虫なのに、虫らしくない表情を持ち、虫かごを覗き込むと目があってドキッとする。
残忍で恐ろしいイメージがあるのに、結構愛嬌もある。
北海道ではおそらく見ることが出来ないカマキリが幼稚園にはいます。
それも3匹も。
これは近所のおじさんが卵から育ててくれたもの。
これが生きた虫しか食べてくれないのでなかなかの贅沢物。
(カブトムシだったらゼリーで良いのに・・・)
でもそれゆえに育てがいがあります。
カマキリで有名なのが「カマ」と「後尾後メスがオスを食べる」でしょうか。
「カマ」はよく見ると本当に鋭い物がついていて、捕らわれる虫はひとたまりもないでしょう・・・
「共食い」については特別な根拠はないらしく、自分より小さく動く物を襲う習性からそうなるらしいのですが、(カマキリはメスの方が大きい)本当はどうなのでしょう。
(用済みのオスはいらないという考えであればカマキリに生まれなくて良かった。。。)
ともあれ、最近はカブトムシやクワガタが人気ですが、幼稚園ではこの珍しいカマキリがとても人気です。 餌になるバッタや蝶を捕まえて来てくれる子もいます。
いつもは人気のバッタも今年はエサ・・・
残酷のなようにも思えますがこれが「食物連鎖」。
子ども達も子ども達なりにそれが理解できているようです。
幼稚園のカマキリは最終の脱皮を終え(羽が生えた状態が最終)ました。
本来はこれから交尾をして産卵ですが、同じケースに入れて共食いしたら悲しいのでそのままにしています。
カマキリの寿命は数ヶ月だそうで、カマキリを見られるのもあと少し。
噂では雪国のカマキリの卵は雪に埋もれないように毎年違う高さに産み付けられて、その年の降雪量を余地しているとか。
でもそうすると北海道にもカマキリはいる?
いや、たぶん新潟や長野などの本州でも雪の降る地域の話でしょうね。