
20数名の参加者の方々、大半は年季の入った登山経験者さん達です。熟年のアウトドア熱は盛り上がる一方のようですな。ワタクシのような初心者レベルの方もそれなりに参加しているようなので一安心。県道58・象潟矢島線の通行止め箇所からトレッキング開始。トレッキングブーツにスパッツを付けて、スノーシューを履いて出発です。
歩く前から言われておりましたが・・・厚着は禁物なのですな。歩き始めて10分もしないうちに、猛烈にカラダが暑くなってきます。マイナス1~2度程度の気温ですが、防寒着の下には薄手のアンダーウェア+1枚くらいで十分。但し休憩の際は極端に寒くなるので、重ね着用のウェアを数枚持っていくという按配です。
獅子ケ鼻湿原から中島台周辺・約10kmのルートを5時間ほど掛けて歩きます。
こんな格好で出発。

標高が上がってくると、ブナの樹林帯に。このキズは何とクマのツメ跡なんだそうです。山の学校代表の先生が、詳しくガイドして下さるので非常に楽しいのですな。

サラサラの深雪でも、スノーシューがあればどんどん進めます。これが何とも言えず楽しいのでした。

いよいよ獅子ケ鼻湿原に。深い森の只中ですが、雪の季節はとても歩き易いのでした。

緑色の物体が鳥海マリモ、というらしいです。伏流水が所々で沼になっています。

ランチタイムは、お湯を沸かしてカップ麺とコーヒーです。マイナス2~3度くらいの中では、ガスボンベが気化しないので火力が上がりません。こういう事を知らないで雪山に入ると・・・大変な事になるのですな。敷物などの上でガスを使わないといけないのです。

獅子ケ鼻湿原最大のブナの木、あがりこ大王。樹齢ウン百年だそうです。長い月日を経て、とんでもない格好になっております。

こちらも、ブナの木にブナが巻きつく、の図。

3時過ぎに無事終了。温泉に入って、秋田に帰ってくるのでした。久しぶりに、非常にディープな大自然を満喫させていただきました。鳥海山麓の自然の美しさに感動の一言です。今回は特に、アウトドアのプロの方々の案内のお陰でs安心してトレッキングを楽しめたのでした。深いブナの森に入ってしまえば、雪と木々の景色で方向やルートなどはさっぱり分かりません、ユメユメ一人で行こうなどとは思わない事です。また次回も、是非参加させて頂きたいと思いました。