緑の街の水先案内人

都城市で緑の街の水先案内人として移る日々を写真と日記で綴ります。

本日の市議会傍聴で感じたもの

2011年06月22日 18時28分26秒 | 都城市政
6月22日(水)

 明け方に鳴く鳥はホトトギスか! 遠くの方角から聴こえてきて、やがて夢うつつながらもハッキリと耳にする鳴き声。深山で聴いた事のある鳥の声トトトット、トー、中学生時代に覚えました聴きなしは、「天辺欠けたか特許許可局・テッペンカケタカトッキョキョカキョク」、鳴き声を聴かれますと一度は耳にした事がある方が大半でしょう。記憶違いでなければ、ホトトギスには託卵と言う不思議な習性があります。つまり、雌鳥は生んだ卵を自分の巣で抱卵する事はなくて、こっそりと、ウグイス等の巣に離れたスキに卵を産み落として、ウグイスに温めて貰い孵化して子育てまで託します。成長したホトトギスはウグイスよりも大きく巣立っていきます。自然界のホトトギスはどこか横着者の風情がありますが、鳴き声は何となく特徴があり、小説題名にも登場して物語性を帯びております。


そろそろ田植えも先が見えてきた都城盆地の水田

こうして梅雨明けが近づき夏の装いが始まる頃には、野鳥の世界もさまざまな変化を繰り広げて行くもので、ようやく、野鳥の四季が整理整頓されて、頭の片隅に納められて行きます。都城盆地も戦後このかた環境汚染が繰り広げられて来ましたが、都市施設下水道など整いつつあり、どうにか野鳥が身近な河川や緑地帯に帰ってきて、そんなに時間は経てない感じがします。野鳥は環境測定のバロメーター、野鳥も生息しない地域には人間も住めません。


稲作の転作に路地野菜は筆頭カブ

さて、本日も午後から都城市議会傍聴へ出向きました。拝聴しました議員諸賢は時間順で西ノ村清氏、杉村義秀氏、永田照明氏と続きます。旧高崎町在住西ノ村清氏と旧高崎町在住永田照明氏の一般質問が旧四町と都城市との合併後六年目の現状を浮き彫りにしております。西ノ村氏は「国民健康保険事業」と「総合支所のあり方」からと、永田照明氏は「地域自治区の方向性」と「合併特例債事業」について、両者ともベテラン議員だけに地元の実情を良く掌握されております。質問内容に無駄がありません。

http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/mpsdata/web/345/isitumon23_6.pdf


やはり、六月になっても留鳥でいるカルガモは家禽の過去がありそう

両者の一般質問から見えてきますものは、市町村合併とは地域社会に何をもたらすか?市町村合併についての注意事項、過疎化が静かに進行する旧四町集落へ対する行政の役割、都城市から見た旧四町公民館役割の掌握、合併特例事業の公表、合併特例債の使い方、等々です。市町村合併が持つプラスとマイナス要因を、対等合併と言う曖昧模糊とした表現が先行して、充分に解明されなかった事が議会で露わになっております。町づくり協議会でしたっけ?と言う名の現状把握のすれ違い。


ひな鳥が成鳥になるに連れて親鳥と距離が出てきます

合併後六年目に入り、旧四町住民には今さら後戻りも出来ず、また余力も無い現状では解決策とは何であるのでしょう? 一般質問を拝聴して感じた事を述べますと、グローバルな世界が広がる中で国情と時代と地域社会の特徴を背景に政策を諮ることが求められていると見ます。何とも曖昧模糊とした表現でもありますが。話を変えますと、最近の選挙、県知事選と県議選は都城市は県下で最下位投票率をマークしております。これはある意味で都城市に元気が無い証しでもあります。都城市政の現状が市民が思う以上に悪化していなければ良いがと願う本日の市議会傍聴です。


バンの風情はどことなく沖縄ヤンバルクイナに近いものがあります

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