ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

乳児、幼児など子どもがいると冷房をつけてはいけない? 群馬県、猛暑日

2009-07-14 09:13:34 | 新聞記事など
乳児、幼児など子どもがいると冷房をつけてはいけない? 群馬県、猛暑日

昨日は群馬県も猛暑日になったそうです。記事はこちら(<猛暑日>尾鷲で38.0度…今夏全国一 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090713-00000083-mai-soci)

 昨日の全国の最高気温は、三重県尾鷲市で38.0度を観測▽群馬県伊勢崎市(37.2度)▽前橋市(36.5度)となったそうです。

診療をしていると「乳児、幼児など子どもがいるとクーラーをつけて良いのですか?」 ときかれることがあります。もしくは、「風邪をひいているときに冷房をつけて良いですか?」「夜もクーラーつけて良いですか?」と質問されます。私は冷房を使用して下さいと答えています。

 35度を超えるような環境で冷房を使用しなければ熱中症になります。風邪をひいて熱がある子供を暑いところで看病することが良いとは思いません。電気代はかさむかも知れませんがエアコンを使用する必要があります。

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日本脳炎ワクチンについて、桐生市の全種対象の拡大

2009-07-13 15:38:01 | 予防接種(ワクチン)
日本脳炎ワクチンについて、桐生市の全種対象の拡大

 今月7月3日に桐生市の日本脳炎予防接種の接種可能期間が短い話を書きました。

 このブログを書いているのは、ひきた小児科クリニックの副院長です。しかし、この件では院長があちこちに電話をして、法律の定める期間で接種しても公費(無料)となることを働きかけてくれました。

 このおかげで、桐生市長のお名前で予防接種実施要領の訂正として、法律通りの期間で接種できると連絡を得ました。

 すなわち今までは

桐生市は接種対象者として36か月~90か月未満、小学校4年生

でしたが、桐生市も今後

国の定める接種期間6か月~90か月未満、9歳~13歳未満

となりました。実際問題として3歳未満に接種することはないと思いますが、2期が小学校四年生と1年だけだったのが9歳から13歳未満と長くなったのはよいことだと思います。もちろん、2期は旧型ワクチンしか接種できませんので接種する方は多くないかもしれません。しかし、可能性が狭められているより可能性は広い方が良いと思います。

 過去には群馬県では以前は市を越えて予防接種接種することが出来ませんでした。例えば高崎市の人は桐生市で接種できなかったのです。当時群馬県医師会の理事であった当院の院長が活動して、群馬県どこでも接種できるようにした経緯があります。今回の件も院長に任せていて変更できて良かったです。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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チャイルドシート未着用で致死率は6.6倍に

2009-07-12 16:00:31 | 新聞記事など
チャイルドシート未着用で致死率は6.6倍に

コメントでチャイルドシートについて話題に上がりました。最近の記事を調べてみました。
「チャイルドシート未着用で致死率は6.6倍にhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090612-00000164-scn-bus_all」

 記事によると「チャイルドシートを着用しなかった場合の致死率は着用時の約6.6倍になっていることが警察庁交通局などの調べで分かった。」そうです。

さらに「チャイルドシート、正しい取付けは36.6%…JAF http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090610-00000050-rps-ind」

だそうです。
「日本自動車連盟(JAF)は、警察庁と合同で自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象にした「チャイルドシートの使用状況」と「チャイルドシートの取付け状況」の調査を全国で実施し、その結果は、チャイルドシートの使用率は54.8%」とのことでした。
「取り付け状況の調査は、正しくチャイルドシートが装着されていたのは36.6%にとどまる。」とのことです。

 チャイルドシートをするのは親の責任です。自分で事故を起こさなくても、居眠り運転の車がぶつかってくることがあります。ぶつけられて、チャイルドシートをしていれば助かるのに、していなくて死亡すれば親の責任と言うことにもなります。子供を車に乗せるときはチャイルドシートは使用しましょう。

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新型インフルエンザ ワクチン輸入へ 厚労相表明

2009-07-11 16:58:48 | 新聞記事など
<新型インフル>ワクチン輸入へ 厚労相表明

 新型インフルエンザに関しては、なにかと話題になっています。

 厚生労働相は新型インフルエンザに備えてワクチン1500万~2000万人分を輸入することを考えているそうです。(記事はこちらhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000137-mai-soci)

 新型インフルエンザワクチンが足りなくなるだろうという報道があり、不安もあったため朗報ではあります。しかし、日本で作ることができないのに、海外から買うことができるという、貧弱な日本のワクチン供給体制は残念に思います。さらに、本当に海外で作成したワクチンが輸入できるのかどうかも不安です。日本以外も供給が十分で余剰があるのかという疑問もあります。もちろん、ある程度、供給に目処が立ったために報道したのだと思います。数年前のようにワクチンが足りなくなるようなことがないことを願います。


ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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小学生 半数が「時間を無駄に使っている」

2009-07-10 21:21:41 | 新聞記事など
小学生 半数が「時間を無駄に使っている」

 先の記事に関連するかも知れませんが、「お疲れぎみ小学生 半数が「時間を無駄に使っている」 一人で過ごす時間長いと自己評価低い」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090710-00000029-maiall-soci)という記事がありました。

 記事によると「「時間を無駄に使っている」と感じている小学生は半数近いことがベネッセの調査で分かった。」そうです。
 「「放課後の時間を無駄に使っている」と感じているのは小学生47%、中学生64%、高校生69%」だそうです。

さらに記事では「

 一日の生活時間を見ると、時間の使い方の

自己評価が0~40点と低い子どもの「テレビやDVDを見る時間」は「120分」、
自己評価が70点~100点の子供たちの「テレビやDVDを見る時間」は「103分」

 と、自己評価が低い子供の方がテレビを見る時間は長いようです。


 そして、普段の生活で「いらいらする」と回答したのは、

自己評価が高い子供で50%いたが、
自己評価が低い子どもは69%とはね上がった。


そうです。

 こんなデーターを見ると確かにテレビやDVDは悪いのかも知れません。

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メディア漬けのこども達

2009-07-10 21:11:02 | 新聞記事など
メディア漬けのこども達

 昨日に続いて、日本医師会雑誌の記事ですが、「メディア漬けが子供の育ち・親子関係を蝕む」という恐ろしいタイトルの記事があります。
 まあ、実際にメディア漬けが子供に悪いのは、その通りだなと思いますが、最近の子供の悪い点を全てメディアに結びつけるのは本当に正しいかどうか判断は難しいと思います。

 例えば、こどもの体力、運動能力は日本では低下し続けています。確かにテレビ、ビデオ、ゲーム、パソコン、ケータイを使っている時間は体を動かしませんから、体力は落ちるでしょう。
 そして、勉強する時間も減りますから学力が低下するのは理解できる気がします。
 それでも、視力低下や自律神経の不調、コミュニケーション能力の低下は可能性はあると思いますが、本当に結びつくかというとこれから証明して行かなくてはならないなと思います。
 確かに、あかちゃんの脳神経回路が形成される大切な時期に、授乳しながらテレビやケータイでメールしていたら、赤ちゃんとのアイコンタクトが行われなくて、赤ちゃんは赤ちゃんでテレビからの光刺激にさらされて、良くないことのように思います。平面の画面を見ていると立体視の能力がなくなる、テレビと会話することはないのでコミュニケーション能力が育たない、ありそうな話しです。
 記事には、人体実験ニッポンとありますが、確かに日本では今、テレビ漬けで人が育つか人体実験をしているのかもしれません。人体実験の結果、テレビ漬けで大丈夫となれば、それはそれで良いですが、テレビ漬けでは人がきちんと育たないということになったら、そのとき世の中はどうなっているのか不安です。
 もちろん、日本小児科学会でも、子供にテレビを見せないように活動しています。このため、ひきた小児科クリニックの待合室にはテレビがありません。

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予防接種について日本医師会雑誌の記事

2009-07-09 23:04:54 | 予防接種(ワクチン)
予防接種について日本医師会雑誌の記事

 日本医師会雑誌の7月号が届きました。

 予防接種について、ブログにいろいろ書いていましたがタイムリーな特集が組まれていました。特集のタイトルは

「世界標準にはるかに及ばない
 わが国の予防接種体制」

 というものでした。633ページから719ページまでワクチンに関する最新の知見が書かれていました。最新と言っても私は大部分を他の雑誌で読んでいましたが一部の最新情報は読んで知識を新しくしました。

 診療所を開院して予防接種をしている限りは医師会に入会しているはずなので、雑誌は届いていると思いますが、残念ながら読まない先生が多いのだろうなと思います。

 小児領域で予防接種は医師会雑誌に特集されるくらい、まさに重要課題なのです。

 巻頭のに寄稿している東京大学小児科教授の五十嵐先生も「健康維持にとって予防接種は清潔な水を確保することの次に重要な手段」と書いています。

 こども達の将来のため予防接種の摂取率を上げられるように努力したいと思います。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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群馬県の感染症発生動向

2009-07-08 17:34:04 | 流行状況
群馬県の感染症発生動向

 桐生地区でA群溶連菌が多く検出されています。

 群馬県の水痘(みずぼうそう)の患者数が若干増加して、富岡、西部地区で多くの患者報告がありました。

 診療していると水痘の患者さんもいるのですが、まだ多くはありません。罹患されていないお子さんは早めに予防接種することをお勧めします。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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予防接種に関してだれも教えてくれない?

2009-07-07 21:00:24 | 予防接種(ワクチン)
予防接種に関してだれも教えてくれない?

 予防接種に関して保健師さんなどから十分な情報が得られないとのコメントがありました。すこし思うところを書いてみます。

 市の乳児健診の保健師さんは優秀な人もいると思います。しかし、基本的にはお役人なので決まったことしかできないひともいるのだと思います。これは仕事がら仕方ないと思います。今回の日本脳炎に関しても議論しましたが、こども達の権利が侵害されていても、決まりであれば当然と考えているようです。

 私は医師国家試験に合格した医師で、専門医試験に合格した日本小児科学会認定の小児科専門医です。小児の健康のために尽力するのが義務だと思っていますから、こども達にとって最善の提案をしていきたいと思っています。これは、病気に関しても予防接種に関しても全般に最善のことをしたいと常に考えています。

 医療は進歩しているため数年後には違う最善の選択があるかも知れませんが、常に勉強をして最新の知識を得たいと考えています。

 簡単な例では、日本ではBCGをツベルクリン反応しないで6か月未満(できれは3か月以上)で接種となりました。これは日本が結核中まん延国だからです。高まん延国であれば感染する可能性が高いため生後すぐに接種します。逆に低まん延国であれば、6か月より遅い時期に接種したり、接種そのものがされません。流行の状況を見ながら変わっていくのです。

医師が乳児健診以外での予防接種の案内のできるチャンスとして、他のワクチンを接種する時があげられます。

診察をして母子手帳を見ていると、3歳になって毎年、インフルエンザワクチンは接種しているのに、おたふくワクチンを接種していない方がおります。私にしてみれば、インフルエンザワクチンをするくらいであれば、おたふくワクチンの方が重要ではないかと考えて説明します。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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ひきた小児科クリニックの混雑状況

2009-07-06 13:28:46 | 医師不在日(スケジュール)
ひきた小児科クリニックの混雑状況

 ひきた小児科クリニックの診療時間は午前9:00-12:30が一般診療。午後14:00-15:00が予約制の外来、そして15:00-18:30が一般診療です。
 一般診療時間で患者さんが集中する時間と、空いている時間の差があるため傾向を調べてみました。下記のような状況になりました。ご家族にとって受診しやすい時間があると思います。しかし、空いている時間に受診可能な方には参考になるかも知れません。

月曜日 午前 9:00-9:30 空いてる 9:30-10:00 混雑 10:00-12:30 空いてる
午後 15:00-16:00 空いてる 16:00-17:30 少し混雑 17:30-18:30 空いてる
火曜日 午前 9:00-9:30 空いてる 9:30-10:30 少し混雑 10:30-12:30 空いてる
午後 15:00-16:00 空いてる 16:00-17:30 少し混雑 17:30-18:30 空いてる
水曜日 午前 9:00-9:30 空いてる 9:30-10:30 少し混雑 10:30-12:30 空いてる 
午後 15:00-18:30空いてる
木曜日 午前 空いてる 
午後 15:00-16:30空いてる 16:30-18:30 混雑
金曜日 午前 9:00-10:00 少し混雑 10:00-12:30 空いてる 
午後 15:00-18:00 空いてる 18:00-18:30混雑
土曜日 午前 9:00-9:30 空いてる 9:30-10:00 混雑 10:00-12:30 空いてる


木曜日の午後に副院長が不在にすることがあるためか、副院長がいる日でも空いています。もちろん、この情報を基に空いている時間に来る患者さんが増えれば、状況は変わるかも知れません。
患者さんの人数と関係なく、重症な患者さんや初診で受診までに複雑な経過で病歴が長い患者さんなどは時間のかかることもあります。
混雑時にはお待たせすることもあるかと思います。しかし、なるべく早く診察できるように職員一同で努力いたします。

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群馬は予防接種嫌いな人が多い?

2009-07-06 13:24:33 | 予防接種(ワクチン)
群馬は予防接種嫌いな人が多い?

コメントに「群馬は予防接種嫌いな方が多いんですか?」と質問を頂きました。
 私も桐生高校卒業で大学から東京に出て診療も主に東京と埼玉でしていました。その経験からすると残念ながら群馬は予防接種嫌いな方が多いように思います。

例えば水痘ワクチンに関して言えば2006年の接種率が群馬県は20%未満です。全国平均が35.7%ですから、群馬は相当低いです。関東地方で全国平均以下の県は群馬県だけです。となりの埼玉でも45%以上で、東京は50%を超えています。
少なくとも前橋市が全国に先駆けてインフルエンザワクチン接種中止したのは歴史的事実です。まあ、この件に関しては当時の状況があったのだと思います。

 多くのお母様に質問されますが、ワクチンは接種しない方が良いと言う方が多くいるそうです。それぞれの考え方とは言え私は驚いています。

 日本脳炎に関しては誤解の無いように加筆すれば、私も無理に3歳未満に日本脳炎を接種しようと思いません。国の定める接種期間6か月~90か月未満とありますが、三歳以上でよいと思います。しかし、9歳~13歳未満に関しては、桐生は小学校4年生と期間を一年に限定しており、期間が短くて接種できる機会が少なくなるように思います。
このように、接種できる可能性を狭められているのは良くないと思います。変えられるものであれば働きかけて通常通りの期間に接種できるように変えていきたいと思っています。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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ワクチンの嫌いな群馬県?

2009-07-05 08:24:02 | 予防接種(ワクチン)
ワクチンの嫌いな群馬県、そして前橋?

 診療していて母子手帳を見せて頂くと三種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日咳)の初回を3回でなく2回で終わらせている方がおります。単に、3回目の時に風邪をひいてしまって、そのまま忘れたという方もおりますが、接種している3回目を接種しない方が良いといわれたという方がおります。

 基本的に三種混合ワクチンの1期初回を本来の3回でなく、2回接種して1年後に追加接種を受けておけば1期3回と追加接種と同等の血清抗体価を獲得できます。おそらく、3回目をしない方が良いという意見は、この血清抗体価のことを持ってして2回でよいと言っているのだと思います。しかし、本当にそれで良いなら全国的に少ない回数になっているはずです。

 しかし、ジフテリアでは年齢が上がるほど接種回数の少ない者ほど抗体のレベルが低下して、破傷風では1期2回では抗体産生は不十分と報告されています。百日咳に関しても10歳以降で血清抗体価が上昇して、この年齢で百日咳感染を受けていると考えられています。
 つまり、短期的には免疫を獲得できても長期的には防御レベルが低下する可能性があるため、1期初回は3回接種して、きちんと追加接種しておくことが重要です。

 群馬県の一部の医師は本当にワクチン嫌いのだろうなと感じます。


ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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ホントにおかしな群馬県の予防接種

2009-07-04 12:40:39 | 予防接種(ワクチン)
ホントにおかしな群馬県の予防接種

 今回桐生以外の予防接種について調べたところ興味深いことが分かりました。
 桐生以外の市ですが、予防接種の案内のホームページにワクチンのモデルケースが記載してあり、三種混合ワクチンの接種期間が「6か月~」となっています。
 桐生市のホームページには書いてありませんが、どうも、3か月健診の説明ではBCGとポリオを強調している様子で、三種混合ワクチンを遅くて良いと思っているお母様方が多くおります。
 しかし、実際は、三種混合ワクチンには百日咳ワクチンが含まれており、乳児が百日咳に感染すると重症化しやすくて死亡することもあります。これを防ぐためには生後3か月になったら、できるだけ早期に三種混合ワクチンを接種すべきです。

 ちなみに、アメリカでは生後2か月になったら接種するように推奨されています。

 桐生で診療を始めて1年も経っていませんが、百日咳の方は何人も診断しました。しかし、結核の方は見たことがありませんし、もちろんポリオもありません。BCGもポリオも重要ですが、三種混合をないがしろにする理由が分かりません。

ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、インフルエンザワクチン、他などの予防接種ができます。

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ワクチンの嫌いな県、群馬県、予防接種の嫌いな市、桐生市!?

2009-07-03 20:59:39 | 予防接種(ワクチン)

(注: この件に関しては7月13日に追加記事を書きました。そちらもご覧下さい(7/13))


ワクチンの嫌いな県、群馬県、予防接種の嫌いな市、桐生市!?

 新型の日本脳炎ワクチンが発売開始され接種を開始しております。ただし、供給量が少なく積極的な勧奨はできていません。

 桐生市のホームページの個別予防接種のご案内をみると、日本脳炎の項目に「日本脳炎(中止)」と書かれています。中止と書いていることに驚きます。もちろん、接種することは出来ますし、公費負担で本人負担はありません。

さらに、桐生市は接種対象者として36か月~90か月未満、小学校4年生とあります。

 これは、国の定める接種期間6か月~90か月未満、9歳~13歳未満に比較して短くなっています。ちなみに6か月~90か月未満が一期で、9歳~13歳未満は2期です。

 ちなみに、みどり市は6か月~90か月未満、小学校4年生(9歳から10歳)とあります。これも2期が短いです。

 前橋市は満3歳~7歳6か月、満9歳から13歳未満とあります。これは1期が短いです。

 いずれにしろ、桐生市が接種できる期間が一番短くなっています。ちなみに、東京や埼玉の一部を調べたところ国の定めた期間で接種できます。

 桐生をはじめとして、群馬県で(公費で)予防接種できる期間が短いのはとても不思議です。しかし、恐らく予防接種が嫌いな県なのだと思います。私は群馬県の桐生出身です。しかし、大学卒業後の多くの時間を東京で診療していた私にとっては、桐生市のこども達の予防接種の機会が狭められていることは驚いています。相当残念で変えて行かなくてはならないと思っています。

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新型ワクチンの生産、当初試算より少なく

2009-07-03 20:30:46 | 新聞記事など
新型ワクチンの生産、当初試算より少なく

 新型インフルエンザに対するワクチンの生産量が当初の予定より少なくなるとのことです(記事はこちら、新型ワクチンの生産、当初試算より少なく http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090703-00000003-cbn-soci)

 厚生労働省は生産量を1400万-1700万本とする新たな試算を示したそうです。もともと、2500万本が生産可能とする試算を示していたのに、だいぶ減ってしまっています。
 スケジュールについては、10月の接種開始は変わらないそうですが、接種の優先順位については、厚労省の担当者が、「専門家の意見としては、慢性疾患のある方や妊婦など、リスクの高い人を優先する考えが多い」と述べておりましたが、方針の変更など影響を受けることは必至だそうです。

 日本の貧弱な予防接種行政のツケが回ってきた感があり、残念です。

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