昼間にこの店を探しても、分からない。
店先には大きな提灯があるが、その場所は、駐車場で、車が2台止まっているだけ。
昼間はこれで終わり。
ここに居酒屋があるとは思えない。
夜になると、その駐車場の先に、縄暖簾(なわのれん)があり、お客様が飲んでいる姿が見える。
おじさんの好きな立ち飲みのお店。
ビールは、ジョッキをセットして、お金を入れると、ジョッキを斜めに傾けて注いでくれる自動サーバー機が対応。
焼酎は、コップをセットして、100円を入れると注がれる自動サーバー。
焼酎の種類は、4種類で、4台の機械がある。
つまみ類は、カウンターにあって、現金で支払う。
焼き鳥も、生肉を串で売っていて、お店の一角にある炭火の囲炉裏で、自己責任・自己管理の下、自分で焼く。
私にとっては、久し振りの「ワンダーランド」だった。
この店のメニューの価格。
おでん:300円
しめ鯖:300円
ビール:400円
焼酎:100円
焼鳥1本:100円 等。
このシステムの欠点を発見。
支払いは、小銭ばかりで、全体の飲み代が分からなくなること。
逆に、この店を流行らせている仕組みかもしれない。
不思議な雰囲気のお店で、一寸、飲む時に行きたい店かも知れない。
場所は、茅場町駅から、門前仲町に向かい、最初の運河がある手前を右に折れ、少し南に下がったところ。
茅場町、立ち飲み屋で検索すれば、ヒットする。
お店の名前は、「ニューカヤバ」。
決して、お店の内装は、ニューではない。
閑話:
19時頃は、飲む場所がないくらい、混んでいた。
おじさんだけでなく、おじさんに連れて来られたのか、女性客も、若干名いた。
なんだかんだで、小一時間飲んでいた。
ワンダーランドだった。
調理は、昼間済ませているのか、店内には、カウンターのみ。
嘗ては看板娘だった人(一人)と、お姉さんが二人の3名で運営。
お客様は、40名弱。
コスト(少人数で対応、お酒は自動サーバー、お客様に焼鳥を焼かせる)を抑えた画期的なビジネス・モデル。
48年前にできていた。
このビジネス・モデル(立ち飲み屋)、今も健在なのが凄い。
(自動お酒サーバーは、48年前にはないが)