偉大なプレーヤーに最後の花道を飾れず。

2014年09月24日 | ヤンキース



去年のリベラ、そしてヤンキース最大の功労者デレク・ジーターが今季で引退するがポストシーズンの進出がほぼ不可能になった。
ジーターに一番思い出になったプレーは?という質問に

「特にないが試合に勝った瞬間が一番の思い出だ」と語っていた。For the Teamに徹したキャプテンらしい言葉だった。

そのキャプテン最終年にポストシーズン進出不可能がとても残念である。
これからフェンウェイそしてヤンキースタジアムの最終試合でどれだけのセレモニーが行われたとしてもジーターにそして最後に共に戦った指揮官、選手にとってとても悔いが残る2014年シーズンだっただろう。

スポーツに怪我は付きものと言ってもあれだけ故障者やもはや30代後半ソリアーノ、ベルトランを獲得して投手の補強もなく黒田だけがローテを守った。
ピリッとしない中継ぎとロバートソンのクローザーがクローズ出来ない試合を何度も見てきた。

やはり大砲ばかり用意しても野球は機能しないものだ。
ヤンキースファンでなくともあれだけ敵地で歓迎されたジーターを1試合でも多く見たいと思う人もいるだろう。

2009年から5年もWSに出ていない。それだけ生易しい物ではないが、ここのところのMLBを見ていると顕著にスモールベースボールが浸透してきた。また2番バッター最強節や大胆なシフトを引くのもここ最近の話だ。

「スーパースターは苦しい姿を見せない、試合に出続ける」という重圧もあるが泥臭くても、勝たなければ意味がない。勝負の世界なのだから。
今季ポストシーズンに出るであろうチームでヤンキースに似ているのがドジャースだ。結局、お金で集めた高額年俸選手だがドジャースも後半は少し息切れ気味だ。それはカーショー以外の投手と中継ぎ、抑えの不在。ゴンザレスは良いがマッテングリー監督が一番推しているのは、打って走れる1番のゴードンだ。

巨人も打順の入替が凄い年だが「その選手を活かす定着した場所作り」にヤンキースも巨人も似ている。巨人はクライマックスに出られるがファンとしては当然の観も有る反面、正直橋本の成長以外は前年とそう対して変わらない。

変わらないを変える。それがヤンキースの急務だろう。毎年言われGMも頭を悩ます時期になるが、相当なテコ入れをしないとヤンキースは来季も凄味が感じられない。

デレク・ジーターという最高の選手がこれからもヤンキース魂を持ち続け後輩の活躍に期待しているはず。その為には若手育成は厳しい球団なので1年間しっかり戦え「自分の仕事をキッチリ出来る選手」を獲得し2015年「新生ヤンキース」として戦う姿を見届けたいと思う。


2014年はLAAvsLADのフリーウェイシリーズの戦いでエンジェルス優勢と見ている。

11月16日(日)松井秀喜とジーターが川崎市のジャイアンツ球場で東日本大震災のチャリティー野球イベントに来るらしい。
是非、忙しいだろうが日本を満喫して頂きたい。








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