思い出の一冊が押入から出てきた。
多摩川。
巨人が本当に汗と涙と笑いもあった聖地に久々に長嶋さんがやって来た。
OB戦があった時、江川、中畑、新浦、千葉茂さんも居たな。あれが最後だった記憶だ。
A面が巨人のグラウンドで今は中学生、高校生が主に練習に使用している。恵まれているよな。
あのサードベースを見るたび長嶋さんが「オイ、ノッカーまだまだ!!」
という声が聞こえてきそうだ。
思い切り汗をかいた後はすぐの土手下の「小池商店」でドリンク、おでん、ヤキソバが定番だ。
子供達はアイスクリーム。それだけでいい。
監督になって、桜が満開の時、長嶋さんは散歩を欠かさない。ジョギングやゲートボールをしている方にも
気さくに声をかける。
「密閉しているドームだからこうして空の下を歩くと気持ちいい」と言われていたことを思い出す。
天気のいい特に秋から冬にかけて一塁側後方には、富士山が見える。
伊豆の合宿、地獄の伊東キャンプも多摩川は何でも思い出の地なのだ。
高度経済成長期、汚い多摩川も今は澄んでいる。鯉、鮒が主流だがハゼや手長海老みたいなものが引っ掛かることもある。
自然に囲まれて、駅も近くなく多摩川駅から徒歩かバスか地元の方は自転車で行く。
そして決して1軍やスター選手以外にもこれからの明日を担う2軍選手にも長嶋さんは動くそして動く。
国民栄誉賞授与式、官邸食事会と慌ただしい日程をこなされたので
無理せず少しゆっくり休んで下さい。
太陽が似合う長嶋さんには最高の天気でサンサンと太陽も長嶋さんも輝いていました