ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

群馬県感染症発生動向(週報)

2012-12-05 10:24:04 | 流行状況
群馬県感染症発生動向(週報)

 感染性胃腸炎が桐生地区、富岡地区、藤岡地区、渋川地区、館林地区、伊勢崎地区、高崎市から多く報告されています。

 流行性耳下腺炎(おたふく)は藤岡地区、吾妻地区から、水痘が富岡地区、藤岡地区、安中地区から、インフルエンザが藤岡地区、伊勢崎地区、東部地区、吾妻地区から、RSウイルス感染症は渋川地区、藤岡地区から多く報告されています。

 県内で流行性耳下腺炎(おたふく)、水痘(みずぼうそう)の報告が多くあります。この病気は予防接種により防ぐことのできる病気です。日本小児科学会の推奨に従って1歳を過ぎたらなるべく早く両方のワクチンを接種しましょう。さらに、日本小児科学会では水痘接種に関しては一回目の接種から3か月以上経過してれば2回目を、流行性耳下腺炎は5歳を過ぎたら2回目を接種することを推奨しています。
 群馬県内では流行性耳下腺炎や水痘に感染してしまった方が良いという間違った考えが普及しています(日本小児科学会はもちろん、世界保健機関(WHO)も予防接種を推奨しています)。群馬県では実際に1歳ではなく、年長になって罹患しなかったらワクチンを接種した方が良いという間違ったことを説明している医療機関もあります。これは明らかに間違いですから、惑わされずに日本小児科学会の推奨に従って早めに接種するようにしましょう。

(感染症発生動向の地区分けで、みどり市の感染症発生数は桐生地区に含まれています)
ひきた小児科クリニックでは、三種混合ワクチン、四種混合ワクチン、BCGワクチン、ヒブワクチン(アクトヒブ)、肺炎球菌ワクチン(プレベナー)、子宮頚癌ワクチン(サーバリックス)、BCGワクチン、麻疹・風疹ワクチン、おたふくワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチン、B型肝炎ワクチン、不活化ポリオワクチン、インフルエンザワクチン、ロタウイルスワクチン(ロタリックス・ロタテック)他などの予防接種を行っています。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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