久々に家族が天婦羅を食べたいと言った。
天婦羅を揚げるのが趣味な俺である。
具材として、海老、烏賊、椎茸、エノキ、ピーマン、ししとう、大葉、茄子であった。
まずは食材調達。やはり野菜が高い。「こんなの売っても全然儲けにならない」
とおじさんの悲鳴の中、野菜関係クリアー。
烏賊はなかなか新鮮だったが、海老がぐったりしていた。車海老では高いので
ぐったりしていない海老の調達に成功!!
さあ仕込み。野菜は茄子にうまく切れ目を入れないと爆発事故になるので慎重だった。
大概の野菜は簡単だがやはり海老は背綿処理後、お腹に切れ目をいれて間接を潰しながら伸ばして行く。これが真っ直ぐ綺麗に揚げるコツなのである。しかも小麦粉の固さも慎重だ。「真っ直ぐ
油の中で泳いでくれ!!」
と祈る気持ちだがプロは海老が油に入る前にどういう状態になるかお見通しに決まっているのだ。
いやー揚がった揚がった。
最後は天カス作っておしまいだが。
テーブルに座ったらとっても気持ち悪くなりお新香でお茶漬けサラサラだった。
やはり天婦羅は人に揚げてもらいたいといつも揚げ終えた時に実感する。