キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

キネオラマとはシネマのこと 映画・本・音楽・お笑いネタ コメント・TBは承認制 コメント入力時の数字は半角でプリーズ

手塚治虫の火の鳥(2)

2004年08月26日 | 漫画
手塚治虫の「火の鳥」を読み終わる。

特に<鳳凰編><太陽編>は傑作だった。

シリーズを通して一番心に残ったキャラクター、それは我王。
不幸な星の下に生まれ、猜疑心や嫉妬から自分や他人を深く傷つけてしまう姿が哀しかった。

「火の鳥の登場人物でいったら自分は誰に近い?」とつれあいに尋ねたら、ためらいなく
「ん~、火の鳥かな?」

あんた凄すぎるよ、間髪入れずだもん(笑)。

ちなみに私は我王に近いと思います。
我王ほど酷い運命じゃないにしても。

江ノ島へ

2004年08月22日 | 休日
久々に江ノ島へ。
といっても今日は一切泳がなかった。
新装成った「新江ノ島水族館」を観る。
ここのウリは種々様々なクラゲ。

クラゲってなんとなくユーモラスなイメージがあるけど、実際に見ると
本当に繊細で幻想的。
優美とすら言っていいと思う。

手塚治虫の「火の鳥」

2004年08月13日 | 漫画
えー、実は手塚先生の「火の鳥」ちゃんと通して読んだことなかったんだよね。

というわけで、例の貸し本屋で「火の鳥」の<未来編>と<宇宙・生命編>を2冊借りてみました。
そのあまりのスケールのでかさにびっくり。
カート・ヴォネガット・Jrの「タイタンの妖女」を読んだときくらい、ズシッと読み応えがあったよ。

手塚治虫って人は一体何者だったんだろうね?
何かもう普通の人間のレヴェルは疾うに越えちゃってるっていうか(笑)。
仏教の世界では悟りを啓いた人を「菩薩」、その前段階にある人を「観音」というそうだけど・・・・。
手塚先生は観音どころか菩薩のレヴェルだよなー(笑)。

こんなすごい人が「国民栄誉賞」貰ってないなんて・・・・。
確かに、石原裕次郎や美空ひばりもすごいかもしれないけど、手塚治虫にやらんで誰にやるって、私なんかは思うな。