黒澤明監督の「蜘蛛巣城」
シェークスピアの「マクベス」を、戦国時代にした作品。
物語の詳細は、ここを参照:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%98%E8%9B%9B%E5%B7%A3%E5%9F%8E
映像としての凄さは、最後の場面、矢で射られる鷲津武時(三船敏郎)のシーン。
最初の一本の矢で射られてから、死ぬまでの時間は、2分51秒。
その間、迫力ある画面と感じるのは、1秒間に10本前後、一気に、矢が射られるため。
武時の首に矢が刺さるシーンは、わずか2コマ(30コマ/秒)。
どうやって刺したのか、コンピューター・グラフィックスがない時代の凄い技術。
山田五十鈴の一つ一つの表情も素晴らしかった。
能の世界を感じさせる意欲作。