 | 社会・経済
室長です。

ネット上で銅スクラップの情報収集をしていたところ、気になる記事が。

新型コロナウィルス感染拡大防止銅繊維シートの開発
群馬大学発ベンチャー企業である株式会社グッドアイ(桐生市 社⾧ 樋口慶郎)と株式会社明清産業(前橋市 社⾧ 山田 徹)は、群馬大学が出願した特許技術を基に、抗菌・抗ウィルス効果を持った銅繊維シートを開発しました。
銅箔でコーティングしたポリマー繊維に可視光応答型の光触媒を担持したもので、抗菌・抗ウィルス効果が有るため、現在世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスの感染拡大を防止する材料として期待されます。


(写真は上記サイト抜粋)

そのプレスリリースを読んでみますと、なんと「2020年3月に米国カリフォルニア大学とプリンストン大学の研究チームが、新型コロナウィルスの生存 期間は付着した場所により異なることを報告しました。これによるとウィルスの生存期間はプラスチックやステンレスの表面では48~72時間と⾧いのに対して、銅の表面では4時間と極端に短くなることが 指摘されています。 」とあり、銅の殺菌効果が改めて凄まじいことが示されています。

プラスチックやステンレスの表面で48~72時間に対して銅の表面だと4時間というのはあまりにも、、(笑)

いずれにしても、開発されたこれらの品々(特に銅繊維シートで作製したオーバーマスク)を試着してみたいものです。

うつさない/うつらないために

2020年04月11日 | 仕事と経営
こんばんは、室長です。

昨日、栃木県でも知事が臨時の記者会見を開いて、県民に対して今月22日まで県内全域への不要不急の外出を自粛するよう呼びかけました。企業への休業要請にまでは至っていないものの、感染拡大への対応策としてやや踏み込んだ措置と言えるでしょう。

近隣市町にある大企業の工場でも感染者が出るなど、コロナウイルスの広がりは確実に近くに迫ってきていることが感じられます。

そこで急に恐ろしくなってきたのが、中小企業ならではの事業継続上の潜在的なリスクです。

自身や家族が感染してしまうことの恐ろしさもさることながら、会社の誰かが感染してしまうことで、濃厚接触者として他のメンバーが2週間程度の自宅待機になってしまった場合、現状ただでさえギリギリの人数で回している日常業務が滞ることが確実視され、取引先のお客さんに多大な迷惑をかけてしまうという懸念が頭に浮かんで急に恐ろしくなってきたのです。

廃棄物を遅滞なく再資源化もしくは適正処理する“静脈インフラ”を自任する会社として、避けうるリスクを回避できずにリサイクルフローの流れを止めてしまうのは、プロとしてあってはならないことです。

そこで弊社では、事業継続上のリスクを少しでも回避するための独自策として、社員全員に守ってもらいたい社内ルールを以下のように策定しました。

<自己防衛策>
・毎朝、自宅で体温を測定すること
 →その結果、37.5℃以上あれば会社に連絡の上、休みとする
・体調に異変があれば早めに申し出ること
・不要不急の外出を控えること
・(身内だけであっても)1時間以上の外食は極力控えること
 →外での会食について、経営陣はより厳格に運用

<相互の感染防止策>
・こまめな手洗いをすること
・弊社及び取引先の事務所に入る時には、マスクを着用すること
 →マスクはごく少ないながらも会社から支給
・使用後のトラックの窓は開けて換気に努めること
・ミーティング後や来客後には、事務所を定期的に換気すること
・屋外で対応可能な接客は基本的に屋外ですること

県の方針に倣っての22日までの措置で、正直、色々と悩む点も多いところですが、まずはできるところからやっていこうというスタンスです。

なお、スクラップ代金の支払い時は、基本的に屋外ないしは車内での待機をお願いすることになり、お客様には多少のご不便を強いることになってしまうかもしれませんが、事情を斟酌の上、ご了承いただければと思います。

身近な大切な命を守ること、医療崩壊を起こさないこと、そして現在の危機的な社会の状況を一日でも早く緩和することが重要と考えます。そのためにできることがあれば、積極果敢にドラスティクに実行することで協力していきたいと思います。

過度に商業主義の対象となっている生活(オープンスペース活用序論)

2020年04月02日 | 社会・経済
こんばんは、室長です。

一向に収まる気配のないコロナ禍。明日はわが身ではと、警戒を日々強める一方の状況が続いています。

参加したい各地のイベントが相次いで中止となったり、電車に乗って遠出や温泉旅行に行きたいものの自粛を余儀なくされたりと、この先も週末の予定はしばらく空白な状態が続きそうです。

とりわけ子育て世代にとっては、室内にこもりがちな子どものストレスをいかに発散させるかに頭を悩ませる日々です。「ショッピングセンターやレジャー施設などに出かけられなくて困る」や「イベントがなくなってつまらない」といった不満、そして「休日どこに出かけて過ごせばいいのやら…」という嘆きが、いろんな家庭から聞こえてくることでしょう。

しかし、ここで俯瞰した目線でこの現象を眺めてみると、私たちの生活──とりわけ余暇活動──がいかに他者(≒消費社会)に依存したスタイルになっているかに気付かされます。

と言いますのも、私たちが週末になるとこぞって利用する商業施設やレジャー施設は、そこでお金をいかに最大限消費してもらうかと企業が知恵を絞った結果、魅力の高い場所としてマーケティングされて私たちは“消費者”として吸い寄せられるようにそこに行ってしまうものです。

当然、そこでは金銭の消費なくしては時間を過ごすことはできません。

買物や食事をするのにもお金を使いますし、映画を見るのにもお金を使います。ちょっと疲れたから休むかとカフェに入ってもお金を使いますし、土産物を買うのにもお金を使います。果ては、ズラリと並んだガチャガチャの販売機の前で子どもが岩のように重くなってしまい、動かすのにやむなくガチャガチャを一回だけやらせるのにももちろんお金を使います(苦笑)

逆に、お金をほとんど使わずに創造的な活動がそこで展開できるかというと、ちょっと難しいと思わざるを得ません。そもそも、そこにあるものを消費してもらうのが、その場所のコンセプトなのですから、、

良し悪しは別として、いずれにせよ、あらゆる角度から商業の対象になっているのが実態だろうと思います。まあ、私たちもそこにどっぷりと気持ちよく浸かっている訳ですから、望むところなのかもしれませんが。

でもやはり、もうちょっとそれに自覚的・意識的でありたいと思います。

少し前のエントリーでも触れた、
・日本は、働いているかお金を使っているとまちに居場所がある、という社会(つまり、お金と仕事があれば個人で生きていける、与えられた中から選んで生きていく)になっている
・そうした与えられる便利さを消費する(=依存)のではない、自立的に創ることに価値が生まれるのではないか
といったキーワードと重なりますが、現代社会は与えられたものを消費するというライフスタイルにすっかり偏ってしまっているな~というのが、この一連の生活の自粛モードの中であぶり出されてきた問題意識です。

では自覚的・意識的になってみて、どうするのか。

こういう時こそ、消費空間とは縁の薄い(身の回りの)環境を楽しむことを思い出してみてはどうかなと思います。消費空間ではないというのは、送り手と受け手の関係性があまり明確でない場所、何をするところかがあまり決まっていない場所とでも言い換えられましょうか。

その代表的なものに、身近にある自然や公園(緑地や水辺)などのオープンスペースが挙げられます。

屋外のオープンスペースであれば密閉空間でもないですし、近所の小規模なオープンスペースであれば不特定多数の度合いもかなり緩和され、時宜に合った空間特性であもります。

公園のような自由度の高い場所で楽しみを見つけてみてはどうか、というのが室長的な回答になります。(本論に続く!?)