優先席でない場所に座っている時、目の前に立っている女性のお腹が、少し膨んでいる人を見つけることがある。
この時の判断が難しい。
明らかに妊婦の人には、直ぐに席を譲る。
そうかどうかわからない人の場合の対処に悩む。
妊婦だった時:明らかに妊婦の人、という状態でない人に、席を譲る態度を取ると言うことは、「私の下っ腹の膨らみを見ていたのね」と、勘ぐられかねない。
妊婦でなかった時:下っ腹がでているのを指摘したようで、相手にこんな失礼な対応はない。
そういう女性を見つけると、妊婦かどうか分かる目印を付けてほしいと、いつも思っていた。
そんな話を社内でしていたら、従来から、【マタニティー・マーク】や【妊婦さんの目印】があると教えて頂いた。
どんな物なのか分からないと、それも判断できない。
写真であるが、これを見ていただきたい。
この人は、妊婦かなと判断に迷ったら、バックのどこか付けてある、このバッジ、根付を探すこと。
それを見つけたら、直ぐに席を譲りましょう。
今迄、このマークの存在を知らなかった。
家内は、付けていたのかどうかも知らない。
鉄道会社は、このマークの認知度を上げるために、もっと宣伝する必要があると感じた。
でも、車内でこのマークを見たという記憶もない。
普及もしていないのかな。
妊婦と思われるのが、嫌なのかな。
結論:
・妊婦の人は、このマークを見やすい状態にして、積極的に付けよう。
・座っている人は、目の前に立っている女性のカバンを見て、このマークがあるかどうか、気をつけよう。
休題:
優先すべき人かどうかの判断は、傍目で分かる人と分からない人がいることに気づいた。
年寄り、怪我した人(松葉杖、杖を持っている人)、明らかな妊婦、青ざめている人は、分かる。
青ざめるまででないが、相当に、あるいは少し気分の悪い人、初期段階の妊婦は、傍目には、分からない。
傍目には、分からないので、気分が悪い人は、徹底的に気分が悪い雰囲気を作るか、言葉にして言おう。
先日、乗り物酔いになった子供が、突然、車内で戻した。
これは、直ぐに気分が悪いと分かった。
偶々、駅に着く手前だったので、駅に着いたら、親子は降車した。
戻すと跡片付けが大変なので、本人から「気分が悪い」と言って、座っている人から席を譲って貰おう。
(後片付けは、その親と他の乗客が処理していました。)
そう言う点では、年寄りの女性(おばさん)は、強引なくらいはっきりと言う。
「私、腰が痛いので、席を譲って頂けませんか?」と言って、席を確保しているおばさんがいた。
しかし、そう言っている場所は、普通席。
杖を持っていた訳でもなく、それは一寸、やりすぎかなとも思う。
少なくとも、優先席の場所に行って、「席を譲って頂きたい」と言って欲しかった。
まあ、腰が痛いならば、杖でついていない限り、傍目には、分からない。
しかし、傍目には分からない、気分が悪い人、向けのマークは、作ってはいけない。
悪用される危険が大きいと考えられる。
気分が悪いとハッキリという対応で良い。