4月4日の日経新聞の社説:「レバ刺し禁止令」の愚かしさ。
日経新聞が、レバ刺し禁止で社説。
意外な感じ。
でも、この記者、よっぽどレバ刺しが好きなのだろうと感じさせて良かった。
(一部引用)
およそ食べ物から完全にリスクを取り除くのは難しい。魚の刺し身も生卵も、食べる、食べないは、突きつめれば個人の判断だ。食文化というものは、そうした微妙な均衡のもとに育まれてきた。
→ そのとおり。
そこに「お上」が乗り込んでメニューそのものをご法度にするとは、ほかの分野での過剰規制にも増して愚かしい対応と言わざるを得ない。へたをすれば「闇レバ刺し」がはびこることになる。
→ 闇レバ刺しがはびこると言い切るには、若干、論理の飛躍あり。
抵抗力の弱い子どもや高齢者には肉や魚の生食をさせない。ルールを守らない事業者は個々に処分する。禁止令の前に、やることがあろう。危険を見分ける消費者の自覚ももちろん大切である。
→ 子供、高齢者への提供で処分は、現実的でない。親が頼んで、子供や高齢者に食べさせた場合でも、事業者を処分するのか? その場合は、食べさせた親ではないの?
と、個々には、多少、どうかなと思うところもあるが、日経新聞の社説で、取り扱ったことが、偉い。
こういう意見を社説として、取り上げた記者と編集長に、敬意を払う。