室長の部屋

那須烏山市のスクラップ回収業(有)ひらつね 経営企画室ブログ

教育というキーワード

2022年04月03日 | 地域計画
室長です。

国の方向性が今後どのようになっていくのかという観点で思いを巡らす時間をまとまって持てたので、以下、備忘メモ。

(前提)
○コロナ禍で強く意識された「国」という単位
○さらにウクライナ侵攻が加わり、資源の供給途絶や物流停滞のリスク顕在化により、保護主義的な動きがいっそう進み、「国」という単位の発想がさらに強化
⇒安全保障上、国を単位とする存続基盤の強化がいっそう重要視される(はず)

(方策の優先順位)
○産業の競争力強化と国内(および同盟国グループ内)での経済的自立
 ・適切な資源配分
 ・国土の適正な維持
 ・資源やエネルギーの非効率性の排除
○リスク分散
 ・一極集中の是正
○資源配分(ヒト・モノ・カネ)のバランスをどのように設計するか
 ・ヒト…教育
 ・モノ…食料、エネルギー、原材料
 ・カネ…財政政策、インフレ対策
 →この中で一番の供給制約になるのはヒト?
○ベストな人口をどの規模に設定するか
⇒人口政策+教育がキモになるか

という訳で、今後の国の政策を考える上で、やはり避けて通れないのが「教育」というキーワードになるのではないかと。
国家百年の計は教育にありとはよく言ったものですが、中長期的なスパンで計画していくのはさることながら、ここまできてしまうと短期的にさえ対応しないといけないくらいにまで追い込まれているのではなかろうかと。
これは国家的なプロジェクトとして展開していくのではスピードが遅く、やはり地域の教育の中で個別にスピード感と課題意識を持って進めていかないと対処できないのではないかと思います。
そういう意味で、国の存亡に関わるテーマながら、地域計画の切り口にもなりうる課題とも言えそうです。
そのための一歩について、今後もう少し考えを深めていきたいと思います。