ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

群馬県感染症発生動向(週報)

2011-01-12 18:54:16 | 流行状況
群馬県感染症発生動向(週報)

 群馬県のインフルエンザは増加して、桐生、富岡、藤岡、東部地区から多くの報告がありました。

 水痘は桐生、藤岡、富岡、西部から多くの報告があまりした。

 感染性胃腸炎は桐生地区、富岡地区から多くの報告がありました。

 RSウイルスの報告は富岡、渋川、藤岡から、A群溶連菌咽頭炎は藤岡から、流行性角結膜炎は渋川、富岡から多くの報告がありました。

 インフルエンザが増え始めています。今更ですがワクチンをされていない方は接種を勧めます。

 桐生で水痘が多く発生しています。水痘で受診された方に予防接種について聞くと、「感染した方が良いと考えていた」と答える方がおり驚いています。しかも、他院の医師から「ワクチンは接種しない方が良い」と言われたと聞いて更に驚いています。日本小児科学会も日本医師会も水痘ワクチンを定期接種にするように署名活動までしています。このことから分かるように水痘の予防接種は推奨されます。「ワクチンは接種しない方が良い」と言う不勉強な医師がいることは大変残念です。
水痘の流行は予防摂取率が低いために起こっている悲劇です。友達が水痘となって、あわてて受診する方も多いです。接触後72時間以内であればワクチンの効果があることがあるのでワクチンを接種します。しかし、できれば1歳を過ぎた時点で早めにワクチンを接種しておくことをお勧めします(ワクチンを接種していても水痘は2割程度の方で感染することが有ります。しかし、水痘による死亡や重度の後遺症など重症化はほぼ完全に防ぐことができます)。


ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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