アウトサイダー・アート、またの名をアール・ブリュット・・・障害を持った作家の作品にとても心惹かれる。
そこには健常者の作家がものを創るときの功利心―手柄が欲しいという邪念―が一切感じ取れず、ただただ自分が表現したいものに対して愚直なまでに忠実だから。
その作品は恐ろしくもあり、興味深くもあって惹き込まれずにはいられない。
日曜日に世田谷美術館で鑑賞した、「大地の歌を描く人々~ベルギー・クレアムの画家たち」のなかで、とりわけ気に入ったのは、エスティル・アルベルティニの作品。
とにかく、スコーンと突き抜けて明るい。
全然「病」を感じさせない。
そこには軽さと明るさだけがある。
アウトサイダー・アートの作家にはびっしり、ぎっしりと息苦しくなるほど細密に描き込む人も多いのに、なぜかこの作家の絵にはスカスカで真っ白な空間が広がっている。
そこに色鮮やかなマーカーで描かれた箱や靴や鞄、香水瓶にドライヤーは、なんだかハッピーになる明るさ、楽しさ。
彼女の絵の前に立ったとき、金子みすずの「あかるいほうへ あかるいほうへ」という詩の一節が浮かんだ。
複製画があれば、家に飾りたいくらい好きだ。
そこには健常者の作家がものを創るときの功利心―手柄が欲しいという邪念―が一切感じ取れず、ただただ自分が表現したいものに対して愚直なまでに忠実だから。
その作品は恐ろしくもあり、興味深くもあって惹き込まれずにはいられない。
日曜日に世田谷美術館で鑑賞した、「大地の歌を描く人々~ベルギー・クレアムの画家たち」のなかで、とりわけ気に入ったのは、エスティル・アルベルティニの作品。
とにかく、スコーンと突き抜けて明るい。
全然「病」を感じさせない。
そこには軽さと明るさだけがある。
アウトサイダー・アートの作家にはびっしり、ぎっしりと息苦しくなるほど細密に描き込む人も多いのに、なぜかこの作家の絵にはスカスカで真っ白な空間が広がっている。
そこに色鮮やかなマーカーで描かれた箱や靴や鞄、香水瓶にドライヤーは、なんだかハッピーになる明るさ、楽しさ。
彼女の絵の前に立ったとき、金子みすずの「あかるいほうへ あかるいほうへ」という詩の一節が浮かんだ。
複製画があれば、家に飾りたいくらい好きだ。