冒頭の写真は、2度目に衝突した瞬間。
手前が巡視船みずき。遠景の海は、斜めになっているので、衝突する漁船のみに注視している(撮影者の気持ち)のが分かる。
当初の投稿者の映像は削除されたようだが、それを入手した人の映像は残っている。
素人ではあるが、先程、じっくりと検証してみた。
特に、2度目の衝突した映像は、5番目と6番目。
見るときは、5番目の映像(巡視船みずきからの撮影)をまず見て、次に、6番目の映像(巡視船はてるまからの撮影)を見る。再度、5番目の映像を見ることをお薦めする。
5番目の映像は、衝突された巡視船みずきからの映像。
http://www.youtube.com/watch?v=M3H-A7rB3wo&feature=related
6番目の映像は、二つの船を遠くから見た映像。
http://www.youtube.com/watch?v=ymdtwN-nh4c&feature=related
検証:航路を邪魔したのか?
・巡視船みずき(左)が漁船(右)に接近中(6番目の映像より)
・巡視船みずき(左)は、左(取り舵)に舵をとり、並行した(6番目の映像より)
・その巡視船みずきに、漁船が衝突した(6番目の映像より)
・漁船の船尾のスクリューの後は、舵が左にきられている(5番目の映像より)
・赤い線は、舵を切らなかった場合のスクリューの跡をあらわす。
緑色の線は、左(取り舵)に舵を切った跡。
この場面の直前に巡視船みずきの船員が「こちらに来るぞ。(中国船に対して)お~い、止まれ」と叫んでいる。
衝突する前の映像では、タバコを吹かしていた上半身裸の人が、操縦席に入った途端、舵がきられた。
この人が操縦していたかどうかは不明(5番目の映像より)
6番目の映像だけ見ると、巡視船は、漁船の進路妨害のように見えるが、5番目の映像では、巡視船みずきは、並行して走行しているのが分かる。
巡視船みずきは、進路を妨害した訳ではない。
もし、進路を妨害しているなら、漁船のスクリューの跡は、赤い線のままで、衝突した映像になる。
並走しながら、警告音等で停船させとうとしているのが、分かる。
漁船は、明らかに左(取り舵)に舵を切って、衝突しようとしている。
素人でも、分かる。
何故、5番目と6番目の映像を掲載した理由が、分かった。
また、6番目の映像の雲を注意深く見てみると、ほとんど定位置から撮影しているのが分かる。
次は、6番目の映像で、左側のスクリューの跡は、巡視船みずき。
S字で残っている。
右側の黒煙の中に漁船がいる。
巡視船みずきは、漁船に画面の左側から近づき、衝突する前には、左(取り舵)に舵を切って、並走している。
タバコを吸っている人を撮影している時は、並走しているのがわかる。
漁船が舵を切って、衝突してきた後は、巡視船は船尾から黒煙を出し、全速力で避難していた。
衝突した後、巡視船の船尾からは、水しぶきを上げながらスピードを上げているのが分かる。
その後、右(面舵)に舵を切ったので、S字のスクリューの跡が残っている。
5番目の映像は、並走している巡視船と漁船と6番目の映像を撮影した巡視船はてるまの位置関係を撮影している。
巡視船みずきから見て、並走している巡視船。
並走している巡視船の航跡が左隅に写りこんでいて、右隅に中国漁船。
中国漁船の右側に巡視船はてるま(6番目の映像を撮影した巡視船)がいる。
この巡視船みずきの船室も一緒に写っている。
5番目と、6番目の映像があって、全体がわかる。
中々、賢い情報提供者(情報流出者)。
中国政府も、下手な言い訳では、日本国民を納得させることはできない。
「馬脚をあらわす」状況かな。
閑話休題:
情報漏れは、当局が統制がとれていない、統制がとられていないと言う、危機的状況と捉える必要がある。
ただし、情報管理を強化するだけでなく、この情報漏れを起こすベースとなっている中国への外交戦略(日本の外交をどうもって行くのか)を真剣に考える必要がある。
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