ひきた小児科クリニック(群馬県桐生市 疋田小児科医院)

小児科専門医が群馬県桐生市やみどり市で流行している病気や,予防接種,アレルギーなどこどもの健康に関する情報を提供します.

気づいたら「口呼吸」になっている人は要注意!

2009-05-28 07:32:31 | 新聞記事など
気づいたら「口呼吸」になっている人は要注意!

「気づいたら「口呼吸」になっている人は要注意!」 という記事がありました(http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090527-00000301-president-bus_all)

 もちろん、口呼吸は鼻づまりによって起こるわけですが、記事には「花粉症や風邪のせいで鼻詰まり → 鼻呼吸しづらい → 息苦しい → 口呼吸にシフト」となってしまうそうです。これによって、口呼吸が年中常態化している人も少なくなく、ビジネスマンにも悪影響を与えているらしい。」とあります。

 記事自体は、大人の話なのですがこどもでもアレルギー性鼻炎で口呼吸になっている人が多くおります。そして、桐生では殆ど未治療のようです。私がカゼで受診している人のなかから見つけて治療をしているくらいのような気がします。そして、治療に良く反応して、こんなに鼻が良くなるんですねと言われることがあります。
 こどものアレルギー性鼻炎の主な症状である鼻水の多くは小児科に受診しても「かぜ」と言われたり、お母さんがアレルギー性鼻炎ではと思って他の小児科や耳鼻科を受診すると「こどもにアレルギー性鼻炎はない」と言われたと言う方が多くて、診断されていません。

 記事によると「鼻呼吸の主な役割は、吸う空気を温め、適度な湿度を与えること、また“ゴミフィルター”機能で細菌やウイルスをブロックし、肺などを守ること。一方、口呼吸ではウイルスが除去されていない冷たく乾燥した空気が喉にダイレクトに入ってくる。その結果、免疫力が低下し、疲労感が高まる。様々な病気も引き起こしてしまう」「睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつも口呼吸といわれる。鼻呼吸なら気道を確保できても、口呼吸は口をぽかんと開けているため、口の周りの筋肉が弛緩し、舌が気道を塞いでしまうのだ。悪くすると心臓に負担をかけ高血圧や突然死をも誘発しかねないというから、聞き捨てならない。さらには、舌の粘膜の乾燥による味覚障害、鼻の機能低下による嗅覚障害の可能性も示唆されている。」「鼻呼吸は「息を整え、心を落ち着かせ、(仕事やテストの)パフォーマンスを向上させる」と。業績アップのためには鼻呼吸あるのみ!?」とのことが書かれています。

 こどもでも、きちんと治療したほうが良いのは明白です。こどものアレルギー性鼻炎の治療は小児科専門医のいるひきた小児科クリニックで受けられます。

ひきた小児科クリニック (群馬県桐生市 疋田小児科医院)
http://www014.upp.so-net.ne.jp/hikita/

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