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みんなの幼稚園

ひぶな幼稚園での子どもたちの様子
モンテッソーリ教育について紹介いたします。

詩人

2009年02月24日 | 日常風景
昨日は、道路状況が悪く、バスに遅れが出て大変ご迷惑をおかけしました。
ミニバス2台もフル稼働でした。

そんなことは関係なく、子ども達は大喜びで雪遊びをしていましたよ。
やっぱり冬は雪遊びに限りますね♪


先日息子と幼稚園裏の空き地で、誰にも踏まれていない雪に大の字になって空を見上げました。
雲1つ無い空。
「そらってどうしてあおいの?」
「どこまであおいの?」
「どうして?どうして?」
2,3歳児特有のどうして攻撃。

だんだん冷たくなっていくお尻を気にしながら、最後までその攻撃に付き会いました。
最後に
「そらって、ふかいんだね」(深い)

何だか、私はその言葉がみょうに気に入った。

大人なら普通、「高い」「遠い」などと表現するかもしれません。

時に、子どもの表現力には驚かされます。
例えば、芋掘りで次々と掘り出されるイモと畑をみて、「この畑、宝箱みたい!」だとか、木に積もった雪を見て、「雪のお花を咲かせてる」

この例に限らず、真新しい感性でこの世界に入ってくる子どもは、限りなく詩人に近い。
我々大人の見慣れた世界も、子どもにとっては新鮮で、その言葉はその子の感じた素直な表現なのでしょう。

この言葉の魅力は「絵本」の中でもよく見ることが出来ます。
我々大人が絵本を読んで、何だか懐かしかったり、心が落ち着いたりするのは、そういった自分が昔出会った感覚を懐かしんでいるかもしれませんね。