カメラ大好きおばあちゃん

極々近場を一人気ままにウロウロし、目に留まった光景を投稿しています。

大阪あそ歩 (菅笠の里・深江)

2014年08月19日 | 写真
暗越(くらかりごえ)奈良街道と放出街道が交錯する深江は、古代から栄えて交易や物作りの舞台となりました。特に深江村の氏神で、鋳物御祖神社の別名もある深江稲荷神社は「深江菅笠ゆかりの地」として知られ江戸時代には街道の名物として「摂津名所図会」にも記載されました。現在でも伊勢神宮の式年遷宮などには深江の菅笠が調進されています。古き良き歴史街道の趣が色濃く残る、「心深江の菅小笠のまち」を歩いてみましょう。(あそ歩資料より)
2013年5月に歩きました。





深江界隈は、かつて低湿地帯であったことから、雨が続くと洪水などが起こって水に浸かりやすい地域でした。年貢や米や生活品を保管する倉の中でもさらに重要なものは、石を高く積み上げた倉の中に納めました。この石を高く積み上げた倉が並んでいる様子を段倉といい、古き良き深江村の風景を今に伝えてくれています。




深江郷土資料館




江戸時代伊勢参りの道中笠として深江の菅笠が名産となり、深江の地は菅笠を買い求める人々で賑わいました。現在では地元有志で結成された「深江菅田保存会」によって菅田が復元され良質な菅の収穫をめざしています。また伝統工芸の菅笠づくりの技術は「深江菅細工保存会」によって受け継がれています。